これまでのYahooブログが閉鎖されましたので、そのままHatenaブログに移行致しました。泉里農園ブログNo.30(9,28号)配信致します!(^-^)/!

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☀泉里農園ブログ🌻19.09.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行) No.30


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↑今月種まきの秋〜冬野菜(大根、小松菜、赤カブ)まもなく間引き期間になります。

富士宮農場)


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱

『秋の種まきシーズン、ピーク越え』

種まき期は、春、夏、秋までの3シーズンですが、(ビニールハウス栽培はこれにあてはまりません。なお、自然露地栽培では冬は温度が低く種を蒔いても発芽しません)

特に種まきの種類が多いのが、3〜5月の春、9〜11月の秋になります。9〜11月で一番多いのが9月で、秋まき作物全体のおよそ8割ほどになります。

大根、カブ、ブロッコリー、なばな、のらぼう菜、白菜、小松菜、ほうれん草、ケール、高菜、パクチー、ビーツ、春菊、玉ねぎ、山東菜ラディッシュ、キャベツなどなど。とにかく9月は種類が多いのです。(今年は秋〜冬レタスを蒔く余裕ができませんでした)

種を蒔くには、畑の準備が必要です。
カボチャ、スイカ、キュウリなど夏野菜の収穫が終わった畑に秋〜冬野菜の種まきをするのですが、近年の猛暑で、スイカ、カボチャ、キュウリ畑などは収穫が終わる前から雑草が勢いを増し、たちまち草ボーボーになります。

こんな状況ではもちろん種まきなどできませんから、秋の種まきはまず雑草刈りからスタートです。猛暑となるとこの作業はかなりきつくなりますので、なかなかはかどりません。

しかし、もたもたしていたら、秋の種まき期になってしまいますので、ここはがんばりどころです。しかしその暑さ、やはり限界です。

これをなんとかするには、どうすべきか?人力で限界となれば、文明の力を活用するしかないのでは?ということでやむなく、草刈り専用機を導入しました。

ガソリンで動くので温暖化に加担することになります。これもつらいです。温暖化に被害を受けつつ、その対策によってまた温暖化を進めているのですから、

太陽光発電で動く農業機械があればどんなにいいだろう!

つくづく思います。農業機械の開発者の皆さま、どうか温暖化に加担しない農業機械をできるだけ早く作ってください。お願いいたします❗

そして自動車メーカーの皆さま、ガソリン車をやめて、太陽光発電で動くEV軽トラもできるだけ早く開発いただきたいのです。猶予期間はそんなに長くないようです。

科学者はこのままだと期限は10年以内が限界とのことです。この間に完全なる対策を打たなければもう何をしても阻止できなくなる状況となるようです。

ただ暑いだけではありません。巨大台風、モーレツ豪雨、海面上昇など災害がどんどんひどくなる
とのことです。

温暖化を阻止して安全に暮らせる社会を築きませんか❓❗


そして車に乗る皆様、温暖化を阻止し、今の子供たちのために、EV車に乗るようにいたしましょう!
どうかよろしくお願いいたします❗



話が飛びましたが、この草刈り専用機のおかげで、短時間に草が刈られてしかも刈った草はこなごなに切られますので、
ほとんど刈った草の後始末は要らず、草刈り専用機で草刈りしたら、すぐに畑を耕すことができます。

この機械のおかげで猛暑でも種まき準備をすることができるようになって助かっております。(雨の日や雨の直後は使用できませんが、)

草刈り専用機のあと耕すと、こなごなの草が土にすきこまれることになりますので、雑草の栄養素、ミネラルなどが土に供給され、土はふかふかとなり、一石二鳥なのです。(ただ問題は、ガソリンで動くこと)


畑はまず、荒おこし(当園は一番耕とつけてます)といって、軽く荒く耕します。この一番耕で、雑草などがすきこまれ土の微生物(主に好気性菌)たちに分解されると土が活性化されますので、一定期間(10日以上)寝かせます。

寝かせ期間を過ぎたら、2番耕です。2番耕の時に土がふかふかになっていればオーケーです。

2番耕のあとは、(あるいは直前)必要によって元肥肥料を施し、3番耕にあたる仕上げの畝立て整形です。

これでやっと種まきができます。

春の種まき期は、数ヶ月の冬の間にこの準備作業ができますが、秋の種まき期は、夏野菜と雑草の片付けから始まり、しかも短期間で9月に間に合わせなければならないので、まさにシッチャカメッチャカなのです。

このシッチャカメッチャカの種まき期もピークを過ぎました。まもなく10月、10月以降は、蒔くことができる作物(まき旬といいます)が限定されてきますので、種まきのシッチャカメッチャカから解放されます。

やれやれ☺️!ですが、10月は収穫の秋となりますので、こんどは収穫作業が多くなります。(さつまいも、里芋、落花生、ショウガ、柿、オカボなど)

一年で一番収穫作物が多く、充実するのが、自然露地栽培では11月〜12月ですので、まだまだ収穫の秋のピークはこれからです。





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✦✦今、収穫してます!✦✦
収穫情報

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(2019.9.28現在)


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↑左から自然生え(昨年の堀損じ)の里芋、ネギ、ミニトマトです。

富士宮農場)



🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。

🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。

🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。なのでご注文に応じられないことがあります。



🌿《葉物野菜》
★ニラ

おろぬき若菜

エンサイ(まもなく終了)


🥔《根菜、イモ類》

★ニンニク



🌽《果菜、その他》

★カボチャ

★キュウリ

★ミディトマト、ミニトマト
(大雨が降ると破裂します)

★大豆


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》

ラディッシュ葉大根、小松菜、コカブ、ビーツ、山東菜パクチー、枝豆、落花生、ショウガ、さつまいも、里芋、富有柿、次郎柿、渋柿





😯✦大自然力農法って何?✦🌟

           その30


(当園が実践する大自然力農法について解説いたします。)






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↑『大豆』

かなり雑草に侵入されてますが、なんとか大豆が優勢です。
(南部農場)


(前号からの続き)

b)ユリ科野菜(ニンニク、玉ねぎ?)
ニンニクの採種は食用普通栽培で収穫した物がそのまま種になりますので、あえて種取り専用畑で栽培する必要はありません。
大きなニンニクを増やしかったら、できるだけ大きなニンニクを種にします。

ニンニクの収穫は温暖地では6月です。
種の植え付けは10月なので、収穫後の4ヶ月の間、カビにやられないように風通しの良い日陰に、玉ねぎを吊るしておくように、茎ごと束ねて吊るします。

種植え付け期の10月になったら吊るしてあったニンニクを取り外し、一粒一粒バラバラに分解して植え付けます。




玉ねぎの自家採種はかなり困難です。
当園では何度か試みましたが、次の作付けに必要な分量が収穫できたことがありません。

種のできが悪いのはなぜなのか?可能性としていえることは、

1,日本の温暖地の気候風土が、玉ねぎ本来の特質に合っていない。

2,今の玉ねぎは、長年人工的な品種改良を重ねた結果、原種から離れてゆき、本来の野生本能を失い、子孫継続の力を失ってしまった。

3,種を蒔くタイミングが悪い。

この3つのうちのどれか1つ、またはは2つ、あるいは3つ全てが原因かもしれません。

ちなみに、玉ねぎと同じように採種が困難な野菜は、キャベツ、レタスで、
当園では、玉ねぎを加え、この3つは今、自家採種を断念しております。(でも、またいつか時間に余裕ができればチャレンジしたいと考えます。)




c)アカザ科野菜(ほうれん草、ふだん草)
ほうれん草は、前述の玉ねぎに次ぐ採種が困難な野菜の1つです。

ただ、長年とある地方で代々作られてきた原種に近い品種なら容易に自家採種ができます。そのような品種は、なかなか手に入りませんが、インターネットなどでも探せば今なら手にいれることはできます。(農家は年々減っていますので何年今の体制を維持できるか?わからないからです。)

ふだん草はあまり品種改良していないせいか(あまりポピュラーな野菜ではないからでしょう)たくさんの種の収穫が可能です。


種取りのほうれん草は、9月後半に種をまき、種の収穫は翌年の6月になります。
食用普通栽培の収穫が終わってから、3〜4ヶ月後ですので、畑の効率的な運用からすると、種取り専用畑で栽培した方が良いでしょう。

種の収穫は、アブラナ科野菜と同じ頃で、茶色く8割以上枯れてきたら、大きなゴミ箱に逆さにして押し込みます。ゴミ箱でそのままカラカラに乾燥させるので、ある程度の隙間を確保させます。

天日に干してもいいのですが、なるべく風通しの良い場所に保管して自然乾燥させます。

カラカラに乾いたら、ゴミ箱内で厚手の手袋でほうれん草本体どおしを擦り合わせたり、もんだりして種をゴミ箱の底に落とします。(日本ほうれん草の種はトゲがあるので気を付けてください)

フルイにかけてゴミを除外して大方、種だけにします。

高温多湿避けて保管します。

なお、ふだん草の種の取り方はほうれん草とほぼ同じです。ふだん草はトゲがないのでその分やりやすいといえます。


d)豆科作物(グリーンピース、絹さや、そら豆)

10月下旬から11月がまき時のそら豆、グリーンピース、絹さやですが、これら全て、食用普通栽培の収穫が終わってから1ヶ月弱ほどで種ができます。

なので種取り専用畑で栽培するかどうか微妙です。当園では、そら豆は種取り専用畑、グリーンピース、絹さやは作った支柱を次作のゴーヤ、キュウリに再び活用させるので、作業効率の向上にもなりますので、食用普通畑で栽培しております。

グリーンピース、絹さやは食用収穫期は5月。この時、勢いの良い株にマーキングしておきます。種は6月上旬頃、鞘が茶色くなってカラカラになったらマーキング株から収穫します。

そら豆の収穫期も5月で、その時たくさん実をならす勢いの良い株にマーキングしておきます。
6月の中旬頃に実が真っ黒くなってカラカラになったら収穫します。

そら豆の種まき期は10月下旬、グリーンピース、絹さやは11月中旬頃なので、種の収穫から約4〜5ヶ月が保管期間です。

豆類の種はコクゾウムシなどの虫によくやられますので、密封性が強い入れ物に入れておくか、冷蔵庫で保管します。

以上




(次号につづく)




泉里農園だより 9月28日号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園

(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町

(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com