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☀泉里農園ブログ🌻’25.05
.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)

↑果樹専用部
花の季節が終わり、小さな実をたくさんつけてくれました。 左側から柿、ブルーベリー、右側はスモモ列になります。
昨年までは、果樹の間に野菜を栽培する果樹、 野菜一体化栽培をしてましたが、 果樹が年々大きくなってきたので、野菜栽培をやめて、今年から果樹専用の栽培部分にしました。
でも、果樹にも肥料分が必要なので、今年から果樹の間には、 秋から緑肥を栽培します。今は草ボーボーにさせて、 この草を野菜の肥料に使ったりします。
さあ、これからが勝負です。
最初は実をたくさんつけても、 果樹自ら体力の限界を超える場合に実を落とす生理落下、 病害虫による落下、暴風など天候による落下、 そして鳥獣に食べられて落下、消失などの試練が待ち受けています。
早々、スモモ、杏はすでに半分以上落下しました。
(南部農場)
🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱
『5月の畑』
一年で一番収穫作物が少なくなる4月の端境期はようやく過ぎ去り ました。今季の端境期は、収穫できる作物は非常に少なく、 いつもならこの頃が収穫期のキャベツがありますが、 昨年の秋の種まきで発芽不良(種不良)となり、全く苗ができず、 今季の栽培ゼロ。
やはり例年は端境期に出す貯蔵作物の里芋、 さつまいもは昨年イノシシに全部食べられて貯蔵ゼロ。
例年端境期に出てくる秋まきの年越しサニーレタスは、天候不順か、 種不良で全部花のトウが出てきしまい収穫ゼロ。
そして外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培にしてから連続失敗が続き、今季全く苗が育たなかった玉ねぎも定植すらできずに収穫ゼロ。
と非常に厳しい端境期だったのですが 、なんとか過ぎ去り、乗り越えて、今、 新しく登場してきた初夏の収穫作物が少しづつ登場してきております。レタス系、 ラディッシュ、 グリーンピースなど元気ピッカピカの作物たちがでてきてくれて、 栽培側も元気をもらいました。
果樹も梅の収穫が始まり、まもなく杏、ビワ、 その後スモモの収穫期になります。 当園では野菜、穀物と同じく、果樹にも外部から持ち込みの肥料を与えておりませんから、これも一因かもしれませんが、前の年に実がたくさんなると、 次の年はほとんどならなくなる傾向がでます。 これは専門用語で隔年結果と言われます。
この傾向は果樹の品種によって全く違ってきて、そもそも ウメやビワ、栗などもこの隔年結果はおこさない果樹といわれます。
一方で柿や柑橘系、リンゴなどは隔年結果になりやすいといわれます。 杏、スモモもその傾向があるようです。 なのでこのような隔年結果を起こしやすい果樹に対し、専門農家は剪定テクニックで毎年実の成る枝を制限し、実の数を多くならないように調整したり、肥料を何度か与えたりします。
でもなぜ、品種によってこの様な差が生じるのでしょうか?隔年結果しないウメ、 ビワと隔年結果する柿、スモモ、杏はそれぞれ元々の原産地は違いますが、 これらは全て同じバラ科の果樹なのにその違いは一体何なのか?
栽培していて気づくことは、木のパワーが少し違うようです。隔年結果しない果樹は、隔年結果する果樹よりも大木になる傾向があるようです。
すなわち元々の生命力が一段高いかんじがします。一方、 野菜や穀物、雑草には、C3植物とC4植物というのがあり、 C4植物はC3植物から進化したと高校の生物で習ったようですが •••(その頃はほとんど生物学に興味なかったので、 勉強せずにそれすら知りませんでした)
とにかくこのC4植物は光合成回路を2系統持っており、 1系統しかないC3植物よりも環境変化に対処でき、高温、 乾燥に強く、とにかくC3よりも生育力があります。
車で言ったら、普通のガソリン車がC3で、 ターボエンジン付きハイブリッド車がC4ということでしょう。
代表的なC4植物は、サトウキビとか高キビ、トウモロコシ、 ヒエ、雑草では夏の最強雑草のメヒシバ、ススキ、ハマスゲなど。 いずれもC3植物よりも一段上のすごい生育力を持っています。
たとえばC3の陸稲が除草ぜずに放ったらかしにするとC4のメヒ シバに完全に飲まれて消えてしまいます。 C3はC4にほとんど勝てないのです。
もしかしたら果樹にもC3、C4植物と同じ様なことがあるのかもしれません。
結局、 隔年結果を起こしやすい果樹には毎年実を成らせるなら、毎年肥料を数回与えることが必須対策になります。
当園では果樹と野菜の一体栽培もしてますので、 この部分は野菜で行われている緑肥、 雑草などによる肥料の自家生産体系がすぐそばの果樹にもついでに組み込まれる ことになります。すなわち、 果樹の根が野菜栽培部分まで伸びてくるから自然に果樹にも野菜栽培部で作られる肥料分が供給される仕組みです。
しかし野菜栽培部が隣接しないで、果樹だけの部分もあります。 ここには果樹専用に緑肥を栽培し、できるだけ隔年結果を防ぐようにします。
5月は3~4月に撒いた夏野菜の苗の定植時期ですが、 順調に生育した苗は予定通り定植完了しましたが、 1部の野菜の生育が悪く、それはスイカ、メロン、オクラ、モロヘイヤ、 トマトなどですが、種まきのやり直しになったのもあり、 まだ定植ができておりません。これでは来月になってしまいますし、なので収穫期も遅れるでしょう。
苗栽培を成功させるポイントは、 発芽率の高い元気で新しい強い種であること、 持続性のある肥料分を含んだ苗栽培用の土であること、 あと温度と水管理、適切なタイミングの間引きの5点です。
今回生育が良くなかった原因は、 とくに土の可能性が高いかもしれません。 1部にポット用の苗用の土を購入し使用しましたのでこれが良くな かったかも?です。
種もそうですが、売っているものは全てがいいものとは限りません。ときに良くないハズレにもあたってしまいます。なので苗用の土も、100%自家製にするのがベストですが、 今季は自家製が少なかったので購入してしまいました。
苗用の土は小さなプラスチック製の鉢(ポット)に入れるので、苗の栽培期間に水を何度も与えるので肥料分の流失が多く、なので畑の土よりも肥料分が多くないと苗が後半に肥料切れで生育が止まってしまう傾向があります。
購入の苗栽培用の土には、自家製の土のように雑草の種が含まれてないので、苗鉢の草取りの必要がなく便利という利点がありますが、苗が育たなければ利用価値はありません。
今季の苗栽培を教訓に次期からの苗栽培の土は、できるだけ購入をやめて、自家製を主体にします。
さて6月になりますと、 梅雨期なので雨による制限が多く発生するでしょうが、 5月に引き続き、夏野菜の苗の定植、八升豆やヒマワリ、 クロタラリア、ササゲ、ヒエなどの緑肥の種まきが続きます。 野菜は秋収穫のカボチャの苗の種まきがあります。
あとは夏の最強雑草メヒシバなどの雑草対策が主な作業となってき ます。
『世界一貧しい大統領が他界』
世界一貧しい大統領と言われたウルグアイのホセ• ムヒカ元大統領が5/13、 89歳で亡くなったと報道されました。
先月号では、経済発展第一ではなく、 温暖化防止を進めようとする権力者もいてくれることを願いたい云 々と記述しましたが、 このウルグアイの元大統領はまさにそのような権力者だった に違いありません。
その有名な言葉は、
真に貧しい人というのは、
際限なくものを欲しがり
永遠に満たされない
人のことである
- ホセ・ムヒカ -
ムヒカ氏は、強欲な内向き(自分自身や自分の組織、 自分の国さえ良ければそれでいい、 他はどうでも関係ないとする考え方) の資本主義第一の権力者により地球環境は破壊され、 よりひどい格差社会が広がり、 それにより人類は壊滅的な危機に陥る。
という意識の元、世界一の経済大国アメリカをはじめとする、 経済発展第一主義の国々に対する警告を放っていたようです。 すなわち、内向きだけの利益を追い求めるのではなく、 全世界の利益、 調和すなわち外向きと内向きの両輪で進んでいくべきだ、 と訴えていたのかもしれません。
以下は、ムヒカ氏が日本に来られたときとされる、 今も公開されている取材記事です。
『再生可能エネルギー100%を実現』
ムヒカさんは大統領在任中、 化石燃料や輸入に依存したウルグアイのエネルギーの改革に力を注 ぎました。
現在、ウルグアイは、風力や太陽光、 水力などの再生可能エネルギーで電力需要のほぼすべてを賄うこと ができる、世界でも数少ない国の1つです。
「(再生可能エネルギーは)最初は高いかもしれませんが、 長期的には安くなる可能性があります。後戻りはせず、 前に進むことが重要です。
私たち人間は、エネルギーに関して、 環境に負荷を与えるものではなく、 環境に優しいものを探さなければなりません。なぜなら、 私たち人間は地球上に80億人もいるからです。 人間の活動が自然のバランスを変える可能性があり、その結果、 私たちが苦しむことになるからです。
ですから、私たち人間は節制し、持続可能な生き方を学び、 地球上の生命の調和を維持することを学ぶ必要があります」
以上が取材記事です。
ムヒカ氏は権力者によって世界はどうにでも変わる。 温暖化ストップ対策も権力者次第でガラリと180°変わる、 という事を実際に証明された例になります。
とにかく、この様な権力者が実際にいてくれた事は本当に感動的です。
89歳という御高齢なので引退はやむを得ないのですが、 でももっと長生きして、もっと世界に影響を与えてほしかったと、 残念です。
その感動的な名言、実績に感謝し、お悔やみ申し上げます。
この様な素晴らしい権力者が今後増えてくれる事を願います。
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✦✦今、収穫してます!✦✦
収穫情報2025.04.28現在)
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↑今年の陸稲栽培ほぼ失敗
3月号に今年は陸稲の菌根菌を使った直まき栽培にチャレンジする と記載しましたが、やはりC4植物のメヒシバにやられました。
直まきで陸稲は発芽しましたが、 遅れで発芽したメヒシバはもはやあっと言う間に陸稲を追い越しま した。
今年はメヒシバ対策として、直まきしたらその上に敷きワラ、 敷草をして、菌根菌で生育アップを狙ったのですが、 メヒシバには通用しませんでした。 というか菌根菌がメヒシバをよりパワフルにしてしまったかも?
一回除草しましたが、次から次へメヒシバはでてきます。 今ギリギリ陸稲が残っている部分もあと一週間もすればメヒシバに 飲まれてしまうでしょう。
メヒシバは少し大きくなると根を深く張るので取り切れず、 除草は非常に困難です。
もはやギブアップを決断。その代わり、陸稲の条間に、 メヒシバと同じC4植物のヒエの種をまきました。 これからはヒエ対メヒシバのC4どおしの勢力争いになります。
実はヒエの直まき栽培は始めてです。
さてどうなるでしょう。
今回、初採用の菌根菌使用、直まき栽培は完全に失敗で、 これで陸稲の直まき栽培は完全にあきらめて、 来年からはこれまで通り、苗を作って植え付ける、 田植え方式にするしかありません。
これは直まきより重労働ですが、 メヒシバを防ぐにはこれしかないという結論に達しました。
来年は田植え方式ですが、 より効率的に収量を上げるにはどうしたらよいのか追求してまいり ます。
一般的栽培なら、まず除草剤でメヒシバを完璧に根絶やしにして、 その後、陸稲は直まきで、 化学肥料などで収量を上げるという方式でしょうから、 労働負荷としてはかなり効率的でしょう。 だから無農薬栽培でいくらコスパを追求しても農薬栽培には勝てな いでしょう。
しかし、それでも、 どこまで農薬栽培どの差を縮めることができるのか?チャレンジ、 追求することの価値は必ずある、と考えます。
🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。
🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。
🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。
🌿《葉物野菜》
時無し大根の葉大根
グリーンリーフレタス
サニーレタス
チマ・サンチュ
フキ
🌽《果菜》
★長さやソラ豆
🥔《根菜、イモ類)
ラディッシュ
🍀その他
梅
★ハブ茶
🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
ニラ?、丘ワカメ?、エゴマ?、インゲン、ニンニク、夏大根、ビワ、杏、スモモ?
😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆
(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)
🌞今月のピカイチはレタス系です。

↑レタス系栽培部
レタス系栽培は、当園の外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培の検証作物の一つで、後述の検証データ欄にも記載されてますが、昨年に引き続き大成功となりました。
レタスは暑さと大雨に非常に弱く、収穫期間はとても短いです。
〈利用法〉
生サラダ、汁やスープ、炒め物などに使います。
🌞新コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その37
〈前書き〉
当園では、2019年頃から外部からの持ち込み肥料、 肥料材料の使用がほぼゼロ、肥料は畑の雑草、微生物、小動物、 栽培した麦などの穀物、緑肥による栽培に順次切り替えました。
でも、 ただ使用をゼロにするだけというような単純なことではありません 。これでは畑の土が疲弊してしまうからです。
外部からの持ち込み肥料、材料の使用ゼロ栽培では、 栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、 有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、 昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、 何も肥料をやらなくても数年から10年の間、 作物は問題なく育ちます。
しかし、 やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、 たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。
なので、 もともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、 逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。
農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、 他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、 「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、 森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているで はないか。と書いてありました。
その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない! 肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的! 重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減! こんないいことないかも?これだ!やってみよう! と素人は思ってしまいます。
実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、 生育不良の洗礼を何度も受けました。
その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりまし たが、長年自然を尊重し、 自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、 勘違いがあることに気づきました。
それは、 そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。
森林は野生動物の住家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、 クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、 ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、 脱け殻などの有機物肥料を土に施し、 落ち葉なども木々に肥料として提供されています。
とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、 森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、 毎日多量の糞尿を森林に落としています。
だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。 なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、 という結論になりました。
おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてし ません。杉、 檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度な ので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると
格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。 だからどんどん森林の土は肥えていくのです。
エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流 れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、 それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね 。
あと、森林から始まる河川は、 雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、 これが海のプランクトンを増やし、 それをねらう魚の漁場になるので
近年、 持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでて きております。
ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場と なっていることは明らかとなりました。 だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。
大自然に、森林に学べば、 当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、 というのは肥料を全く与えないということではないのです。
ではどうするか?というと、 肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありませ ん。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。 だから肥料自給率ほぼ100%なのです。
耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、 風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、 ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、 畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、 グズなども最大限に活用させていただき、 彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、 より良い作物を栽培するという農法になります。
この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力) を最大限に引き出すか、ということになります。
この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、 外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、 100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100% にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、 SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、 もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、 アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性 もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、 苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、 生育効率を上げるために、 苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるから です。)
肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。 例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、 お米を作るにも肥料が必要です。 この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。
トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。 なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、 大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。 すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。
化学肥料は日本で作られていても、 作るのに石油などの化石燃料が使われますので、 結局これもほとんど外国産です。
なので日本のお米の自給率は100%などとは言えません。
ということから、 食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものといえるのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、 購入までにかなり環境に負担をかけております。
しかし肥料自給率100% なら環境への負担はかなり少なくてすみます。( SDGsに役立つというのはこの点です。)
たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など) は製造時はもちろん、梱包、 輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていま すが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100% ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。
肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、 この栽培により緑肥、 雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。
この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、 失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、 わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、 結果を分析、発信し、 本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100% が達成できるのか? をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。
この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、 もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥 料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、 終了と致します。
〈以上、前書き〉
🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊
これから外部からの持ち込み肥料ほぼゼロ、畑の雑草、微生物、 小動物と栽培した穀物、緑肥を使う肥料自給率ほぼ100% によって栽培する作物の実践データを公開します。 年に1度の土壌分析と合わせて、 実際にどのように生育したのか検証します。
❇️今季の玉ねぎは、 苗栽培の時点で種の発芽率と発芽しても苗が全く育たなかったので 今季の検証ができません。
キャベツも同様です。購入する在来種の種には当たり、 はずれがあるので困ります。だから自家種が一番なんですが、 両方共に自家採種が大変困難な野菜で、 これまで一度も成功してませんのでどうしようもありません。

↑サンプルデータ1 トウモロコシ(南部農場)
南部農場、新富士宮農場〈元肥〉なし〈追肥〉雑草、種まき3~4月
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かなり大きくなりましたが、元肥もなしなのであまり期待をしておりません。
南部農場では株間に緑肥ムクナ豆を定植しましたので、これがどのように作用するのか?興味津々です。
(次号で検証)
(4月号に記載)
今年のトウモロコシは、南部農場と新富士宮農場で栽培してます。 南部農場は苗の定植のみ、新 富士宮農場は直まき、苗の定植の両方です。
この畑(南部農場)は、今年は緑肥栽培の土作り(肥料生産) の予定地でしたが、 トウモロコシの苗が余ったので兼用で使うことにしました。 やがてトウモロコシの株間に緑肥を植えます。
(次号で検証)

↑サンプルデータ3 ショウガ(南部農場)
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ショウガ栽培スタートです。昨年あまり成績良くなかったので、種ショウガが全部確保できず、南部農場は全て自家種ですが、新富士宮農場はすべて購入種ショウガとなりました。南部農場では、隣接する栽培果樹栽培部の雑草を被せました。これが元肥になりますし、追肥にもなります。この敷草が薄くなってきたら、追加で雑草を乗せます。これで強敵メヒシバも防ぎます。南部農場は昨年イノシシによりナスなどをほぼ全滅させましたが、ショウガは狙いませんでした。
イノシシはショウガとか、とうがらし、ゴーヤなど刺激的な作物を避けるようなので、今年はショウガをナスの周りに栽培して、イノシシを避けようという作戦になります。
なので、南部農場では、ショウガの間にナスを植えるのですが、ナスの苗が苗の土不良のためか、まだできてませんが、ナスを植付けたら、今年はショウガとナスの同時検証になります。
新富士宮農場では、ショウガ単独で栽培します。
(次号で検証)

↑サンプルデータ4 キュウリ(地這い)
南部農場〈元肥〉クローバー、雑草〈追肥〉雑草、3月種まき、4月定植
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キュウリ栽培スタートです。今年は三段階の栽培予定で、次は6月定植、最後は8月定植の予定です。
第一段は苗を定植してからほぼ1ヶ月です。今年は苗の周囲はクローバーマルチで、クローバーの上をキュウリのツルが伸びていくという栽培法にしました。キュウリでのこの栽培法は今年始めての試みです。成功すれば、クローバーが雑草を抑え、土作りになり、リビングマルチにもなる、一石三鳥を成し遂げることになりますが、どうなることでしょう。
(次号で検証)

↑サンプルデータ10 レタス系(3月ポット種まき)定植予定地〈元肥〉 前年のトマトと雑草の残渣〈追肥〉なし
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今年もレタス系は2年続けて外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培、大成功となりました。
この記録がもっとのびて、5年連続大成功となれば文句なしの結果となるでしょう。まだまだ道のりは折り返し地点に達しておりません。
(検証終了)
(4月号に記載)
定植して2~3週間ほどたちました。 今のところは順調に育っている様子です。 サニーレタスは苗の成長が進まず一週間遅れで植え付けました。
来月は収穫期になりますので、成否の結果がでます。
(次号で検証)
(3月号に記載)
あとしばらくしたら定植します。昨年は大成功でしたが、 今年はどうでしょうか?
(次号で検証)
🍀🌞🌲泉里農園ポリシー
21世紀になって年月がすぎましたが、 農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。 例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、 温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、 農業資材の高騰など年々悪化しております。
国(政府) がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、 食料の全ては外国産ということになってしまいます。 これは大変危険な状況です。 なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自 給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、 日本は食料危機パニックとなるからです。
最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、 長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、 パニックを超えて大混乱、国が崩壊することです。
現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、 自給率100%とされているお米は、 それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。
また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、 そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになりま す。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。
すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。 これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。
これは国(政府) がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なか った結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。
ここ10年前からの国政選挙において、 国民有権者の約半数は選挙にも行かず、 そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国( 政府)に投票し支持してきたのですから、 我々国民にも責任はあるはずです。
では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょう か? それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしか ないと考えます。
我々農業者としてできることは、自給率を上げ、 できるだけ自然環境を壊さない、 人体に安全な農法を確立することと考えます。
そして自然をどんどん破壊し外国産頼みで成り立っている今の日本 の農業を変えなければなりません。 これは一朝一夕でできることではありませんが当園はそういう希望 、願いを元に日々研鑽、チャレンジ精神で進んでまいります。
泉里農園ブログ 2025,05.28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園
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