泉里農園ブログ2026.07.28号配信致しました🙂よろしくお願いします(⁠^⁠-⁠^⁠)


🌰🍉🍅🍎🍆🍈🌽🍏🍓🥕🥒🥔
☀泉里農園ブログ🌻’26.07.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 

f:id:izumisato:20260728183441j:image

↑大豆(枝豆)
鹿対策ネットを設置しました。これが効いてくれれば良いのですが•••


これでもやられてしまえばもうおしまい。もうここでの大豆栽培は完全にあきらめます。あと鹿にやられなかった場合でも温暖化の高温障害で実がならなかった場合も同様です。


もしかして鹿はジャンプして柵を飛び越えるか?それとも下から穴掘って侵入するか?あるいは柵を破壊するのか?どうなるのでしょうか。


しかし、ここまで対策しないと鹿に全部食べられしまい、栽培できない状況になってしまうとは。


大豆は鹿の大好物です。こちら南部農場では、3年前からとくに温暖化がひどくなってきた頃から鹿が頻繁に出るようになり、多くの作物を食べ荒らすようになりました。


とくに葉物野菜、豆類、麦類、サツマイモ、若い果樹や苗を狙いますから、もはやこれらの作物を作るのをやめたり、でもなんとか作りたい作物にはできる限りの対策を行なってます。


この柵の設置のための労働時間や資材費用などがかかるのでコスパが非常に良くないので全ての作物にやることはできません。ほんとに限られた1部の作物のみです。

 


          (南部農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『7月の畑』


7/20に東海地方の梅雨明けが発表されました。平年より1日遅いとのこと。梅雨入りも1日遅かったので、梅雨期間としては平年とドンピシャリとなりました。
こんなことは100年に1回あるかないかの本当に稀なことかもしれません。


梅雨が明けるとやってくるのが、前々から懸念していた今年の史上最強、温暖化の灼熱地獄、モーレツ猛暑です。


今年はこれまでにないほどの史上最強の暑さといわれてましたので、これから作物への高温障害などの被害が懸念されます。


7月は、梅雨明け前までに大豆や秋キュウリ、緑肥の種まきを終えて、年内収穫の作物の種まきを全て終了させました。なので、
8月のお盆前まで種まき仕事はお休みです。


それまでは夏野菜、果物の世話と収穫、草取り、草刈りが主な仕事になります。収穫しても気温が40℃超えだとすぐに傷んでしまうので、早朝と夕方が勝負どころです。

 


話は変わって、梅雨が明けた翌日の7/21、いきなり39℃超えのモーレツ猛暑が畑(南部農場)にやってきました。先週も38℃を超える日がありましたが、今回はそれより次元が1ランク以上上回っているかんじで、とにかくムシムシがひどいです。


当日、主に東海地方で40℃を超える自治体が数カ所でました。
その後だんだん増えてゆき、7/23には40℃超えの自治体が全国7地点と7月として史上最多を記録。
7/25、その一つの自治体の三重県桑名市では今まで日本人が経験したことがない観測史上初となる5日連続の40℃超えを記録。
そして当園の温度計は、やはり7/25、史上最高の43℃を記録。


やはり前からの警告どおり、今年はこれまでに経験したことのないほどのひどい暑さがまさにそのとおりになってきました。


このような状況下での畑仕事は、まさに死に至る行為となっております。
今はまだ朝早くと夕方は35℃以下になりますが、作業できる時間が短くなっております。


今年でこのモーレツ猛暑が終わりなら我慢できますが、人類がすぐに対策しない限り今年で終わるどころか•••年々ひどくなると言われてます。
国連は温暖化を止めよう!と言ってはいるものの、
日本はもちろん、世界の多くの国は温暖化をストップさせようとする動きがほとんどないので、結果的に世界の温室効果CO2はどんどん増えるばかり、となれば素人が考えてもわかるように、来年は今年よりもっともっと暑い夏がやってくることになるのです。

 


これから先も人類が本気で温暖化をストップさせよう!としない限り、毎年毎年、史上最強の今まで経験したことのない暑さがやってくるのです。


今年の暑さから、多くの国民から政治家に温暖化ストップさせるような動きがたくさんでてきてくれれば希望がでてきますが、温暖化のティッピングポイントは近いともいわれてます。


今年、温暖化のティッピングポイントを超えるかどうかわかりませんが、そうでないとしても日本をはじめとする温暖化を止めようとしない世界の状況からしたら超えるのは時間の問題かもしれません。


ティッピングポイントを超えてしまえばもはや後戻りできない、なにをやっても温暖化を止められなくなるといわれる状況に入るので、そこから先は災害級灼熱地獄にどれだけの人々が耐えられるかどうか?の世界になるのかもしれません。


たとえば、もし40℃以上が毎日連続続いている状況下で、巨大地震や巨大台風により停電した場合、復旧が長引いたらどうなるのでしょうか?もちろんエアコン、扇風機、冷蔵庫は動かなくなります。
それで人々は40℃以上の暑さに耐えられるでしょうか?


1〜2日は耐えられるかもしれませんが、1週間続いたらどうなりますか?
もはやこれは地獄絵図のパニック混乱状況になることは明らかです。


こうならないために今から対策をしておくことが国、政府が今、まずやるべきことなのですが、でもそれ以前に、地獄絵図パニックにならないようにするために国は一刻も早く温暖化をストップさせなければならないのですが、
政治家を動かすには温暖化ストップが次の選挙に勝つための要因にならなければならない、とAIは答えるのです。


今の日本の国会といえば、国旗損壊罪、皇室典範など今すぐやるべきでもないことを議論しています。やはり
日本をはじめとする世界の多くの政治家は次の選挙に勝つこと(権力を保持すること)がファーストで温暖化ストップは本気で取り組みませんし、多くの国民も政治家に温暖化阻止の圧力をかける気配もないようだし、だからこのままでは早かれ遅かれとんでもない温暖化パニックが迫っているのかもしれません。


今年の灼熱地獄は始まったばかりです。これから約1ヶ月は続きます。それまで畑でぶっ倒れてしまうかもしれませんが、とにかくできる限り耐えてがんばるしかありません。


でも、もはや今年が限界です。こちらもティッピングポイント超えです。
今年よりもっともっと暑くなる来年の暑さは体力の限界超えで、農作業はできませんし、そもそも高温障害で多くの作物も育ちません。


だから宣言します。
来年から夏(梅雨明けあたりからお盆頃まで)の間はこの災害級超モーレツ猛暑の地を離れ、暑い日でも35℃以下の場所に避難します。


たとえば、東北や北海道等に行き、その地の農家でアルバイトするなどもいいかもしれません。それしかもはや生存の道がない状況になりました。


なので来年からは40℃超えとなる場所では夏野菜は、たぶん全く作らないことになります。基本的に秋、冬、春野菜のみとなるかもです。
よろしくお願いします。

 

 


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🧄🍑🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
           収穫情報2026.07.28現在)

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌🥦

 

 

f:id:izumisato:20260728183521j:image

↑雑草ヒメクグVS.緑肥(高キビ、ヒマワリ、ムクナ豆)その3


この1ヶ月でメヒシバが圧倒的な勢力を広げてきました。さすがに夏の最強雑草。最初はすごかったヒメクグはメヒシバにやられて消えてしまったか? 
完全に上から覆われてしまえば普通なら枯れてしまいます。


ムクナ豆はメヒシバに圧倒されてますがだんだんと勢いを増しているかんじです。


両サイドの高キビは穂がでてきました。その背の高さからしてもメヒシバに飲まれることはないでしょうが、でもムクナ豆にだいぶ絡まれてきました。このままだと倒されるかもしれません。


少しだけ生き残ったヒョロヒョロのヒマワリが少し花を咲かせましたが、まもなくメヒシバとムクナ豆に覆われて完全に消えてしまうのでしょう。


この先の1ヶ月はモーレツ猛暑の環境になりますが、これがどう影響するのでしょうか?ここにきて、ほぼメヒシバVS.ムクナ豆の両雄対決の展開になってきたようです。


         (南部農場) 

 

           
🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。

 


🌿《葉物野菜》
★大葉
★エゴマ
★赤しそ
★モロヘイヤ


🌽《果菜、豆類》
★キュウリ
シシトウ
★ゴーヤ
ナス
★オクラ


🥔《根菜、イモ類)
★新ニンニク
★新じゃがいも(アンデスレッド)
★新じゃがいも(出島)


🍀その他 (果物など)
ブルーベリー

 

 


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
ミニトマト、カボチャ、メロン、スイカ

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)  


🌞今月のピカイチはシシトウです。

ピーマン系作物として毎年いろいろな品種を試してますが、今年はシシトウに再トライです。
順調に生育してます。シシトウはピーマンと比べるとビタミンC以外は全ての栄養素において勝ってますから、スーパー野菜ですね。

 

 

f:id:izumisato:20260728183606j:image

↑シシトウ栽培部


<利用方法>
焼きびたし(炒めたらだしじょうゆにつける)、ピザ、パスタ、焼きうどん、炒め物、天ぷらなどにお使いください。

 

 


🌞新•農業技術コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その51


〈前書き〉
当園では、2019年頃から順次、外部からの持ち込み肥料及び 肥料材料の使用は、ほぼゼロに移行しました。
使用する肥料は、畑の雑草、微生物、小動物、栽培した作物、緑肥などにより土を肥やしていく栽培法をスタートさせました。

 

この栽培法は、ただ単に畑に外部から持ち込んだ肥料を使用せず、あとは自然にまかせる、というような単純なことではありません。なぜなら、これでは普通のやり方では畑の土が疲弊してしまうからです。


外部からの持ち込み肥料、肥料材料の使用ゼロの栽培では、栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、何も肥料をやらなくても数年から10年の間、作物は問題なく育ちます。


しかし、やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。
しかし、農薬を全く使わないで、畑を耕さない不耕起栽培なら土壌微生物の力によっておそらく一定レベルまでの肥料貯蓄分は、ほとんど減らないともいわれます。
でも、不耕起栽培は種をまく際に土を種に被せられないので、発芽率の低下や種が雨で流れたり、鳥に食べられたり、除草が大変など、生産リスクが高くなる栽培法です。

不耕起栽培は家庭菜園なら採用できますが、プロ農家では苗を定植する1部の作物なら採用できても全て作物への採用は困難で、やはり畑の多くの部分は機械などで耕うんをせざるおえません。その結果として、外部からの肥料を入れない限りは、肥料貯蓄が年々減っていくのです。

なので、もともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。


農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているではないか。と書いてありました。


その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない!肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的!重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減!こんないいことないかも?これだ!やってみよう!と素人は思ってしまいます。


実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、生育不良の洗礼を何度も受けました。


その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりましたが、長年自然を尊重し、自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、勘違いがあることに気づきました。


それは、そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。


森林は野生動物の住み家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、脱け殻などの有機物肥料を土に施し、落ち葉なども木々に肥料として提供されています。


とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、毎日多量の糞尿を森林に落としています。


だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、という結論になりました。


おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてしません。杉、檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度なので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。
おまけに森林は森林である限り、畑のように耕すことはない不耕起栽培(育成)なので肥料分は土壌微生物によって半永久的に一定キープされるので、木を全て伐採しても土砂崩れがない限り、森林の土は年々、少しづつでしょうがだんだんと肥えていくのです。


エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね。

 


あと、森林から始まる河川は、雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、これが海のプランクトンを増やし、それをねらう魚の漁場になるので
近年、持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでてきております。


ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場となっていることは明らかとなりました。だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。


大自然に、森林に学べば、当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、というのは肥料を全く与えないということではないのです。


ではどうするか?というと、肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありません。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。だから肥料自給率ほぼ100%なのです。


耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、グズなども最大限に活用させていただき、彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、より良い作物を栽培するという農法になります。
森林の肥料生産と多くの共通点がありますが、大きな違いは人の関わり度です。森林はほったらかしで肥料生産できますが、畑は耕したり、毎年作物を栽培し外へ持ち出すので人が関わらないと土の肥料分の備蓄は減る一方になるので、
この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力)を最大限に引き出すか、ということになります。


この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100%にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、生育効率を上げるために、苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるからです。)


肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、お米を作るにも肥料が必要です。この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。


トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。


化学肥料は日本で作られていても、作るのに石油などの化石燃料が使われますので、結局これもほとんど外国産です。


なので日本のお米の自給率は100%などとは言えません。


ということから、食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものといえるのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、購入までにかなり環境に負担をかけております。


しかし肥料自給率100%なら環境への負担はかなり少なくてすみます。(SDGsに役立つというのはこの点です。)


たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など)は製造時はもちろん、梱包、輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていますが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。


肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、この栽培により緑肥、雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。


この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、結果を分析、発信し、本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%が達成できるのか?をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。


この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、終了と致します。
                〈以上、前書き〉

 


🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊

これから外部からの持ち込み肥料ほぼゼロ、畑の雑草、微生物、小動物と栽培した穀物、緑肥を使う肥料自給率ほぼ100%によって栽培する作物の実践データを公開します。年に1度の土壌分析と合わせて、実際にどのように生育したのか検証します。

 

 

f:id:izumisato:20260728183413j:image

↑サンプルデータ1 トウモロコシ(購入在来種。黄色モチ)

南部農場S9<元肥>雑草すき込み<追肥>なし。4月種まき

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

結果がでました。トウモロコシはムクナ豆に完全に飲まれてしまいました。

トウモロコシはC4植物で強いはずなのに、ムクナ豆に征服させてしまいました。前作にムクナ豆を栽培し、その後にトウモロコシならいけるでしょうが、同時栽培ではトウモロコシは育たないことが立証されました。

(検証終了)

 

 

(6月号に記載)

自家種のトウモロコシが種保存に失敗し種がカビだらけとなったので、今季の栽培を取り止めにするつもりでしたが、トウモロコシとムクナ豆のコンビネーションはお互いに良いと農業雑誌にあったので、ほんとかどうか確かめる意味で少し実験栽培してみることにしました。そこで3年サイクル肥料充填方式に使う高キビの代わりにトウモロコシを使ってみることにしました。

トウモロコシ3条、ムクナ豆2条の混作です。両方同時に種まきしたら、あとは冬までほったらかし作戦です。トウモロコシの実が採れて、最終的にムクナ豆の独占場になれば土づくり、肥料充填が成功となります。

(次号で検証)

 

 

f:id:izumisato:20260802171134j:image

↑サンプルデータ2 里芋(自家種100%、石川早生と筍いも)

新富士宮農場FH5<元肥>雑草すき込み<追肥>雑草カバー、5月植え付け

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

メヒシバにほとんど覆われてしまいました。すごいパワーです。でも、里芋もカボチャもなんとか大丈夫。8月下旬にカボチャを全部収穫したら草刈りを実施します。

 

(6月号に記載)

一昨年、南部農場での栽培で猪が大発生しほとんどの里芋類を食べられてしまいました。少しだけ残った里芋と筍いもを種イモにして昨年、猪がでない新富士宮農場で増やし、今年からまたほぼ本格的に栽培できるようになりました。今年はカボチャとの混作にトライです。カボチャ株元から2mあまり離したところにカボチャを直播きで栽培してます。これからカボチャのツルが伸びてくるはずです。はたしてどうなるかです。

(次号で検証)

 

 

f:id:izumisato:20260728183224j:image

↑サンプルデータ3 生姜(自家種100%、近江生姜)

南部農場Y6<元肥>雑草すき込み<追肥>雑草カバー、5月植え付け

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

メヒシバが爆発的に広がってきました。でも生姜の根回りには厚く敷草をしてあるので大丈夫です。被さってきたメヒシバは刈り取って重ね敷草にします。メヒシバはなかなか枯れませんが、土にさえ触れなければいずれ枯れます。

(次号で検証)

 

(6月号に記載)

少し芽がでてきました。今年は植え付け当初からの雑草全面マルチングのおかげで種生姜周りの雑草発生をほぼ完璧に抑えられています。

先日、側面に生えてきた雑草を刈り寄せしました。天敵メヒシバを抑えられないとほぼ収穫できなくなるので、今が勝負どころです。抑えている間に生姜にスイッチが入ればなんとかなります。

全面雑草マルチングもだんだん微生物や大雨により消えいきます。そこを狙ってメヒシバがでてきますので、雑草の再カバーが必要かもしれません。

メヒシバを雑草マルチングに使えればいいのですが、生のメヒシバをマルチングするとそこから根を出してマルチングがメヒシバ独占場になります。

なので使うなら一旦日に干して枯らす必要があるのですが、枯れたと思いきや雨が降るとまた復活するのでかなりの厄介者です。

(次号で検証)

 


(5月号に記載)

生姜の検証スタートです。元肥に緑肥が入ってません。雑草だけです。昨年から3年サイクル肥料圃場生産方式に入ったので元肥以前も緑肥は入ってなく雑草と作物残渣(前作は赤シソ)だけです。

耕起部分は植え付け部分のみで幅約2.5m、両サイドそれぞれ約3mが不耕起部分なので、菌根菌などの菌糸ネットワークは保持されているはずなので、彼らが追肥の役割りを担ってくれる設計です。

生姜を植え付けたらすぐに周囲の雑草をマルチカバー。強敵メヒシバの発芽を抑えつつ、雑草のミネラルと雑草の下に集まるミミズ、ダンゴムシなど虫たちの力も借りて育てます。

(次号で検証)

 

 

f:id:izumisato:20260728183129j:image

↑サンプルデータ4 キュウリ1(自家種100%)

南部農場SN1<元肥>白クローバーすき込みと生ごみ、野菜くず<追肥>雑草カバー、5月植え付け 

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

キュウリ1はほとんど、実がならなくなってきました。リビングマルチの右側のクリムソンクローバーは6月には枯れてしまうので、その後雑草がいろいろ生えてきて圧倒しております。

キュウリ1を植え付けるとき幅約1mでクローバーをすき込んみ、そこに敷草をしてキュウリ1を植え付けましたがその部分からも雑草が生えてきております。

クリムソンクローバーはリビングマルチとしては雑草抑えとしての効力があまりないようです。

キュウリ1は終了です。結果はまずまずでしたが、まだまだ実が取れてもいいかもしれません。次回からキュウリ2の検証に入ります。こちらは前作のクリムソンクローバーが枯れた部分にそのまま定植し、苗周りに敷草をしました。なので不耕起栽培になります。

(次号で検証)

 


(6月号に記載)

マルチングは雑草とクローバー(左側が白、右がクリムソン)です。右側の白ネットは次にまいたキュウリ2です。こちらの周りのリビングマルチはもう花が終わり枯れてますがクリムソンクローバーです。キュウリ2は完全に不耕起栽培です。

検証は5月号からすべきでした。1ヶ月遅れての検証スタートです。なのでだいぶ大きくなり、そろそろ収穫期になるかんじです。

(次号で検証)

 

 

 

 

 

 

 

f:id:izumisato:20260728183100j:image

↑サンプルデータ5 ナス(購入苗)

南部農場Y5<元肥>雑草すき込み<追肥>雑草カバー、5月植え付け

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

順調に育ってます。すでに収穫しております。これからはどれだけの量を収穫できるかにかかっております。

(次号で検証)

(6月号に記載)

自家種のナスが育苗時にほぼ枯れてしまい、今季は始めてホームセンターで売っているナスの苗でトライしてみます。元肥、追肥共に雑草だけでどれだけ収穫できるのかを検証致します。

(次号で検証)

 

 

 

🍀🌞🌲泉里農園ポリシー


21世紀になって年月がすぎましたが、農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、農業資材の高騰など年々悪化しております。


国(政府)がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、食料の全ては外国産ということになってしまいます。これは大変危険な状況です。なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、日本は食料危機パニックとなるからです。


最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、パニックを超えて大混乱、国が崩壊することです。


現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、自給率100%とされているお米は、それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。


また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになります。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。


すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。


これは国(政府)がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なかった結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。


ここ10年前からの国政選挙において、国民有権者の約半数は選挙にも行かず、そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国(政府)に投票し支持してきたのですから、我々国民にも責任はあるはずです。


では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょうか?それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしかないと考えます。


我々農業者としてできることは、自給率を上げ、できるだけ自然環境を壊さない、人体に安全な農法を確立することと考えます。


そして自然をどんどん破壊し、外国産頼みで成り立っている今の日本の農業を変えなければなりません。これは一朝一夕でできることではありませんが当園はそういう希望、願いを元に日々研鑽、チャレンジ精神で進んでまいります。


                          

泉里農園ブログ 2026.07.28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市、山梨県南巨摩郡南部町
(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com
       

 

泉里農園ブログ2026.06.28号配信致しました🙂よろしくお願いします⁠(⁠^⁠-⁠^⁠⁠)


🌰🍉🍅🍎🍆🍈🌽🍏🍓🥕🥒🥔
☀泉里農園ブログ🌻’26.06.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 

f:id:izumisato:20260629201931j:image

↑トマト+えん麦andクローバーマルチング
今年からカボチャ、キュウリ、メロン、スイカ、そしてトマトもリビングマルチを採用してます。新富士宮農場ではクローバー+えん麦でマルチングしてます。雑草はほとんど抑えてます。
えん麦は7月になれば実が熟成し葉茎は茶色になって硬くなり、麦ワラになります。
刈らないでそのままにしておいても良いのですが、刈って敷きわらマルチにすればマルチングがより厚くなり、日当たりも良くなって栽培作物にとっては生育しやすくなります。


          (新富士宮農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『6月の畑』
今年の東海地方の梅雨入りは6/7で、平年より1日遅く、昨年よりも21日遅いとの事です。ほぼ平年並みということですね。ということは梅雨明けも平年並み?


今年の夏はこれまでにないほどの最強の暑さになると言われてますので、梅雨が早く明けるとその試練がやってくるので、できれば梅雨が長引いた方が助かるのですが、でも梅雨期の大雨も困りものです。こればかりは自然の成り行きにゆだねるしかありません。


とは言ってもまもなく7月、強烈な灼熱の太陽が降りそそぐ、試練の真夏がやってきます。


6月の種まき仕事は緑肥が主体でしたが、ほぼ90%完了。
種採種の季節も終わりに近づき、あとはパクチー、ゴボウが残ってます。


それとジャガイモの収穫が少し残ってます。収穫したらすぐに緑肥をまいて秋作のための土づくりに移行します。


雨が適度に降り、気温が高いと作物は元気になりますが、でもそれ以上に元気になるのが雑草です。なので作物を守るための草取りや草刈仕事が増えてきました。


7月になると、引き続き雑草対策は続きますが、種まきや植え付け等の作付作業はかなり少なくなります。


数年前までは7月には大豆(枝豆にもする)をまいてましたが、鹿が増えてきて、好物の大豆を一つ残らず食べてしまうようになったので、栽培を止めましたが、昨年から標高500m以上、高地の新農場を開設し、ここは鹿も猪もでてないので、今年はこの新農場でやってみることにしました。


鹿がだんだん多くでるようになった南部農場ですが、陸稲の栽培予定だった畑が、陸稲の種不良で発芽せず栽培取り止めになってしまったのでそのまま雑草ボーボーにしておくよりか、もう一度鹿が入らないとような部分的な柵を設置してみてどうなのか?大豆栽培を再び少しやってみます。


元々南部農場は土質的に大豆栽培に適しており、以前はたくさん採れてましたので、鹿と夏の猛暑や雨なしさえなければ問題なく育つのですが。


鹿よけの柵の設置は労力、費用コストになりますが、ネットは既存の虫よけネットを使い、既存の鉄柱を使いますし、これを張るのも狭い範囲なので大きなコストにはなりません。


大豆栽培は鹿害をクリアすれば安泰かといったら違います。3年ほど前から始まった異常な暑さも生育障害となります。花期に猛暑が続くと実がならなくなるのです。


対策として花期が猛暑が続く盛夏にならないように、遅まきにしますが、それでも実がならなければもはや南部農場での大豆栽培は今後完全に取り止めにすることになります。


大豆の品種は5種類で試します。3品種は比較的に暑さに強いといわれる品種を選びました。しかし暑さに強い品種でもモーレツな猛暑が長引いた場合、遅まき対策は効果を得られません。
もしも45℃なんてなったらもはや完全にアウトでしょう。
しかしそれでも高地の新農場は気温が4〜5℃低くなるので、まだ何とかいける可能性は高いです。

 


大豆以外の7月の作付作物は秋どりキュウリの種まきぐらいです。
7月は作付けの仕事は減りますが、その代わりに収穫仕事が増えてきます。
キュウリ、ゴーヤ、モロヘイヤ、オクラそしてブルーベリーと新たにデビューしてきます。8月に収穫期となるスイカ、メロンの結実日数チェックも7月の大事な仕事です。


しかしながら、気温が連日40℃以上になると収穫してもすぐにしなびてしまうのでどうしたもんか?です。
基本は収穫したらすぐに冷房が効いた室内に保管か収穫するのがベストですが、当園には作物の冷房貯蔵設備がないのでとにかく収穫したらすぐに出荷しかないです。


5月に猛暑日直前までいったときもそうでしたが、午前9時をまわると30℃を超えてくるのでそれまでに収穫して、とにかく早く出荷です。


昨年も昼間は40℃超えが何日かあったのですが、35℃以下となる夕方まで木陰に避難。しかし今年はこれまでにない酷暑らしいので夕方までに35℃以下となってくれるかどうかです。


温暖化阻止を真剣に考える人々も増えているかもしれませんが、しかしまだまだ多くの人類は自国や経済が第一で温暖化阻止などは蚊帳の外であまり気にしていないかんじです。


温暖化阻止に1番の効力を発揮できる頼りの政治家なんですが、
AIによれば、
政治家は「自発的に地球の未来を憂いて動く」というよりも、「有権者(世論)からの要求」や「経済的なメリット」が十分に高まった時に初めて、率先して強いリーダーシップを発揮する傾向にあります。······
 
ということで、
政治家は次の選挙に当選すること(権力を得ること)がまず第一であり、何より優先する政策といえば当選するために有利な政策であり、すなわち経済、財政の安定成長である。
温暖化阻止をしないと次の選挙で落選するという確かな可能性が高まらない限り、政治家は本気で率先して温暖化阻止などには動かないというような回答でした。


もしAIの言うことが正しければ温暖化は少なくともこの先数年以内に止まることはほぼないことになります。


政治家が率先して温暖化阻止を優先政策に掲げ、世界が温暖化阻止へと流れが変わるには世論からの強い要求が不可欠いうことですが、
世論の政治への要求が高まるためには、どうしたら?どうなっらいいのでしょうか。やはりもっともっと暑くなって危機感を持つ人がどんどん増えない限り政治は全く動かないということなのでしょうか?


となればもはやどうしょうもなく、自然の成り行き任せです。AIがいうことは100%正しいとはいえませんが、50%以上は正しいとしても困ったもんです。

 


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🧄🍑🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
           収穫情報2026.06.28現在)

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌🥦

 

f:id:izumisato:20260629202017j:image

↑雑草ヒメクグVS.緑肥(高キビ、ヒマワリ、ムクナ豆)その後


暑さ、乾燥にも強く、他の植物を化学物質を出して消し去り(アレロパシー力)、独占場を作る、進化したハイブリッドC4植物で、夏の最強雑草メヒシバに次ぐ作物の強烈な天敵雑草ヒメクグと当園の自家種緑肥の高キビ、ヒマワリ、ムクナ豆の対戦を先月に引き続きお知らせします。


1ヶ月経過して、ヒメクグはより勢いを増し、もはやヒマワリはついに消えうせてしまいました。頼みの綱のムクナ豆はまだ大丈夫です。ムクナ豆は例年、これから真夏にスイッチが入りますからC4植物に負けないほど暑さには強いはずですがどうなるやらです。


両サイドの高キビはさすがに同じC4植物だけあってヒメクグに飲まれておりません。
とにかくこれからが勝負どころです。
ここの畑は3年サイクル肥料充填方式の肥料充填年になりますから、ヒメクグに緑肥が勝ってもらわないと肥料が充填されないので当園の農法が成立しなくなるので重大です。
来月もお知らせします。


         (南部農場) 

 

           
🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。

 

🌿《葉物野菜》
★大葉
★エゴマ
★ニラ


🌽《果菜、豆類》
やらずインゲン
★キュウリ


🥔《根菜、イモ類)
★新ニンニク
夏大根
★新じゃがいも(アンデスレッド)
★新じゃがいも(出島)


🍀その他 (果物など)
ブルーベリー

 

 

🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
オクラ、ゴーヤ、ナス、ミニトマト?赤しそ、モロヘイヤ、エンサイ

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)  


🌞今月のピカイチは新じゃがいもです。

 

f:id:izumisato:20260629202110j:image

↑収穫したばかりのじゃがいも(アンデスレッドと出島)


前作に緑肥を栽培してなかったので、さほどのいい出来ではなかったのですが、一定の収穫はありました。


<利用方法>
アンデスレッドはホクホクタイプで煮崩れしやすいのでポテトサラダ、マッシュポテト、コロッケなどに適します。出島はシットリホコタイプなので、煮物料理、ポテトサラダ、コロッケにも使えます。

 

 


🌞新·農業技術コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その50


〈前書き〉
当園では、2019年頃から外部からの持ち込み肥料、 肥料材料の使用がほぼゼロ、肥料は畑の雑草、微生物、小動物、栽培した麦などの穀物、緑肥による栽培に順次切り替えました。

 

でも、ただ使用をゼロにするだけというような単純なことではありません。これでは畑の土が疲弊してしまうからです。


外部からの持ち込み肥料、材料の使用ゼロ栽培では、栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、何も肥料をやらなくても数年から10年の間、作物は問題なく育ちます。


しかし、やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。

農薬を全く使わない不耕起栽培なら微生物の力によって肥料貯蓄は減らないともいわれます。

しかし不耕起栽培は種をまく際に土を種に被せられないので、発芽率の低下や雨で流れたり、鳥に食べられたで、とても生産効率が良くなく、家庭菜園なら採用できますが、プロ農家には苗を定植する1部の作物なら採用できても全て作物には採用できないのでやはり多くの部分は耕うんをせざるおえません。

 

なので、もともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。


農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているではないか。と書いてありました。


その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない!肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的!重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減!こんないいことないかも?これだ!やってみよう!と素人は思ってしまいます。


実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、生育不良の洗礼を何度も受けました。


その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりましたが、長年自然を尊重し、自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、勘違いがあることに気づきました。


それは、そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。


森林は野生動物の住家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、脱け殻などの有機物肥料を土に施し、落ち葉なども木々に肥料として提供されています。


とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、毎日多量の糞尿を森林に落としています。


だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、という結論になりました。


おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてしません。杉、檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度なので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると
格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。だからどんどん森林の土は肥えていくのです。


エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね。

 


あと、森林から始まる河川は、雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、これが海のプランクトンを増やし、それをねらう魚の漁場になるので
近年、持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでてきております。


ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場となっていることは明らかとなりました。だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。


大自然に、森林に学べば、当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、というのは肥料を全く与えないということではないのです。


ではどうするか?というと、肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありません。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。だから肥料自給率ほぼ100%なのです。


耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、グズなども最大限に活用させていただき、彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、より良い作物を栽培するという農法になります。


この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力)を最大限に引き出すか、ということになります。


この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100%にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、生育効率を上げるために、苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるからです。)


肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、お米を作るにも肥料が必要です。この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。


トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。


化学肥料は日本で作られていても、作るのに石油などの化石燃料が使われますので、結局これもほとんど外国産です。


なので日本のお米の自給率は100%などとは言えません。


ということから、食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものといえるのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、購入までにかなり環境に負担をかけております。


しかし肥料自給率100%なら環境への負担はかなり少なくてすみます。(SDGsに役立つというのはこの点です。)


たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など)は製造時はもちろん、梱包、輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていますが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。


肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、この栽培により緑肥、雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。


この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、結果を分析、発信し、本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%が達成できるのか?をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。


この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、終了と致します。
                〈以上、前書き〉

 


🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊

これから外部からの持ち込み肥料ほぼゼロ、畑の雑草、微生物、小動物と栽培した穀物、緑肥を使う肥料自給率ほぼ100%によって栽培する作物の実践データを公開します。年に1度の土壌分析と合わせて、実際にどのように生育したのか検証します。

 

f:id:izumisato:20260629202547j:image

↑サンプルデータ1 トウモロコシ(購入在来種。黄色モチ)

南部農場S9<元肥>雑草すき込み<追肥>なし。4月種まき

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

自家種のトウモロコシが種保存に失敗し種がカビだらけとなったので、今季の栽培を取り止めにするつもりでしたが、トウモロコシとムクナ豆のコンビネーションはお互いに良いと農業雑誌にあったので、ほんとかどうか確かめる意味で少し実験栽培してみることにしました。そこで3年サイクル肥料充填方式に使う高キビの代わりにトウモロコシを使ってみることにしました。

トウモロコシ3条、ムクナ豆2条の混作です。両方同時に種まきしたら、あとは冬までほったらかし作戦です。トウモロコシの実が採れて、最終的にムクナ豆の独占場になれば土づくり、肥料充填が成功となります。

(次号で検証)

 

f:id:izumisato:20260629202628j:image

↑サンプルデータ2 里芋(自家種100%、石川早生と筍いも)

新富士宮農場FH5<元肥>雑草すき込み<追肥>雑草カバー、5月植え付け

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

一昨年、南部農場での栽培で猪が大発生しほとんどの里芋類を食べられてしまいました。少しだけ残った里芋と筍いもを種イモにして昨年、猪がでない新富士宮農場で増やし、今年からまたほぼ本格的に栽培できるようになりました。今年はカボチャとの混作にトライです。カボチャ株元から2mあまり離したところにカボチャを直播きで栽培してます。これからカボチャのツルが伸びてくるはずです。はたしてどうなるかです。

(次号で検証)

 

f:id:izumisato:20260629202729j:image

↑サンプルデータ3 生姜(自家種100%、近江生姜)

南部農場Y6<元肥>雑草すき込み<追肥>雑草カバー、5月植え付け

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

少し芽がでてきました。今年は植え付け当初からの雑草全面マルチングのおかげで種生姜周りの雑草発生をほぼ完璧に抑えられています。

先日、側面に生えてきた雑草を刈り寄せしました。天敵メヒシバを抑えられないとほぼ収穫できなくなるので、今が勝負どころです。抑えている間に生姜にスイッチが入ればなんとかなります。

全面雑草マルチングもだんだん微生物や大雨により消えいきます。そこを狙ってメヒシバがでてきますので、雑草の再カバーが必要かもしれません。

メヒシバを雑草マルチングに使えればいいのですが、生のメヒシバをマルチングするとそこから根を出してマルチングがメヒシバ独占場になります。

なので使うなら一旦日に干して枯らす必要があるのですが、枯れたと思いきや雨が降るとまた復活するのでかなりの厄介者です。

(次号で検証)

 


(5月号に記載)

生姜の検証スタートです。元肥に緑肥が入ってません。雑草だけです。昨年から3年サイクル肥料圃場生産方式に入ったので元肥以前も緑肥は入ってなく雑草と作物残渣(前作は赤シソ)だけです。

耕起部分は植え付け部分のみで幅約2.5m、両サイドそれぞれ約3mが不耕起部分なので、菌根菌などの菌糸ネットワークは保持されているはずなので、彼らがが追肥の役割りを担ってくれる設計です。

生姜を植え付けたらすぐに周囲の雑草をマルチカバー。強敵メヒシバの発芽を抑えつつ、雑草のミネラルと雑草の下に集まるミミズ、ダンゴムシなど虫たちの力も借りて育てます。

(次号で検証)

 

f:id:izumisato:20260629202813j:image

↑サンプルデータ4 キュウリ1(自家種100%)

南部農場SN1<元肥>雑草すき込み+野菜くず(生ごみ)<追肥>雑草カバー、5月植え付け

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

マルチングは雑草とクローバー(左側が白、右がクリムソン)です。右側の白ネットは次にまいたキュウリ2です。こちらの周りのリビングマルチはもう花が終わり枯れてますがクリムソンクローバーです。キュウリ2は完全に不耕起栽培です。

検証は5月号からすべきでした。1ヶ月遅れての検証スタートです。なのでだいぶ大きくなり、そろそろ収穫期になるかんじです。

(次号で検証)

 

f:id:izumisato:20260629202902j:image

↑サンプルデータ5 ナス(購入苗)

南部農場Y5<元肥>雑草すき込み<追肥>雑草カバー、5月植え付け

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

自家種のナスが育苗時にほぼ枯れてしまい、今季は始めてホームセンターで売っているナスの苗でトライしてみます。元肥、追肥共に雑草だけでどれだけ収穫できるのかを検証致します。

(次号で検証)

 

f:id:izumisato:20260629202939j:image

↑サンプルデータ12 大根(購入在来種の時無し大根)南部農場

南部農場K3-a〈元肥〉緑肥+雑草(ムクナ豆、ヒマワリ、高キビの混作)<追肥>なし

 

f:id:izumisato:20260629203019j:image

↑サンプルデータ12 大根(購入在来種の時無し大根)富士宮農場

富士宮農場FSーF4<元肥>雑草すき込み(メヒシバ主体)<追肥>なし

以上2か所で栽培

<種まき>4月

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀.


両農場共に収穫期になりました。
なんとか例年通りのできばえです。
南部農場のウリバエは克服しました。
まだ太くなりそうですが、梅雨明けまでが限界です。その後の暑さにやられるからです。
初の夏大根の検証でしたが、成功といえます。
(検証終了)

 

 


富士宮農場は順調部分もあり、そうでない部分もあります。土の肥料蓄積にムラがある感じです。


あとから種をまいた南部農場は、初期にウリバエ等の虫害がひどく、今も葉は穴だらけです。半分ほど発芽時にキジに食べられてしまいました。どちらかといえば今のところ富士宮農場の方がいい状況かもしれません。
(次号で検証)


(4月号に記載)
今年は夏大根を検証します。
こちらもレタスと同じ、当園の肥料自給、肥料生産エリア直後の作付です。
3月に富士宮農場でも同じ種をまきましたので、生育比較します。

 


🍀🌞🌲泉里農園ポリシー


21世紀になって年月がすぎましたが、農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、農業資材の高騰など年々悪化しております。


国(政府)がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、食料の全ては外国産ということになってしまいます。これは大変危険な状況です。なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、日本は食料危機パニックとなるからです。


最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、パニックを超えて大混乱、国が崩壊することです。


現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、自給率100%とされているお米は、それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。


また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになります。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。


すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。


これは国(政府)がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なかった結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。


ここ10年前からの国政選挙において、国民有権者の約半数は選挙にも行かず、そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国(政府)に投票し支持してきたのですから、我々国民にも責任はあるはずです。


では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょうか?それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしかないと考えます。


我々農業者としてできることは、自給率を上げ、できるだけ自然環境を壊さない、人体に安全な農法を確立することと考えます。


そして自然をどんどん破壊し、外国産頼みで成り立っている今の日本の農業を変えなければなりません。これは一朝一夕でできることではありませんが当園はそういう希望、願いを元に日々研鑽、チャレンジ精神で進んでまいります。


                          

泉里農園ブログ 2026.06.28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市、山梨県南巨摩郡南部町
(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com
       

 

泉里農園ブログ2026.05.28号配信致しました🙂!よろしくお願いします(⁠^⁠-⁠^⁠)


🌰🍉🍅🍎🍆🍈🌽🍏🍓🥕🥒🥔
☀泉里農園ブログ🌻’26.05.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 

f:id:izumisato:20260528151735j:image

↑ヒメクグVS緑肥(ムクナ豆、ヒマワリ、高キビ)

 

この畑は今季、畑での肥料生産、充填の年になります。すなわち緑肥と雑草、微生物、虫などの小動物たちにより土づくりを行います。この肥料充填は3年に1回ってくるように昨年から導入し始めた新方式です。(3年サイクル充填方式)
よってこの畑は来年と再来年は野菜を栽培し、今季充填した肥料成分を使うことになります。
これで大丈夫か?1年おきぐらいでないと肥料切れで野菜はろくに育たなくなるかも?そもそもその充填だけて充分なのか?
やってみなければわかりません。
昨年充填させた畑は確実に土の質が良くなり、フワフワになってます。


今年は3年サイクル充填方式の初めて昨年充填した畑で野菜の栽培をしています。早くもレタス系の成功結果がでています。

 

ここの緑肥はムクナ豆、ヒマワリ、高キビの同時まきです。ムクナ豆だけなら耕さずに不耕起で種まきできますが、高キビ、ヒマワリは雑草が生えている不耕起の状況で種まきしても発芽率が極端に下がり、雑草ばかりになるので、耕うんをしてから種をまきました。


ところが、種まきした後、あっと言う間にヒメクグが広がりました。ヒマワリ3条はほとんど消えつつあり、株間約1メートル弱4条でまいたムクナ豆はヒメクグの軍勢に囲まれて身動き取れないような状況で、両サイド2条の高キビは片方を除草耕うんしたこともあり、ギリギリ残っています。


ヒメクグはC4植物で強力なパワーがあり、乾燥、暑さにも強く進化した雑草で、アレロパシーという化学物質を放出して、他の普通のC3植物は消してしまいます。
6月頃からでてくるこちらもC4植物の夏の最強雑草メヒシバに準ずるような作物への弊害度の高い雑草です。


一方、高キビはC4植物なのですが、ヒメクグのアレロパシーに対抗できるか否か。
ヒマワリはC3植物なのですが、C4植物に匹敵する生育力があるとも言われますがやはりC4のアレロパシーに対抗できるか否かです。


一方ムクナ豆もC3植物ですが、こちらは強力なアレロパシーがありますので、ヒメクグのアレロパシーとの戦闘が繰り広げられている模様です。


緑肥をまいた後、雨なしが続き30℃以上の猛暑日にせまる日々が続いたので、ヒメクグにとり絶好の環境下となったので爆発的に広がったようです。


ヒメクグが厄介なのは、多年草で、地下茎を横に伸ばし、耕して土が軟らかくなると、このときとばかりに四方八方に広がることです。
背丈は10〜20センチと小ぶりで葉、茎は細く短いので、当園の雑草は肥料にするという農法からしてもあまり役に立たない雑草です。


今度どうなるのか?ヒメクグが独占勝利なのか?ムクナ豆がその強力な生育力でヒメクグに被さり、抑え込んでくれるのか?
また結果を報告します。


          (南部農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『5月の畑』
春の作付けシーズンもいよいよ終わりの季節となってきました。


5月は種まきに加えて、4月にまいた夏野菜の苗の定植期です。
スイカ、メロン、カボチャ、トマト、ゴーヤ、オクラ、シソ、モロヘイヤ、ナス、シシトウなど次々に定植適期を迎えるので植え付ける畑の下準備も兼ねて忙しい月です。


野菜苗を植え付ける下準備とは、苗を植え付けてから生育がしやすいように畑を整えることです。


普通のやり方ですと、まず雑草を駆除したら苦土石灰、堆肥、化学肥料などをばらまいて畑を何回も耕して、雨で土を湿らせてからビニールマルチを被せてから植え付けます。


当園のやり方は、できるだけ耕さないで植え付ける、です。苦土石灰、堆肥、化学肥料などの元肥を一切まかず、ビニールマルチも全く使いません。
元肥は、緑肥や雑草。


その後は畑をほとんど耕さない場合にだけ働いてくれる菌根菌や、根粒菌、糸状菌などのスーパー助っ人微生物さんがやってくれるので追肥なし。
ビニールマルチの代わりは周囲の雑草や緑肥のえん麦を被せる。といった具合です。


種まきする前の状態が雑草ボーボーの場合は、雑草をすき込んだり、雑草を刈り、これを避けてから浅耕(浅く、軽く耕す)して、しかも苗の成長範囲だけを耕すことになります。避けた雑草は雑草マルチに使います。


大型機械などで広く、深く耕すと菌根菌などの菌糸ネットワークを破壊することになり、そうなると微生物が助っ人になってくれないので、土が肥えてなければ外部からの持ち込み肥料が必要になります。


全く耕さず、そのまま植え付けるのは、苗の定植と生育力がある豆類、緑肥に限定されますが、
一般的な普通の下準備のやり方と比べると労力、費用、時間がかなり減少されているはずです。
しかし問題はその後の生育、収穫量、労力です。


これが同等あるいはそれに近ければ、こんなすばらしいやり方はないのですが、労力の面ではビニールマルチを使えばその後の雑草取りがほぼ不要という強力な効果があるのに対し、雑草、あるいはえん麦マルチでは真夏のメヒシバの攻撃に耐えられないのでどうしても真夏の雑草取りを1〜2回しなければなりません。それにビニールマルチは保温効果があって生育がとにかく早いです。


ただ、ビニールマルチは収穫後の後かたづけが大変なので、もしかしてそんな労力の差に関しては大してないのかもしれませんが、1番の問題なのは最終的な収穫量です。


化学肥料、蓄糞尿堆肥の威力はすごいですから、これに対抗するのはかなりの高いハードルです。
これさえクリアできれば完全勝利なのですが·····


もちろん、収穫量に伴なった収益が少なくても、経費を差し引いたらどれだけ利益があるのか?作業時間、労力はどうなのか、という総合力での判定になりますが。
まだ検証段階です。

 


こんな具合でなんとか苗の植え付けを完了させ、まもなく6月に入ります。
梅雨の季節なので雨のために畑仕事は限定されてしまいます。


梅雨期の作付作業は、3番キュウリの種まきと定植。緑肥などの種まきになります。4月、5月に比べるとだいぶ少なくなります。


実は、6月に陸稲の植え付け予定でしたが、今季は種モミの不良で発芽率がほぼゼロに近く、5月後半になってからやり直しではもはや遅すぎるので、今季は栽培取り止めにしました。


その代わりに高キビやヒエ、そしてゴマを蒔くことにしました。

 


『5/18に猛暑日を記録』
まだ5月なのに、全国各地で30℃以上の真夏日となり、九州などでは35℃超えの猛暑日になりました。当園の畑の作業小屋でも34℃に。これは記録的な暑さらしいですが、やはり今年も来ました進行する温暖化。


AIに聞きましたら、政治家、権力者は自らが先導し、温暖化を阻止するようなことはしない、と答えました。


その理由は彼らは権力を維持すること、すなわち次の選挙で当選することと経済成長がまず第一で、それがなによりも最優先であり、温暖化阻止なんてことはあまり気にしないとのこと。


するとしたら、民意が温暖化阻止を強く希望するようになり、世論を受けて政治家は民意に従うべきとなり、
すなわち温暖化阻止を訴えないと次回の選挙で当選できない可能性が高くなった状況になった場合になって、ここで初めて政治家は温暖化阻止をやります!となり、ようやく動き出すようになるというように答えました。


政治家、権力者自らは民意からの圧力がない限り決して率先して温暖化阻止を本気でやろうとはしないとは全くひどい話。


しかし、AIのいうように温暖化を止めるには民意が高まるしかないとしたら、民意が変わるのはもっともっと温暖化が進行してからでないとそれは不可能ということになります。


今年も昨年より格段に暑くなり、気象災害もレベルがより上がればやっと温暖化を阻止しようという人々が圧倒的に増えて、ここでやっと政治家を動かすようになるのでしょうか?


まあ、AIも100%ではないので、そうでない場合もあるかもしれないですが、でもかなりの重い答えです。


今年も専門家によれば、昨年よりひどい暑さになるとの事ですが、もしかして45℃超え?しかし、こうなるともはや畑仕事などできなくなりますし、栽培作物もまともに生育できなくなりどうなってしまうのか?とにかく困ったものです。


『土壌分析の結果がでる』
昨年まで3カ所の畑の分析をしてきましたが、今年は、物価高により経費がうなぎ登りで、分析代の負担も厳しいので1か所のみにしました。


分析をしたのは昨年肥料充填した畑ですが、昨年栽培した緑肥をすき込んだのが3月で分析に出したのが4月。まだ緑肥の分解が完全に終わってない段階での分析となりました。


分解が終わってないと、分解する微生物が肥料成分をため込んでしまっているので分析結果が低くでてしまうらしいです。とくに窒素は微生物が吸収するので、土は窒素飢餓となり、土の主要成分のN(窒素)が低い値になってしまうとのこと。


やはりすき込んでから3ヶ月たって分析するべきでした。


結果ですが、やはり窒素は低い値でした。でも他の成分はカリウムが前回、前々回の分析よりだいぶ増えてました。カリウムは水に溶けやすいらしく、微生物にあまり影響されないようで、ということは少なくともK(カリウム)は充填されているということでしょうか。


他のP(リン酸)、カルシウム、PH.微量元素の鉄、銅、マンガンは正常値。


低かったのはN(窒素)とマグネシウムとホウ素でした。でもマグネシウムに関しては前回分析よりも増えており、低いのは分解している微生物がため込んでいる可能性が高いので、さほど問題にならないと考えます。


土壌分析は裏付けに必要な数値です。1番結果的に重みがあるのは、実際に作物がよく育つかどうかですが、今後も年1回の分析と共に土の状況の検証を続けます。

 


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🧄🍑🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
           収穫情報2026.05.28現在)

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌🥦

 

f:id:izumisato:20260528145652j:image

↑不耕起(耕さない)+浅耕、部分耕起圃場


右からオクラ、エンサイ、モロヘイヤの順に3条で作付しております。
オクラ、モロヘイヤは苗を植え付けたばかりで不耕起栽培です。エンサイは種を撒くので浅耕(10センチ以内)、部分耕起(約30センチ幅)です。
根張りの深く、刈っても刈っても生えてくる元牧草で雑草化した春の強力な雑草イタリアンライグラスが生えていたので耕さないと種まきすら困難な状況だったので耕うんしました。


エンサイなどのほとんどの野菜は発芽するとキジに食べられてしまいますので(キジが近くに定住していて、いつも畑をうろうろしている場合)周囲の刈った雑草を被せてキジ避けにしてます。発芽が完了し、葉が少し出てくれれば、もはやキジは食べませんから、そしたら雑草を避けてやります。
でも、雑草をあまり厚く被せなければ、発芽後、刈った雑草をすり抜けて葉がでてきます。


厚く被せるか?薄く被せるか?どちら方がいいのか?ですが、厚く被せるとキジを完璧に防ぎ、それに雑草の下は日光が遮断されるので夏の最強雑草のメヒシバなどが発芽しないので、その間にエンサイが先行して生育でき、メヒシバなど雑草対策になります。しかし、被せた雑草を取るのをうっかり忘れるとエンサイは発芽しても上にのしかかる雑草の重みで枯れてしまうというリスクがあります。


薄く被せると被せた雑草はそのまま放置できるので楽ですが、キジにやられるリスクが少しあり、メヒシバも少し遅れて発芽するので、メヒシバに生育が先行されるリスクがでてきます。


今回はその間をとって、厚すぎず、薄すぎずといったかんじです。
今後どうなるでしょうか?また報告します🙂
         (南部農場)  

 


              
🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。

 


🌿《葉物野菜》
サニーレタス
グリーンリーフレタス
ロメインレタス
チマサンチュ
葉大根
★ニラ


🌽《果菜》
当分ありません。


🥔《根菜、イモ類)
★新ニンニク


🍀その他 (果物など)

 

🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
新じゃがいも(アンデスレッド、出島)、インゲン、キュウリ?、ビワ、スモモ

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)  


🌞今月のピカイチはレタス系です。

 

 

f:id:izumisato:20260528145727j:image

↑レタス系の畑
今年はいつものサニーレタス、グリーンリーフ、ロメインレタス、チマサンチュに加えて、レッドロメインレタスをトライしてます。
<利用方法>
生サラダ、汁、スープの具、炒め物等

 

 


🌞新コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その49


〈前書き〉
当園では、2019年頃から外部からの持ち込み肥料、 肥料材料の使用がほぼゼロ、肥料は畑の雑草、微生物、小動物、栽培した麦などの穀物、緑肥による栽培に順次切り替えました。

 

でも、ただ使用をゼロにするだけというような単純なことではありません。これでは畑の土が疲弊してしまうからです。


外部からの持ち込み肥料、材料の使用ゼロ栽培では、栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、何も肥料をやらなくても数年から10年の間、作物は問題なく育ちます。


しかし、やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。


なので、もともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。


農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているではないか。と書いてありました。


その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない!肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的!重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減!こんないいことないかも?これだ!やってみよう!と素人は思ってしまいます。


実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、生育不良の洗礼を何度も受けました。


その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりましたが、長年自然を尊重し、自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、勘違いがあることに気づきました。


それは、そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。


森林は野生動物の住家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、脱け殻などの有機物肥料を土に施し、落ち葉なども木々に肥料として提供されています。


とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、毎日多量の糞尿を森林に落としています。


だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、という結論になりました。


おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてしません。杉、檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度なので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると
格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。だからどんどん森林の土は肥えていくのです。


エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね。

 


あと、森林から始まる河川は、雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、これが海のプランクトンを増やし、それをねらう魚の漁場になるので
近年、持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでてきております。


ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場となっていることは明らかとなりました。だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。


大自然に、森林に学べば、当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、というのは肥料を全く与えないということではないのです。


ではどうするか?というと、肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありません。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。だから肥料自給率ほぼ100%なのです。


耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、グズなども最大限に活用させていただき、彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、より良い作物を栽培するという農法になります。


この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力)を最大限に引き出すか、ということになります。


この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100%にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、生育効率を上げるために、苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるからです。)


肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、お米を作るにも肥料が必要です。この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。


トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。


化学肥料は日本で作られていても、作るのに石油などの化石燃料が使われますので、結局これもほとんど外国産です。


なので日本のお米の自給率は100%などとは言えません。


ということから、食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものといえるのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、購入までにかなり環境に負担をかけております。


しかし肥料自給率100%なら環境への負担はかなり少なくてすみます。(SDGsに役立つというのはこの点です。)


たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など)は製造時はもちろん、梱包、輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていますが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。


肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、この栽培により緑肥、雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。


この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、結果を分析、発信し、本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%が達成できるのか?をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。


この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、終了と致します。
                〈以上、前書き〉

 


🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊

これから外部からの持ち込み肥料ほぼゼロ、畑の雑草、微生物、小動物と栽培した穀物、緑肥を使う肥料自給率ほぼ100%によって栽培する作物の実践データを公開します。年に1度の土壌分析と合わせて、実際にどのように生育したのか検証します。

 

 

f:id:izumisato:20260528145823j:image

↑サンプルデータ3 生姜(自家種100%、近江生姜)

南部農場Y6<元肥>雑草すき込み<追肥>雑草カバー、5月植え付け

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

生姜の検証スタートです。元肥に緑肥が入ってません。雑草だけです。昨年から3年サイクル肥料圃場生産方式に入ったので元肥以前も緑肥は入ってなく雑草と作物残渣(前作は赤シソ)だけです。

耕起部分は植え付け部分のみで幅約2.5m、両サイドそれぞれ約3mが不耕起部分なので、菌根菌などの菌糸ネットワークは保持されているはずなので、彼らがが追肥の役割りを担ってくれる設計です。

生姜を植え付けたらすぐに周囲の雑草をマルチカバー。強敵メヒシバの発芽を抑えつつ、雑草のミネラルと雑草の下に集まるミミズ、ダンゴムシなど虫たちの力も借りて育てます。

(次号で検証)

 

 

f:id:izumisato:20260528145906j:image

↑サンプルデータ9 キャベツ(購入在来種のレッドエーカーと富士早生)

富士宮農場FS7〈元肥〉雑草+自生の赤クローバー〈追肥〉なし、9月種まき(苗)<定植>

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

やはり今季のキャベツは完全に失敗です。結球すらしなかったのはよほどのことです。

苗栽培時は虫害で半分以上消失、植え付け後は雨なし干ばつで9割以上消失、暖かくなってまた虫害。と始めから終わりまでマイナスの因子にやられ続けました。

それと、種は購入種ですが、種が古いと生育力も落ちますから、古かった可能性もあります。

前作で緑肥栽培されてなく、土が充分に肥えてなかった可能性も高いです。キャベツには菌根菌が寄り付かないので、その力を借りることができません。よって土に肥料分力がないとよく育たないので、緑肥等で肥料蓄積がされていなければなりません。

こんなことから大失敗になったと考えられます。

来季は今年の失敗を繰り返さないように、まずは種を変えてみることが必須かもしれません。

(今季の検証終了)

 


(4月号に記載)

今季のキャベツは昨年に引き続き完全に失敗という結果です。

失敗の原因は、前作に緑肥を栽培してないこと。冬季にほとんど雨がなく、植えた苗のほとんどが枯れたこと。種自体が自家採種が大変難しく、よって地場に適応した種でないこと。

が考えられます。来季は今季の失敗をふまえてやり方を変えてまたトライします。

(検証終了)

 

 

 

(4月号に記載)

もはや結球すらできないかも?来月で最終結論とします。

(次号で検証)

 


(3月号に記載)

少し大きくなりましたが、トウが出てきているのもあります。

今季の太平洋側の冬は気象庁が異常気象と判定した記録的な少雨。結局、苗の栽培数からすると90%ほど消滅。

無農薬のキャベツもトウモロコシのようにリスクが大きい野菜の1つです。温暖化で種まき期の害虫が活発で苗栽培が困難になっている。1番の問題は自家採種が困難ということ。そして冬に干ばつとなればほとんど枯れる。なので、栽培するにしても少量です。

残り少なくなったキャベツですが、結球できるかどうか?次回も検証を続けます。 (次号で検証)

 


(2月号に記載)

苗の栽培時点で半分以上消失。原因は害虫と雑草。害虫ネットしても効果なし。定植からは雨が長期間なく、枯れたり、生育不良と結局1/3以下となりました。
害虫ネットしても効果のないのは、温暖化で害虫が晩秋になっても活発なためと考えられます。


苗数が極端に減ったので栽培予定地があいてしまい、余っていたグリーンピースの苗を横に植えました。同時に検証します。

 

 

 

f:id:izumisato:20260528150144j:image

↑サンプルデータ10 レタス系(購入在来種のサニーレタス、グリーンリーフ、ロメインレタス)

南部農場K3-b〈元肥〉緑肥+雑草。(ムクナ豆、ヒマワリ、高キビの混作)

<追肥>なし

<種まき>3月(苗)<定植>4月

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

収穫が始まりました。

初期の生育が鈍かったですが、ここへきてスイッチが入った感じです。

枯れきった緑肥や雑草をすき込むとそれを土の微生物が分解するときに土の窒素分が必要になり、土は窒素飢餓になるといわれます。しかし分解が終わると今度はその微生物は窒素を放出するらしく、今正にそのタイミングになって生育が進んだといえます。

今季のレタス系は昨年に引き続き大成功といえます。

(検証終了)

 


(4月号に記載)

だいぶ大きくなり、そろそろ収穫間近です。でも生育はかなりゆっくりです。前作は緑肥なので土はいい状態と期待しますが、ただ、緑肥をすき込んでから1ヶ月も経っていないのに定植してますので、その効果はまだ出てこないようです。すき込んだ直後の土は微生物が緑肥の分解で窒素飢餓になると言われるので、緑肥の効果が出てくるのは2〜3ヶ月後とも言われます。

これからその効果がでてくることになりますが、来月後半では、もはや収穫完了しているでしょう。

来月号では検証の最終報告します。

 


(4月号に記載)

定植完了です。予定を変更し、南部農場に定植しました。前作はムクナ豆、ヒマワリ、高キビの混作。すなわち当園の肥料自給、肥料生産エリア直後の作付です。

どうなるのか、楽しみです。

(次号で検証)

 


(3月号に記載)
今季は苗栽培から検証します。
セルトレイの下部半分以上は畑の土で
上部は市販の種まき培土を使用。
全部畑の土だと雑草が生えすぎて管理が大変だからです。市販の培土は雑草の種がないので育苗期間ほぼ草取りする必要がなく、その分他の仕事ができます。でも全部市販の培土だと費用がかかりすぎます。
発芽率は90%以上で上々のスタートになっております。
今季のレタス系の定植予定地は、前作が冬じゃがいもでその後何も元肥をしてませんからどうなるのか?これまでの残留肥料分のみで栽培することになります。(次号で検証)

 

↑サンプルデータ12 大根(購入種の時無し大根)南部農場

 

↑富士宮農場

 

南部農場K3-a〈元肥〉緑肥+雑草(ムクナ豆、ヒマワリ、高キビの混作)

<追肥>なし

富士宮農場FSーF4<元肥>雑草すき込み(メヒシバ主体)<追肥>なし

以上2か所で栽培

<種まき>4月

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀.
富士宮農場は順調部分もあり、そうでない部分もあります。土の肥料蓄積にムラがある感じです。


あとから種をまいた南部農場は、初期にウリバエ等の虫害がひどく、今も葉は穴だらけです。半分ほど発芽時にキジに食べられてしまいました。どちらかといえば今のところ富士宮農場の方がいい状況かもしれません。
(次号で検証)


(4月号に記載)
今年は夏大根を検証します。
こちらもレタスと同じ、当園の肥料自給、肥料生産エリア直後の作付です。
3月に富士宮農場でも同じ種をまきましたので、生育比較します。

 


🍀🌞🌲泉里農園ポリシー


21世紀になって年月がすぎましたが、農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、農業資材の高騰など年々悪化しております。


国(政府)がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、食料の全ては外国産ということになってしまいます。これは大変危険な状況です。なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、日本は食料危機パニックとなるからです。


最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、パニックを超えて大混乱、国が崩壊することです。


現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、自給率100%とされているお米は、それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。


また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになります。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。


すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。


これは国(政府)がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なかった結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。


ここ10年前からの国政選挙において、国民有権者の約半数は選挙にも行かず、そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国(政府)に投票し支持してきたのですから、我々国民にも責任はあるはずです。


では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょうか?それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしかないと考えます。


我々農業者としてできることは、自給率を上げ、できるだけ自然環境を壊さない、人体に安全な農法を確立することと考えます。


そして自然をどんどん破壊し、外国産頼みで成り立っている今の日本の農業を変えなければなりません。これは一朝一夕でできることではありませんが当園はそういう希望、願いを元に日々研鑽、チャレンジ精神で進んでまいります。


                          

泉里農園ブログ 2026.05.28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市、山梨県南巨摩郡南部町
(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com
       

 

泉里農園ブログ2026.04.28号配信致しました🙂!よろしくお願いします(⁠^⁠-⁠^⁠)


🌰🍉🍅🍎🍆🍈🌽🍏🍓🥕🥒🥔
☀泉里農園ブログ🌻’26.04.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 

f:id:izumisato:20260427181331j:image

↑クリムソンクローバー、白クローバーと地這いキュウリ。


クリムゾンは今満開。🍓ストロベリーキャンドルとも言われます。キュウリの左、白クローバーはまだ花は咲いてません。

 

クローバーの間を割って耕し、周囲の雑草を刈り、耕した部分に厚く敷いて(敷草マルチ)キュウリを植え付けました。透明キャップ内にキュウリの苗を植えてあります。これは害虫のウリバエ対策と温度を上げて生育を良くするためです。これをしないとほとんどウリバエにやられてしまいます。農薬を使わないならこのような方法をするしかありません。

苗を植えてしばらく、生育が盛んになればウリバエにやられてもキュウリはグングン生育しますのでもうキャップを外しても大丈夫です。

 

今、このキャップは石油製品の値上がりで高くて買えません。今使っているのは以前に買ったものです。使い方にもよりますが10年近く使えます。

安くあげるなら使い終わった肥料袋などを、4本の棒で四角く、あんどんのようにする方法もありますが、これは保温効果はなく、日光を遮るので、生育はキャップより遅れます。キャップのほうが簡単に設置、回収できるので当園はこれを使ってきました。

これ以外は防虫ネットをかけたり、安上がりなので透明のゴミ袋をかけたりもしてます。でも以前購入したキャップがある限り、ボロボロになるまで使います。

 

やがてキュウリのツルはクローバーの上を這っていきます。
クローバーはキュウリのための敷草マルチでもあり、土を肥やす緑肥でもあります。

          (南部農場)

 

 

 

🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『4月の畑』ー春の作付けピーク!ー
春爛漫の4月も終わり、いよいよ5月に突入となります。4月は例年、収穫野菜が1年で1番少ない時期、端境期ですが、まもなく5月から少しづつ増えていきます。
そして5月は春の作付けシーズンの最後の山場、クライマックスです。


まず、4月に苗箱に種まきした夏野菜の植え付け期となります。トマト、スイカ、メロン、カボチャ(1部)、ナス、ゴーヤ、キュウリ、オクラ、シソ類、モロヘイヤ、ししとうなどなど。


今年新採用のししとうとカボチャの1品種以外は全て自家種です。
自家種は毎年生育力が良いものを選抜採種するので、発芽率も良く、購入種より信頼できます。そして微妙ですが、年々進化?しているかんじです。
これが自家採種の醍醐味でしょう。
どこにも売っていない当園だけの野菜が年々できていくのですから。


5月の種まき、植え付けは、落花生(今年復活)、生姜、四葉キュウリ、陸稲、雑穀(ヒエ)、ゴマ(今年復活)、緑肥のヒマワリ、同じくムクナ豆とササゲと高キビになります。


5月は雑草が活発化してくるので草刈りもしなければなりません。当園の場合、刈った雑草は肥料や、マルチに使いますから、雑草の収穫と言うべきかもしれませんが。


そして5月は、ぼちぼち収穫野菜が増えてくるので収穫と出荷もしなければなりません。
とにかくやること満載です!


こんな時に困るのはイスラエル、アメリカ、イランの長引く戦争です。
イラン、アメリカによるホルムズ海峡封鎖で石油の輸入はストップ。おかげで経済混乱と農業資材もそうですが異常な物価高になりつつあります。


日本の石油備蓄が終われば、車も農機も動かせなくなり農業自体ほとんどできなくなります。これは漁業、物流、医療、建設、土木、など他の産業も同じです。


そして昨年よりひどくなる異常な高温、気候変動です。戦争すること自体が温暖化を加速させております。戦争の原動力は石油ですから。
戦争でものすごく石油を使い温暖化を進行させます。本当におろかな、ひどい、ばかげ戦争は一刻も早くやめるべきです。


おまけに今年はスーパーエルニーニョのようです。エルニーニョが温暖化でスーパー強烈化しているらしいです。
これにより今までより暑さのフェーズがこれまでよりも1段階、上がるとのこと。


これで気候変動もよりひどくなりますから農作物の被害、災害も増えます。これは農業だけではなく、あらゆる産業で困る状況です。


今、石油ショックで産業混乱、世界の大迷惑となっている原因はイラン、イスラエル、アメリカこの三国の権力者たちです。彼らは他国の国民はもちろん、自分を支持しない自国民だってどうでもよく、大事なことは自国の支持者と自分の権力が維持されることが1番のようです。


だから他国や他民族と協調、協力するなんてことはほとんどない。世界の平和など関係ない。こんなとんでもない政治家を選んだ国民にも大きな責任ありますが、しかし、一度このような偏った政治家が権力を握ってしまい国や世界を大混乱にさせると国民はその暴君を引きずり下ろすのは非常に困難となります。すなわち最初にその権力者を選んだ国民が自業自得、泣き寝入りになってしまうのです。


結局、民主主義も共産主義も独裁者の専制国家も皆、1部の特権階級の国民だけ得をしてその他多くの国民は締め付けられ、幸福になれません。


民主主義の国でも選挙で選ばれた権力者は長期政権になるとやがて傲慢な独裁者のようになり、自分のやりたい放題という国がかなりあることからしても、今の世界の既存の政治体制では完璧なものはないと言えるのかもしれません。


これが人間社会というものだ、と言ってしまえばそれまでですが、しかしそれでも人間は過去の過ちから学んで進化向上していると信じたい。


国連は第二次世界大戦のあやまちを繰り返してはならないと、その流れでできたはずです。
せっかく世界の人々の平和、安定のために作られた国連というものがありながら今、ほとんど全く機能していないのは、本当にやるせないです。裏を返せば、これは国連の改革が必要だという証です。


日本政府自民党や他の野党も国連の改革を国際社会に提案し、それを早く積極的にどんどん進めて今後このような戦争が起こらないようにして欲しいものです。


そして石油に頼らないエネルギーで自給率向上。バイオテクノロジー、再エネなどを政府はどんどん発展、普及させていただきたいのです。


それは農業だけでなく、あらゆる産業の安定と自然環境の保全となり、それによりできるだけ多くの人々が健康、幸せに住みやすい社会を築くためになるからです。


しかし、今はとにかくイラン戦争が一刻でも早く終わること、スーパーエルニーニョがあまりひどいことにならぬことを祈るだけです。

 


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🧄🍑🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
           収穫情報2026.04.28現在)

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌🥦

  

f:id:izumisato:20260428174159j:image

↑こちらは赤クローバーによるリビングマルチ

 

緑肥の赤クローバーを割って耕し、両サイドの柿の周囲の雑草を刈り、割って耕したところに載せたところです。赤クローバーはまだ花を咲かせてませんが、この雑草を載せたところにやがてスイカの苗を定植します。
この雑草には微生物が付いているので積んでおくと発酵し熱が発生します。この保温効果でスイカの成長が活発化し、やがて雑草自体のミネラル栄養素や雑草の下に集まってくる虫や微生物の生成物がスイカの肥料になり、そしてこの敷いた雑草により新たな雑草の発生を抑制してスイカの生育を助けます。雑草は管理次第で作物の敵にもなりますが、なくてはならないパートナーでもあります。

 

スイカのツルはやがて赤クローバーを上を這っていき、その上に実をつけます。
スイカの収穫が終わるころ、赤クローバーにより土は肥沃化しているので、次の作付予定のニンニクの元肥になります。


          (南部農場)

 


              
🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。


🌿《葉物野菜》
★ニンニクの芽(少)
★ヨモギ(少)


🌽《果菜》
当分ありません。


🥔《根菜、イモ類)
しばらくありません。


🍀その他 
★ハブ茶

 


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
ラディッシュ、葉大根、フキ、レタス系(各種)、グリーンピース、そら豆、ニラ、新茶葉、新ニンニク、梅

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)  


🌞今月のピカイチはヨモギです。

 

f:id:izumisato:20260428174311j:image

↑ヨモギ
畑に自生するヨモギです。
当園では耕さない自然部分をところどころに確保してあるのでここに毎年生えてきてくれます。このような畑に耕さない部分を作ることは、小動物、昆虫、微生物だちの住処となり、畑の土を良くしてくれるだけでなく、このような副産物も提供してくれますから端境期のときなどは助かります。
<利用方法>
草もち、ヨモギパン、おひたし、汁の具、天ぷらなどに使います。湯がいたゆで汁は入浴剤になります。

 

 


🌞新コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その48


〈前書き〉
当園では、2019年頃から外部からの持ち込み肥料、 肥料材料の使用がほぼゼロ、肥料は畑の雑草、微生物、小動物、栽培した麦などの穀物、緑肥による栽培に順次切り替えました。

 

でも、ただ使用をゼロにするだけというような単純なことではありません。これでは畑の土が疲弊してしまうからです。


外部からの持ち込み肥料、材料の使用ゼロ栽培では、栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、何も肥料をやらなくても数年から10年の間、作物は問題なく育ちます。


しかし、やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。


なので、もともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。


農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているではないか。と書いてありました。


その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない!肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的!重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減!こんないいことないかも?これだ!やってみよう!と素人は思ってしまいます。


実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、生育不良の洗礼を何度も受けました。


その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりましたが、長年自然を尊重し、自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、勘違いがあることに気づきました。


それは、そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。


森林は野生動物の住家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、脱け殻などの有機物肥料を土に施し、落ち葉なども木々に肥料として提供されています。


とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、毎日多量の糞尿を森林に落としています。


だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、という結論になりました。


おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてしません。杉、檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度なので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると
格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。だからどんどん森林の土は肥えていくのです。


エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね。

 


あと、森林から始まる河川は、雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、これが海のプランクトンを増やし、それをねらう魚の漁場になるので
近年、持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでてきております。


ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場となっていることは明らかとなりました。だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。


大自然に、森林に学べば、当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、というのは肥料を全く与えないということではないのです。


ではどうするか?というと、肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありません。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。だから肥料自給率ほぼ100%なのです。


耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、グズなども最大限に活用させていただき、彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、より良い作物を栽培するという農法になります。


この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力)を最大限に引き出すか、ということになります。


この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100%にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、生育効率を上げるために、苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるからです。)


肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、お米を作るにも肥料が必要です。この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。


トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。


化学肥料は日本で作られていても、作るのに石油などの化石燃料が使われますので、結局これもほとんど外国産です。


なので日本のお米の自給率は100%などとは言えません。


ということから、食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものといえるのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、購入までにかなり環境に負担をかけております。


しかし肥料自給率100%なら環境への負担はかなり少なくてすみます。(SDGsに役立つというのはこの点です。)


たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など)は製造時はもちろん、梱包、輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていますが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。


肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、この栽培により緑肥、雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。


この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、結果を分析、発信し、本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%が達成できるのか?をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。


この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、終了と致します。
                〈以上、前書き〉

 


🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊

これから外部からの持ち込み肥料ほぼゼロ、畑の雑草、微生物、小動物と栽培した穀物、緑肥を使う肥料自給率ほぼ100%によって栽培する作物の実践データを公開します。年に1度の土壌分析と合わせて、実際にどのように生育したのか検証します。

 

↑サンプルデータ9 キャベツ(購入在来種のレッドエーカーと富士早生)

富士宮農場FS7〈元肥〉雑草+自生の赤クローバー〈追肥〉なし、9月種まき(苗)<定植>

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

もはや結球すらできないかも?来月で最終結論とします。

(次号で検証)

 


(3月号に記載)

少し大きくなりましたが、トウが出てきているのもあります。

今季の太平洋側の冬は気象庁が異常気象と判定した記録的な少雨。結局、苗の栽培数からすると90%ほど消滅。

無農薬のキャベツもトウモロコシのようにリスクが大きい野菜の1つです。温暖化で種まき期の害虫が活発で苗栽培が困難になっている。1番の問題は自家採種が困難ということ。そして冬に干ばつとなればほとんど枯れる。なので、栽培するにしても少量です。

残り少なくなったキャベツですが、結球できるかどうか?次回も検証を続けます。 (次号で検証)

 


(2月号に記載)

苗の栽培時点で半分以上消失。原因は害虫と雑草。害虫ネットしても効果なし。定植からは雨が長期間なく、枯れたり、生育不良と結局1/3以下となりました。
害虫ネットしても効果のないのは、温暖化で害虫が晩秋になっても活発なためと考えられます。


苗数が極端に減ったので栽培予定地があいてしまい、余っていたグリーンピースの苗を横に植えました。同時に検証します。

 

 

 

f:id:izumisato:20260427181140j:image

↑サンプルデータ10 レタス系(購入在来種のサニーレタス、グリーンリーフ、ロメインレタス)

南部農場K3-b〈元肥〉なし〈追肥〉なし<前作>ムクナ豆、ヒマワリ、高キビの混作

<種まき>3月(苗)<定植>4月

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

定植完了です。予定を変更し、南部農場に定植しました。前作はムクナ豆、ヒマワリ、高キビの混作。すなわち当園の肥料自給、肥料生産エリア直後の作付です。すき込んで1〜2カ月ですが、どうなるのか、楽しみです。

(次号で検証)

 


(3月号に記載)
今季は苗栽培から検証します。
セルトレイの下部半分以上は畑の土で
上部は市販の種まき培土を使用。
全部畑の土だと雑草が生えすぎて管理が大変だからです。市販の培土は雑草の種がないので育苗期間ほぼ草取りする必要がなく、その分他の仕事ができます。でも全部市販の培土だと費用がかかりすぎます。
発芽率は90%以上で上々のスタートになっております。
今季のレタス系の定植予定地は、前作が冬じゃがいもでその後何も元肥をしてませんからどうなるのか?これまでの残留肥料分のみで栽培することになります。(次号で検証)

 

 

f:id:izumisato:20260427181038j:image

↑サンプルデータ12 大根(購入種の時無し大根)

南部農場K3-a〈元肥〉なし〈追肥〉なし<前作>ムクナ豆、ヒマワリ、高キビの混作

<種まき>4月

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀.
今年は夏大根を検証します。
こちらもレタスと同じ、当園の肥料自給、肥料生産エリア直後の作付です。
3月に富士宮農場でも同じ種をまきましたので、生育比較します。

 


🍀🌞🌲泉里農園ポリシー


21世紀になって年月がすぎましたが、農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、農業資材の高騰など年々悪化しております。


国(政府)がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、食料の全ては外国産ということになってしまいます。これは大変危険な状況です。なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、日本は食料危機パニックとなるからです。


最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、パニックを超えて大混乱、国が崩壊することです。


現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、自給率100%とされているお米は、それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。


また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになります。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。


すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。


これは国(政府)がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なかった結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。


ここ10年前からの国政選挙において、国民有権者の約半数は選挙にも行かず、そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国(政府)に投票し支持してきたのですから、我々国民にも責任はあるはずです。


では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょうか?それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしかないと考えます。


我々農業者としてできることは、自給率を上げ、できるだけ自然環境を壊さない、人体に安全な農法を確立することと考えます。


そして自然をどんどん破壊し、外国産頼みで成り立っている今の日本の農業を変えなければなりません。これは一朝一夕でできることではありませんが当園はそういう希望、願いを元に日々研鑽、チャレンジ精神で進んでまいります。


                          

泉里農園ブログ 2026.04.28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市、山梨県南巨摩郡南部町
(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com
       

 

泉里農園ブログ2026.03.28号配信致しました!🙂よろしくお願いします(⁠^⁠-⁠^⁠)


🌰🍉🍅🍎🍆🍈🌽🍏🍓🥕🥒🥔
☀泉里農園ブログ🌻’26.03.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 

 

f:id:izumisato:20260328183023j:image

↑菜の花満開🌼!
小松菜、白菜、真菜などが満開です。
当園は自家採種のために花を咲かせますが、こんなに花を咲かせるほどの種は必要ありません。これでは、こぼれ種が秋に自生します。でも、次作の作物の栽培の障害にならない範囲でできるだけそのままにします。


          (富士宮農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『3月の畑』種まきシーズン到来!
春のお彼岸が過ぎました。いよいよ春の種まき、作付けシーズンがやってきました。


まずその第一弾の3月作付けのレタス系と1番キュウリ、ゴボウ、じゃがいも、ラディッシュ、夏大根、ネギ、里芋は完了しました。あと残るはマーシュだけです。


いつもならトウモロコシもここに入りますが、昨年収穫した自家種トウモロコシが全部カビだらけになり、今年は栽培を断念しました。
今年の冬の寒暖差の結露で湿ったからか、昨年収穫後の乾燥が不十分だったのか?両方なのか?あんなに真っ白になったのは初めてのことです。いつもの穀物貯蔵タンクでの冬場貯蔵でした。


トウモロコシは、無農薬栽培ではとくに栽培リスクが大きい作物です。それは、自家採種で種をとっても、乾燥工程でコクゾウムシに集られて穴をあけられるので、あまり長く干しておけない。すると水分が残っていれば貯蔵段階でカビが生える。これをクリアできても、種まき期になれば、直播きにすると発芽したての新芽をキジがほとんど全部食べてしまう。


これを苗栽培によりクリアできても、
通常の4月まき露地栽培なら、収穫期の7月になればアワノメイガにより成熟間近の実を食い荒らされる。これを防ぐためにビニール保温栽培で苗を作り早く収穫するようにしても、それでも今度は成熟するとカラスが食い荒すのです。


こんな効率悪くリスクが大きい作物はありません。
ほとんど石油から作られている農薬をいっぱい使い、石油から作られた保温ビニールやビニールマルチをいっぱい使い、カラス避けプラスチック資材をたくさん使い、外国産肥料、エネルギーいっぱい使ってやっと立派なトウモロコシができるのですが、朝早くから収穫しても美味しいのは1〜2日間だけ。3日過ぎれば半額以下。トウモロコシを作るのにどれだけ石油を使ったことか?


イチゴ、トマト、キュウリなどのビニールハウス施設栽培以外の露地作物では、これほど石油を使うものは他にないのでは?
おまけにトウモロコシは肥料食いの作物なので一般栽培では肥料をたくさん使っています。そして化学肥料も石油から作られています。


話は変わりますが、イスラエル、アメリカによるイランへの軍事攻撃で今、ホルムズ海峡を石油タンカーが通れなっております。それで世界の石油の値段がはね上がってます。日本は使用する石油の95%がこの海峡を通るので、もはや輸入できなくなりました。それで国と民間の石油備蓄を使い始めましたが備蓄量は8カ月分。


これを使い果たすと、もはやガソリン車は使えなくなり、ビニール、プラスチック資材も作れなくなり、肥料、農薬も作れなくなり、トラクター、耕うん機も使えなくなります。


そうです、備蓄が終われば農作物のほとんどが生産できなくなります。もちろんこれは農業だけではありません。石油をたくさん使う漁業や物流業界から、あるとあらゆる業界に影響を与え、この社会は大混乱になります。


これからしても今の社会がどれだけ石油に依存しているのか、改めて考えさせられています。


このような状況からしても温暖化、異常気象ストップのために、脱化石燃料、カーボンニュートラルと言われてきましたが、それがいかに大変なのかを実感させられます。


しかし、化石燃料は無尽蔵ではなく、いつかは掘り尽くされて枯渇するのです。だから太陽光、風力、地熱などの再エネや、植物から作るプラスチック資材(バイオマスプラスチック)の実用化でエネルギー自給率の向上をどんどん推進すべきなのですが、これを革命的に推進できるのは国、政治家しかありません。これを期にまた再エネ推進がクローズアップされる事を願っております。


脱化石燃料、再生エネルギーの普及は多くの産業の発展、安定化だけでなく、温暖化、異常気象対策そのものです。たとえば新築の一般住宅の屋根はソーラーパネル化を義務付ける。既存住宅は国が補助金でどんどん推進させる。それで作った電気は自宅でEV車に充電する。物流業界も自社発電でEV化すれば燃料代はゼロ円なので物流コストが下がり、経済が活性化します。


農業では、トラクターも耕うん機、あらゆる農機をEV化させます。これをすればどれだけ農業や他の産業も安定化し助かることになるし、温暖化、異常気象の進行を止められることでしょう。
とにかく政府はこのような国を作るべく、すぐにあらゆるアクションをすべきなのです。


話は脱線しましたが、一般のトウモロコシ栽培はとにかく農薬から何から何まで石油をたくさん使うことで生産できている作物です。
当園からすれば、それはあまりにリスクが高く非効率な作物と言わざるおえません。


しかし、これまで一般のトウモロコシとは違い独特で美味なので自家種を継承してきたし、夏を代表する野菜の1つだし、この自家種トウモロコシを喜んでくれるお客様もいてくれるし、少しなら栽培してもいいのでは、と長年栽培を続けてきましたが、この自家種がカビで完全に絶えてしまった以上この機会に栽培を今後取り止めるべきか、どうするか?来年、新たな種を購入し、また栽培するにしてもほんとに少量ですが、来年春に検討します。


春の種まき第1弾が完了したら、4月から5月にかけて第2、第3、第4弾と続きます。
第2弾は4月上旬にトマト、スイカ、メロン、ナス、ししとう、シソ類、モロヘイヤ、ムクナ豆などの苗育成、直播きはインゲンなど。


第3弾は4月後半にかけてオクラ、ゴーヤ、2番キュウリ、陸稲の苗育成。直播きは緑肥ヒマワリなど。


5月になると、ハブ茶、落花生、ショウガ、粟、黍、緑肥ムクナ豆、高キビ、ササゲなどの直播き。
これで一段落となります。


さあ、今年は昨年より良くできますように願いつつ、ハリキッテいきましょう!
なんですが、今年の温暖化、異常気象どうなるのか?日本や世界の国々の多くは、あまり温暖化ストップ対策、真剣にしてないようなので、普通に考えれば今年は昨年より温暖化が進行する方が正論です。


気になるニュースも入ってきました。
アメリカ西部で3月17日〜18日にかけ、3月なのにあまりに早すぎる熱波が襲い、ロサンゼルスは36.7℃、フェニックスは38.3℃と、3月として記録的暑さとなったようです。春なのに猛暑ですから夏はどうなるのか?
日本も他国事ではないのです。


脱化石燃料、エネルギー自給率をどんどん向上させることで温暖化の進行が止まり、社会産業が安定化します。これを実際にできるのは政治家、企業、マスコミの皆様です。どうか安定化社会の構築お願いします。


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🧄🍑🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
           収穫情報2026.03.28現在)

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌🥦

  

f:id:izumisato:20260328183142j:image

↑秋まき緑肥
当園は外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培、肥料自給率ほぼ100%の追求を続けております。昨年より3年周期で緑肥による肥料分備蓄が可能か試験栽培をしておりますが、この緑肥はムクナ豆、ヒマワリ、ササゲなどを利用する夏栽培を基本にしておりますが、これだけでは肥料備蓄が不十分の場合、あるいは冬の休作期間を有効利用するために、秋まきで冬〜春栽培の緑肥を補填栽培すればより肥料備蓄が増えるはずなので、有力候補の緑肥を検証栽培しております。
こちらはヘアリーベッチとカラスノエンドウの混作です。 この2つの緑肥でその効果を検証しております。


すごい生育力で雑草をほぼ完全に抑えてくれてます。
これを肥料備蓄だけでなくリビングマルチとして使えば、カボチャ、キュウリ、スイカ栽培などの敷きワラ兼用になります。


          (南部農場)

 


              
🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。

 

 


今年も端境期がやってまいりました。1年でもっとも収穫野菜がない時期です。端境期の脱出は毎年5月ですが4月下旬から少しづつ増える予定です。


🌿《葉物野菜》
★のらぼう菜の菜の花(少)
★わさび菜の菜の花(少)
★大根の菜の花(少)


🌽《果菜》
当分ありません。


🥔《根菜、イモ類)
しばらくありません。


🍀その他 
★ハブ茶

 


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
ラディッシュ、葉大根、よもぎ、フキ、ニンニクの芽

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)  


🌞今月のピカイチはのらぼう菜です。

 

f:id:izumisato:20260328183237j:image

↑のらぼう菜
自家種100%。採種歴は20年ほどになります。寒さ、乾燥にも強く、生育力が並外れです。厳寒期は葉を摘み取りおひたしなどに利用します。春になると菜の花がたくさん出てきて、これも摘み取っていろいろな料理に利用します。クセがほとんどなく、ほのかな甘味もあります。
<利用方法>
おひたし、ごま和え、炒め物、汁の具、漬け物、天ぷらなどに使います。

 

 


🌞新コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その47


〈前書き〉
当園では、2019年頃から外部からの持ち込み肥料、 肥料材料の使用がほぼゼロ、肥料は畑の雑草、微生物、小動物、栽培した麦などの穀物、緑肥による栽培に順次切り替えました。

 

でも、ただ使用をゼロにするだけというような単純なことではありません。これでは畑の土が疲弊してしまうからです。


外部からの持ち込み肥料、材料の使用ゼロ栽培では、栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、何も肥料をやらなくても数年から10年の間、作物は問題なく育ちます。


しかし、やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。


なので、もともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。


農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているではないか。と書いてありました。


その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない!肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的!重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減!こんないいことないかも?これだ!やってみよう!と素人は思ってしまいます。


実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、生育不良の洗礼を何度も受けました。


その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりましたが、長年自然を尊重し、自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、勘違いがあることに気づきました。


それは、そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。


森林は野生動物の住家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、脱け殻などの有機物肥料を土に施し、落ち葉なども木々に肥料として提供されています。


とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、毎日多量の糞尿を森林に落としています。


だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、という結論になりました。


おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてしません。杉、檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度なので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると
格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。だからどんどん森林の土は肥えていくのです。


エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね。

 


あと、森林から始まる河川は、雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、これが海のプランクトンを増やし、それをねらう魚の漁場になるので
近年、持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでてきております。


ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場となっていることは明らかとなりました。だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。


大自然に、森林に学べば、当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、というのは肥料を全く与えないということではないのです。


ではどうするか?というと、肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありません。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。だから肥料自給率ほぼ100%なのです。


耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、グズなども最大限に活用させていただき、彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、より良い作物を栽培するという農法になります。


この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力)を最大限に引き出すか、ということになります。


この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100%にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、生育効率を上げるために、苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるからです。)


肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、お米を作るにも肥料が必要です。この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。


トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。


化学肥料は日本で作られていても、作るのに石油などの化石燃料が使われますので、結局これもほとんど外国産です。


なので日本のお米の自給率は100%などとは言えません。


ということから、食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものといえるのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、購入までにかなり環境に負担をかけております。


しかし肥料自給率100%なら環境への負担はかなり少なくてすみます。(SDGsに役立つというのはこの点です。)


たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など)は製造時はもちろん、梱包、輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていますが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。


肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、この栽培により緑肥、雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。


この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、結果を分析、発信し、本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%が達成できるのか?をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。


この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、終了と致します。
                〈以上、前書き〉

 


🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊

これから外部からの持ち込み肥料ほぼゼロ、畑の雑草、微生物、小動物と栽培した穀物、緑肥を使う肥料自給率ほぼ100%によって栽培する作物の実践データを公開します。年に1度の土壌分析と合わせて、実際にどのように生育したのか検証します。

 

 

f:id:izumisato:20260328183315j:image

↑サンプルデータ9 キャベツ(購入在来種のレッドエーカーと富士早生)

富士宮農場FS7〈元肥〉雑草+自生の赤クローバー〈追肥〉なし、9月種まき(苗)<定植>

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

少し大きくなりましたが、トウが出てきているのもあります。

今季の太平洋側の冬は気象庁が異常気象と判定した記録的な少雨。結局、苗の栽培数からすると90%ほど消滅。

無農薬のキャベツもトウモロコシのようにリスクが大きい野菜の1つです。温暖化で種まき期の害虫が活発で苗栽培が困難になっている。1番の問題は自家採種が困難ということ。そして冬に干ばつとなればほとんど枯れる。なので、栽培するにしても少量です。

残り少なくなったキャベツですが、結球できるかどうか?次回も検証を続けます。 (次号で検証)

 


(2月号に記載)

苗の栽培時点で半分以上消失。原因は害虫と雑草。害虫ネットしても効果なし。定植からは雨が長期間なく、枯れたり、生育不良と結局1/3以下となりました。
害虫ネットしても効果のないのは、温暖化で害虫が晩秋になっても活発なためと考えられます。


苗数が極端に減ったので栽培予定地があいてしまい、余っていたグリーンピースの苗を横に植えました。同時に検証します。

 

 

f:id:izumisato:20260328183358j:image

↑サンプルデータ10 レタス系(購入在来種のサニーレタス、グリーンリーフ、ロメインレタス)

富士宮農場FS8(予定)〈元肥〉なし〈追肥〉なし<前作>冬じゃがいも

<種まき>3月(苗)<定植>4月予定

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
今季は苗栽培から検証します。
セルトレイの下部半分以上は畑の土で
上部は市販の種まき培土を使用。
全部畑の土だと雑草が生えすぎて管理が大変だからです。市販の培土は雑草の種がないので育苗期間ほぼ草取りする必要がなく、その分他の仕事ができます。でも全部市販の培土だと費用がかかりすぎます。
発芽率は90%以上で上々のスタートになっております。
今季のレタス系の定植予定地は、前作が冬じゃがいもでその後何も元肥をしてませんからどうなるのか?これまでの残留肥料分のみで栽培することになります。(次号で検証)

 


🍀🌞🌲泉里農園ポリシー


21世紀になって年月がすぎましたが、農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、農業資材の高騰など年々悪化しております。


国(政府)がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、食料の全ては外国産ということになってしまいます。これは大変危険な状況です。なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、日本は食料危機パニックとなるからです。


最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、パニックを超えて大混乱、国が崩壊することです。


現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、自給率100%とされているお米は、それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。


また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになります。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。


すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。


これは国(政府)がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なかった結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。


ここ10年前からの国政選挙において、国民有権者の約半数は選挙にも行かず、そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国(政府)に投票し支持してきたのですから、我々国民にも責任はあるはずです。


では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょうか?それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしかないと考えます。


我々農業者としてできることは、自給率を上げ、できるだけ自然環境を壊さない、人体に安全な農法を確立することと考えます。


そして自然をどんどん破壊し、外国産頼みで成り立っている今の日本の農業を変えなければなりません。これは一朝一夕でできることではありませんが当園はそういう希望、願いを元に日々研鑽、チャレンジ精神で進んでまいります。


                          

泉里農園ブログ 2026.03.28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市、山梨県南巨摩郡南部町
(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com
       

 

泉里農園ブログ2026.02.28号配信致しました🙂よろしくお願いします(⁠^⁠-⁠^⁠)


🌰🍉🍅🍎🍆🍈🌽🍏🍓🥕🥒🥔
☀泉里農園ブログ🌻’26.02.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 

f:id:izumisato:20260228181215j:image

↑冬の果樹
杏、スモモ、栗、ブルーベリー、梅、
の剪定完了!あと柿が残ってます。果樹は剪定しないと大きくなりすぎて収拾つかなくなり、実がつかなくなったり、病気になったりするので毎年するのが一般的です。人間で言えば理髪店でさっぱりする感じです。
果樹にも、落葉樹、常緑樹があり、落葉樹は秋から冬が剪定時期です。常緑樹は樹種によります。


同じ種類の果樹でも一本一本の形が違い何一つ同じものはない。これも人間と一緒ですね。木には精霊が宿るという人もいますが、人間も果樹も同じ生命エネルギーに生かされる存在かもしれません。
          (南部農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『2月の畑』
2/11日あたり、今季の冬最低の気温となりました。南部農場では−5〜−7℃で完全に凍結。常設のポンプが凍結による膨張で破裂して使えなくなりました。富士宮農場のポンプも破裂して使えなくなりました。こんなことは初めてです。物価高で大変なのに新しいポンプを購入しなければならなくなりました。
この寒さ、温暖化のはずなのになぜ?
と思ってしまいますが、気象専門家によれば、北極の温暖化で冷気が日本付近まで南下したのが原因とのこと。
結局この寒さの原因は温暖化ということです。
一方、2/23日天皇誕生日には25℃の夏日を記録。2月に夏日とは。やはり温暖化ですね。


ざっくり世界の半分以上の人々は温暖化阻止に対して消極的です。
今月行われた衆議院総選挙でも、温暖化阻止に後ろ向きな自民党が圧勝です。かといって他の野党も温暖化阻止なんてこと何も言わず、ほぼ消費税減税だけしか言ってない。日本には環境問題に積極的な政党はないのでしょうか?


これではどんどん温暖化は進みますね。農業従事者としても非常に困った状況です。温暖化で農業がどんどん破壊されていくような感じです。


まもなく春の種まきシーズンで、今年の作付け計画を立てる時期となりましたが、
種まきしても温暖化、異常気象で被害を受け、成果が出ない作物が今年もまた増える確率は高くなっています。
なので、その対策としては、昨年温暖化でやられた作物は今年はなるべく作らないこと。よくできたものは増やす。こんな感じでいくしかありません。


しかし当園では、この対策として、平地より4〜5℃低くなる標高500m以上の新富士宮農場は昨年からスタートしました。そのおかげで高温障害で約3年できなかったトマト、カボチャ、ネギが3年ぶりに収穫できるようになり対策の成果がでました。今年はより多く栽培します。
平地の南部農場、富士宮農場では全般的に今のところ高温に強い作物は昨年と同じか少し増やす方向です。


人気野菜のキュウリは高温障害でやられるので新富士宮農場で作りたいのですが、毎日収穫するキュウリは距離が離れ週に1〜2度しかいけない新富士宮農場ではできませんから南部農場と富士宮農場で作りますが、できるだけ高温期を避け、早取りと秋どりでいきます。


高温多湿で病気になりやすいショウガは新富士宮農場が主体に。
秋冬野菜は新富士宮農場は寒すぎて生育が良くないので、秋冬と早春の葉物、根菜類は全て富士宮農場で作ります。南部農場は鹿が出て、ほとんどの葉物野菜や大根、人参、カブも食べられてしまうので、ここで作れる葉物野菜はモロヘイヤ、シソ、エンサイしかありません。夏野菜は今のところ高温障害がほとんどないゴーヤ、メロン、スイカは南部農場でいきます。


そしてこれも暑さに強いムクナ豆(八升豆)も南部農場です。昨年このムクナ豆の枝豆を試食したらかなり美味なので、緑肥だけでなく、食用豆として販売してみますから昨年より少し多く栽培します。あと、オクラ、ナス、トウガラシ系、トウモロコシ、ゴボウは昨年と変わらずで南部農場になります。
今年はこんな感じまいります。


今年は昨年よりももっと暑くなり、超モーレツ豪雨、大干ばつ、巨大台風で被害が多発する可能性は非常に高いですが、何もしなければ何も生まれない、チャレンジ精神でまいります。

 


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🧄🍑🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
           収穫情報2026.02.28現在)

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌🥦

  

f:id:izumisato:20260228181250j:image

↑グリーンピース
前作はゴーヤで、まだそのツルや根がが残ったまま、根元周りの雑草をとって、そのまま苗を植えました。支柱はそのまま使用。全く耕さない栽培法、不耕起栽培です。追肥もしません。肥料は、前作ゴーヤの周りに敷いた雑草になります。


5月にグリーンピースが大きくなったら、はみ出た部分の支えに少し支柱を加える程度で、あとは収穫を待つだけです。大変効率的です。大豆、枝豆は鹿が全部食べてしまいますが、グリーンピースは大丈夫です。ただ豆が熟すと鳩に全部食べられますので、種を取る場合はネットを張ります。
今年は南部農場では鹿が食べる野菜は全く作ってないので、夕暮れ、早朝の頃、鹿のピーピー鳴き声がしなくなった感じです。


          (南部農場)

 


              
🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。

 


今年も端境期がやってまいりました。1年でもっとも収穫野菜がない時期です。端境期の脱出は毎年5月ですが4月下旬から少しづつ増える予定です。


🌿《葉物野菜》
★のらぼう菜(少)
🌽《果菜》
当分ありません。


🥔《根菜、イモ類)
しばらくありません。


🍀その他 
★ハブ茶

 


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
菜の花各種

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)  


🌞今月のピカイチは、端境期になったのでありません。

 

 

🌞新コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その46


〈前書き〉
当園では、2019年頃から外部からの持ち込み肥料、 肥料材料の使用がほぼゼロ、肥料は畑の雑草、微生物、小動物、栽培した麦などの穀物、緑肥による栽培に順次切り替えました。

 

でも、ただ使用をゼロにするだけというような単純なことではありません。これでは畑の土が疲弊してしまうからです。


外部からの持ち込み肥料、材料の使用ゼロ栽培では、栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、何も肥料をやらなくても数年から10年の間、作物は問題なく育ちます。


しかし、やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。


なので、もともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。


農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているではないか。と書いてありました。


その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない!肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的!重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減!こんないいことないかも?これだ!やってみよう!と素人は思ってしまいます。


実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、生育不良の洗礼を何度も受けました。


その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりましたが、長年自然を尊重し、自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、勘違いがあることに気づきました。


それは、そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。


森林は野生動物の住家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、脱け殻などの有機物肥料を土に施し、落ち葉なども木々に肥料として提供されています。


とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、毎日多量の糞尿を森林に落としています。


だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、という結論になりました。


おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてしません。杉、檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度なので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると
格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。だからどんどん森林の土は肥えていくのです。


エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね。

 


あと、森林から始まる河川は、雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、これが海のプランクトンを増やし、それをねらう魚の漁場になるので
近年、持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでてきております。


ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場となっていることは明らかとなりました。だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。


大自然に、森林に学べば、当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、というのは肥料を全く与えないということではないのです。


ではどうするか?というと、肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありません。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。だから肥料自給率ほぼ100%なのです。


耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、グズなども最大限に活用させていただき、彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、より良い作物を栽培するという農法になります。


この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力)を最大限に引き出すか、ということになります。


この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100%にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、生育効率を上げるために、苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるからです。)


肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、お米を作るにも肥料が必要です。この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。


トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。


化学肥料は日本で作られていても、作るのに石油などの化石燃料が使われますので、結局これもほとんど外国産です。


なので日本のお米の自給率は100%などとは言えません。


ということから、食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものといえるのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、購入までにかなり環境に負担をかけております。


しかし肥料自給率100%なら環境への負担はかなり少なくてすみます。(SDGsに役立つというのはこの点です。)


たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など)は製造時はもちろん、梱包、輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていますが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。


肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、この栽培により緑肥、雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。


この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、結果を分析、発信し、本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%が達成できるのか?をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。


この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、終了と致します。
                〈以上、前書き〉

 


🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊

これから外部からの持ち込み肥料ほぼゼロ、畑の雑草、微生物、小動物と栽培した穀物、緑肥を使う肥料自給率ほぼ100%によって栽培する作物の実践データを公開します。年に1度の土壌分析と合わせて、実際にどのように生育したのか検証します。

 

 

f:id:izumisato:20260228181133j:image

↑サンプルデータ キャベツ(購入在来種のレッドエーカーと富士早生)

富士宮農場FS7〈元肥〉雑草+自生の赤クローバー〈追肥〉なし、9月種まき(苗)<定植>

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
苗の栽培時点で半分以上消失。原因は害虫と雑草。害虫ネットしても効果なし。定植からは雨が長期間なく、枯れたり、生育不良と結局1/3以下となりました。
害虫ネットしても効果のないのは、温暖化で害虫が晩秋になっても活発なためと考えられます。


苗数が極端に減ったので栽培予定地があいてしまい、余っていたグリーンピースの苗を横に植えました。同時に検証します。

 

 


🍀🌞🌲泉里農園ポリシー


21世紀になって年月がすぎましたが、農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、農業資材の高騰など年々悪化しております。


国(政府)がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、食料の全ては外国産ということになってしまいます。これは大変危険な状況です。なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、日本は食料危機パニックとなるからです。


最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、パニックを超えて大混乱、国が崩壊することです。


現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、自給率100%とされているお米は、それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。


また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになります。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。


すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。


これは国(政府)がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なかった結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。


ここ10年前からの国政選挙において、国民有権者の約半数は選挙にも行かず、そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国(政府)に投票し支持してきたのですから、我々国民にも責任はあるはずです。


では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょうか?それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしかないと考えます。


我々農業者としてできることは、自給率を上げ、できるだけ自然環境を壊さない、人体に安全な農法を確立することと考えます。


そして自然をどんどん破壊し、外国産頼みで成り立っている今の日本の農業を変えなければなりません。これは一朝一夕でできることではありませんが当園はそういう希望、願いを元に日々研鑽、チャレンジ精神で進んでまいります。


                          

泉里農園ブログ 2026.02.28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市、山梨県南巨摩郡南部町
(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com
       

 

泉里農園ブログ2026.01.28号配信致しました🙂よろしくお願いします(⁠^⁠-⁠^⁠)


🌰🍉🍅🍎🍆🍈🌽🍏🍓🥕🥒🥔
☀泉里農園ブログ🌻’26.01.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 

f:id:izumisato:20260128150313j:image

↑長さやそら豆(1部普通のそら豆)
自家種100%、採種年数はかれこれ20年近くになります。そして4年以上前からは外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培を続けております。
前作はスイカで、敷きワラ、敷き草をたくさん敷いていたので、これが元肥となります。種まき前に軽く耕起1回、追肥は雑草です。


先月号はニンニクを紹介し草ボーボー状態でしたが、そら豆は土寄せが小型耕うん機で問題なくできるので、条間耕うん往復一回、雑草を土と混ぜ、被せました。この雑草が追肥になります。春になればまた雑草が生えますが、ひどくなければ除草1回で収穫までいけます。
          (南部農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『1月の畑』
初日の出🌄は、東の山々から朝焼けとともに四方八方に輝き、1月1日、新たなる年西暦2026年がスタート致しました。 
おだやかに晴れ渡り、今年は良い年になってくれるかも?と期待したくなるような正月となりました。
温暖化、異常気象で農業経営は年々厳しくなっておりますが、だからこそ希望の光が降り注いでくれることを願ってしまいます。


本年の当園の豊富は、外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培(肥料自給率ほぼ100%)へのチャレンジは今年で5年めとなります。これまで一定の成果は出ておりますが、昨年は自家種100%に到達した緑肥ムクナ豆、その本格的な利用を開始し、3年サイクル肥料充填方式をスタートさせました。


その効果は少しづつ本年から出てくる期待もあり、この結果次第では流れは変わる可能性が高まります。


ムクナ豆だけでなく、今年は他の有望な緑肥の試験栽培を実施し、実用化につなげてまいります。


できるだけ早く、市場に出回っているような、外部からの持ち込み肥料で育てた一般的野菜と同等生産レベル、とまでは困難かもしれませんが、できるだけそれに近く、そして無農薬、ビニールマルチを使わない、肥料自給率100%の野菜を多量に生産できるように技術向上へまい進致します。


ただ1番のリスクはなんと言っても温暖化、気候変動です。これをなんとかしないと農業の根底から崩れてしまいます。


今季の寒波は日本海側の積雪量は史上最多、平年の10倍以上の地域もあり、これは夏になればこれが史上最多の雨量、平年の10倍以上の雨量につながるので、大変危惧してます。


ところで季節が日本と逆の南半球では記録的な猛暑の夏になっているようです。例えばオーストラリアのメルボルンシドニーなどの主要都市で40℃を超え、内陸部では50℃近くに達する場所もあるらしい。
今年の日本の夏、恐ろしやです。


日本周辺の海は温暖化により世界で1番、海水温が上昇しているらしく、これが原因で限度を超える降雪量、降雨量の原因になっているので、これによりモーレツ豪雨、豪雪災害が増え、日本は世界で1番住みづらい国になるらしいです。


だから日本政府を始めとして、企業、マスコミは温暖化阻止への行動を起こさなければならないのですが、その政府は党利党略で内向きなことばかりです。解散総選挙発表前の高市政府への平均支持率は非常に高い70%(20〜30代は80%)でした。
しかし突然、解散総選挙を行うと発表。その理由は「私が総理大臣でよいのか?国民に信を問うため」と言っている。
非常に高い支持率なのになぜ信を問うのか?おかしなこと。
これは結局、数の力で野党の言う事を聞かない、自民党やりたい放題の1党独裁政権を作りたいために今、支持率が高いとき、やってしまおう選挙ということになります。しかし、選挙するのに国民の税金700億円も使う。これだけの金額があれば、どれだけの人々を救えるだろう。


そして訴えていることといえば物価高対策ばかりで未来の子どもたちのために温暖化阻止に取り組みます!なんて全くありません。温暖化の『お』の字もありません。
全く酷い状況です。


世界レベルでも、アメリカトランプ政権を始めとして、温暖化阻止より、経済発展が何よりも大事、という考えの政治家、企業経営者、大株主がまだまだ多いです。
なので今年は昨年より暑く、より雨が降り、より異常気象が酷くなり、被害が多発する可能性が高くなってます。
だから農業経営においては、ますます厳しくなることが懸念されます。


しかし、昨年の当プログで述べさせていただきましたように温暖化阻止に真剣に取り組んでいる企業、研究者もおり、世界の半数近くの国々は温暖化阻止に賛成であり、まだまだ希望は残されています。


当園としても、温暖化による農業への影響を畑からリアルにお伝えさせていただくことで、少しでも温暖化阻止へお役に立てれば、と願いつつ本年もブログ発信させていただく所存ですので、遅くなりましたが、本年もよろしくお願い致します。

 

 


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🧄🍑🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
           収穫情報2026.01.28現在)

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌🥦

 

f:id:izumisato:20260128150616j:image

↑ムクナ豆の天日干し
ムクナ豆の脱穀は大豆に比べると少し大変です。殻が固いので脱穀しづらいのです。米麦用のハーベスター脱穀できるかもしれませんが、あくまで米麦用なのでなんとも。そもそも、この程度の量なら使わなくてもいいかも?ということでこのやり方にしてます。それにムクナ豆の殻には細かい毛が付いていて、脱穀するとこれが舞い上がりチクチク大変なことになります。


しかし、このように天日干しするとパチ!パチ!とはぜて自ら脱穀してくれますから、これが一番楽かも?ということですが、でも全部自ら脱穀終わるまで何日もがかかります。天気のよい日に外に出し、日が沈めば屋内への繰り返しです。2/4日の立春すぎあたりが限度でしょうか?その頃までにはぜてないものはプライヤー等で殻を割るしかありません。

            (南部農場)

 

            
🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。

 

🌿《葉物野菜》
★小松菜(少)
★高菜(少)
九条ネギ(少)
★のらぼう菜(少)
🌽《果菜》
当分ありません。


🥔《根菜、イモ類)
★青首大根(少)
★50人参(少)
★冬の新じゃが(アンデスレッド)(少)
★冬の新じゃが(出島)(少)


🍀その他 
ハブ茶

 


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
菜の花?

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)  


🌞今月のピカイチは人参です。

 

自家種50%黒田五寸人参になります。香りが良くて、甘く、シャキシャキ柔らかい。今年は自家種100%にトライです。

 

f:id:izumisato:20260128151544j:image

↑収穫した人参

〈利用法〉
生サラダ、煮物、炒め物、ジュースか天ぷらなど何でもオーケーです。


 

🌞新コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その45


〈前書き〉
当園では、2019年頃から外部からの持ち込み肥料、 肥料材料の使用がほぼゼロ、肥料は畑の雑草、微生物、小動物、栽培した麦などの穀物、緑肥による栽培に順次切り替えました。

 

でも、ただ使用をゼロにするだけというような単純なことではありません。これでは畑の土が疲弊してしまうからです。


外部からの持ち込み肥料、材料の使用ゼロ栽培では、栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、何も肥料をやらなくても数年から10年の間、作物は問題なく育ちます。


しかし、やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。


なので、もともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。


農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているではないか。と書いてありました。


その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない!肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的!重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減!こんないいことないかも?これだ!やってみよう!と素人は思ってしまいます。


実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、生育不良の洗礼を何度も受けました。


その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりましたが、長年自然を尊重し、自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、勘違いがあることに気づきました。


それは、そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。


森林は野生動物の住家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、脱け殻などの有機物肥料を土に施し、落ち葉なども木々に肥料として提供されています。


とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、毎日多量の糞尿を森林に落としています。


だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、という結論になりました。


おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてしません。杉、檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度なので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると
格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。だからどんどん森林の土は肥えていくのです。


エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね。

 


あと、森林から始まる河川は、雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、これが海のプランクトンを増やし、それをねらう魚の漁場になるので
近年、持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでてきております。


ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場となっていることは明らかとなりました。だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。


大自然に、森林に学べば、当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、というのは肥料を全く与えないということではないのです。


ではどうするか?というと、肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありません。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。だから肥料自給率ほぼ100%なのです。


耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、グズなども最大限に活用させていただき、彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、より良い作物を栽培するという農法になります。


この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力)を最大限に引き出すか、ということになります。


この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100%にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、生育効率を上げるために、苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるからです。)


肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、お米を作るにも肥料が必要です。この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。


トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。


化学肥料は日本で作られていても、作るのに石油などの化石燃料が使われますので、結局これもほとんど外国産です。


なので日本のお米の自給率は100%などとは言えません。


ということから、食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものといえるのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、購入までにかなり環境に負担をかけております。


しかし肥料自給率100%なら環境への負担はかなり少なくてすみます。(SDGsに役立つというのはこの点です。)


たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など)は製造時はもちろん、梱包、輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていますが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。


肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、この栽培により緑肥、雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。


この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、結果を分析、発信し、本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100%が達成できるのか?をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。


この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、終了と致します。
                〈以上、前書き〉

 


🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊

これから外部からの持ち込み肥料ほぼゼロ、畑の雑草、微生物、小動物と栽培した穀物、緑肥を使う肥料自給率ほぼ100%によって栽培する作物の実践データを公開します。年に1度の土壌分析と合わせて、実際にどのように生育したのか検証します。

 

 

f:id:izumisato:20260128151715j:image

↑サンプルデータ7 白菜(購入、在来種、松島と筍白菜)

富士宮農場FS6〈元肥〉クロタラリア÷雑草〈追肥〉なし、9月種まき(直播き)

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

収穫しましたが、ある程度は結球しましたが、昨年よりも小ぶりです。もしかしたら元肥のクロタラリア+雑草では地力が充分上がらないのかもしれませんが、今季はバラマキ方式で収穫まで一度も除草なしのまきっぱなし、ほったらかしだったので、これも影響しているかもしれないです。なので今年は失敗と言わざるおえません。

(検証終了)

 


(12月号に記載)

今年は耕うん機の使用頻度を半分以下にする、バラマキ方式でトライしましたが、生存率、結球率ともに低く、いい状況ではありません。生存率が低いのは、害虫や雑草によるものです。

少し結球しているものもあり、収穫しましたが、立派なものは一つもありません。

除草作業は、株間調整の間引きを行なった際、1回株周りだけ少しやっただけです。直播きは、苗を育てたり、植え付けたりする労力を減らせるメリットがありますが、害虫にやられるリスクが高くなります。

この時期に収穫のピークになっていないことからしても今年は失敗、不合格といえますが、来月もう一度最終検証します。

(次号で検証)

 

(11月号に記載)

だいぶ大きくなりましたが、まだ結球体制に入っていません。これから1ヶ月が勝負です。

(次号で検証)

 

(10月号に記載)
白菜の検証スタートです。畑へ直播きしましたが、70%ほどが害虫にやられて消えてしまいました。白菜は害虫にとくにやられやすい野菜ですが、温暖化で害虫がより元気になるので、この対策は、種まき時期をできるだけ遅くして、害虫が減る頃に種をまくようにはしてますが、遅くするにも限界があり、遅くてもお彼岸頃が限界点です。それ以後だと積算温度、日照時間の関係で結球しません。今年は9/15と9/21 だったのですが、それでも害虫はまったく減ってなかったいうことです。もう少し遅らせれば良かったかもです。
もうまきなおしはできないので、残った少ない白菜の検証となります。
(次号で検証)

 

 


🍀🌞🌲泉里農園ポリシー


21世紀になって年月がすぎましたが、農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、農業資材の高騰など年々悪化しております。


国(政府)がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、食料の全ては外国産ということになってしまいます。これは大変危険な状況です。なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、日本は食料危機パニックとなるからです。


最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、パニックを超えて大混乱、国が崩壊することです。


現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、自給率100%とされているお米は、それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。


また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになります。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。


すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。


これは国(政府)がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なかった結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。


ここ10年前からの国政選挙において、国民有権者の約半数は選挙にも行かず、そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国(政府)に投票し支持してきたのですから、我々国民にも責任はあるはずです。


では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょうか?それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしかないと考えます。


我々農業者としてできることは、自給率を上げ、できるだけ自然環境を壊さない、人体に安全な農法を確立することと考えます。


そして自然をどんどん破壊し、外国産頼みで成り立っている今の日本の農業を変えなければなりません。これは一朝一夕でできることではありませんが当園はそういう希望、願いを元に日々研鑽、チャレンジ精神で進んでまいります。


                          

泉里農園ブログ 2026.01.28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町
(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com