泉里農園ブログ2024.02.28号配信致しました!🙂よろしくお願い致します(⁠^⁠-⁠^⁠)


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☀泉里農園ブログ🌻24.02.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 


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↑そら豆
自家種100%。外部からの持ち込み肥料ゼロ、不耕起栽培。 ほとんどが小粒タイプです。 自家採種の大粒そら豆も撒きましたが、 今年も発芽率が非常に良くないです。 これまでいろいろな大粒タイプのそら豆をトライしてきましたが、 どれもこれも良くないです。 やはり大粒のものは生命力が弱いのか?来年は大粒の栽培どうすべきか?でも、もうトライする品種がないかもしれません。


今年の秋から冬は鹿がよく畑に入り、大豆、麦、レタス、ネギ、 らっきょう、果樹の苗などを食べつくし、 これまでにないほどの被害となってますが、 そら豆だけは鳥獣にやられず、ここまでは安堵してます。


             (南部農場)

 

🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『2月の畑』
2月は本来なら冬のはずですが、 やはり温暖化の影響か早くも菜の花が咲き始め、 花が咲く前に摘み取る出荷用菜の花の収穫が平年よりもかなり早く 始まりました。


先週は関東地方では25℃を超える夏日となり、こちらは25℃ 近くまで上がりました。でも次の日は10℃ 以下になって冬に逆戻り。この気温差にはビックリです。 前日は初夏なのに今日は真冬なんですから。温暖化の異常気象は、 気候が極端化、乱高下するようなので、今後、 対策を強化しなければこんな気候が増えてくるということになりま す。


これには人間も大変ですが、農作物も大変のはずです。 でも植物はただじっと耐えるしかありません。 生産者にできることといえば、少しでも作物が強く、 元気に育ってくれるような対策をするしかなく、 でもこれには限度もあり、どうしようもない場合も生じます。


当園は、 異常気象にも耐えられる強い作物を育成するためには自家採種が欠 かせないと主張します。 それは自家採種を続けることで作物が育成地の土質、 気候と一体化するように変異していくことで、 ストレスが少なく育つようになり、 その分生育が盛んになるという考え方だからです。
例えれば、 その土地に毎年自然に生えてくる強健な雑草のようにすることです 。


でもすべての栽培作物を自家種100% にすることには同種では交配してしまうことや、 労力的にも限界があり、当園では70~80%ほどです。


昨年は異常気象で10年以上自家採種のかぼちゃが高温多湿による 雑草の猛繁殖にやられて耐えてしまいました。 自家採種の作物でも異常気象でパワーアップした自生、 野生の雑草に勝つことはかなり難しいようです。


植物、農作物は品種によって性質が全く異なり、 これに加えて栽培地の土質、気候が大きく関わるのですが、 とにかく少しでも高温、高湿度、 高雨量に強いような性質の品種を探すしかないのですが、 これは栽培してみなければわからないので時間がかかります。
今年のかぼちゃは3つの品種でトライです。もちろん、 自家採種のできる在来種の品種になります。


こんな感じで、今年も温暖化、 異常気象と向き合いながら生産活動を開始致します。
今年初めて栽培トライする春まきの品種はトマト、かぼちゃ、 スイカ、唐辛子、夏大根、きびで、 気象庁が発表した昨年並みと言われる今年の猛暑、 異常気象をクリアできた品種から自家採種することになります。


しかし、温暖化、異常気象がよりもっとひどくなったらそれに耐えられる品種はなくなり、もはやなすすべもなくなるのかもしれません。
そうならないことを常々願い祈っております。


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✦✦今、収穫してます!✦✦
             収穫情報

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌

(2024.02,28現在)


🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。

 


🌿《葉物野菜》
★わさび菜
★高菜
白菜の菜の花(少)
タケノコ白菜の菜の花
★のらぼう菜
★小松菜
★小松菜の菜の花
★ナバナ(少)
★大根の菜の花
カブの菜の花(少)
★ケール

 

🥔《根菜、イモ類)
今月はありません。


🍀その他
ハブ茶

 

🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
サンチュ?サニーレタス、ハープ

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)
🌞今月のピカイチは、菜の花(各種)です。f:id:izumisato:20240228151915j:image

↑菜の花
今年の菜の花の収穫は平年よりも2~ 3週間は早くなっております。
小松菜の菜の花が主体で、他には大根、白菜、カブ、ノラボウ菜、ナバナなどがあります。

花が咲くと固くなるので収穫しません!。


《利用法》

おひたし、ごまあえ、炒め物、ラーメン、パスタ、うどんの具、 汁、スープ、天ぷら、付け合せなどに使います。

 


🌞新コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その22


〈前書き〉
当園では、2019年頃から外部からの持ち込み肥料、 肥料材料の使用がほぼゼロ、肥料は畑の雑草、微生物、小動物、栽培した麦などの穀物、緑肥による栽培に順次切り替えました。


でも、 ただ使用をゼロにするだけというような単純なことではありません 。これでは畑の土が疲弊してしまうからです。


外部からの持ち込み肥料、材料の使用ゼロ栽培では、 栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、 有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、 昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、 何も肥料をやらなくても数年から10年以上、 作物は問題なく育ちます。


しかし、 やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、 たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。


なのでもともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、 逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。


農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、 他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、 「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、 森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているで はないか。と書いてありました。


その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない! 肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的! 重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減! こんないいことないかも?これだ!やってみよう! と素人は思ってしまいます。


実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、 生育不良の洗礼を何度も受けました。


その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりまし たが、長年自然を尊重し、 自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、 勘違いがあることに気づきました。


それは、 そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。


森林は野生動物の住家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、 クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、 ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、 脱け殻などの有機物肥料を土に施し、 落ち葉なども木々に肥料として提供されています。


とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、 森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、 毎日多量の糞尿を森林に落としています。


だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。 なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、 という結論になりました。


おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてし ません。杉、 檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度な ので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると
格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。 だからどんどん森林の土は肥えていくのです。


エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流 れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、 それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね 。

 


あと、森林から始まる河川は、 雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、 これが海のプランクトンを増やし、 それをねらう魚の漁場になるので
近年、 持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでて きております。


ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場と なっていることは明らかとなりました。 だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。


大自然に、森林に学べば、 当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、 というのは肥料を全く与えないということではないのです。


ではどうするか?というと、 肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありませ ん。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。 だから肥料自給率ほぼ100%なのです。


耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、 風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、 ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、 畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、 グズなども最大限に活用させていただき、 彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、 より良い作物を栽培するという農法になります。


この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力) を最大限に引き出すか、ということになります。


この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、 外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、 100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100% にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、 SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、 もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、 アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性 もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、 苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、 生育効率を上げるために、 苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるから です。)


肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。 例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、 お米を作るにも肥料が必要です。 この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。


トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。 なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、 大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。 すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。


化学肥料は日本で作られていても、 作るのに石油などの化石燃料が使われますので、 結局これもほとんど外国産です。


なので日本のお米の自給率は100%などと言えません。


ということから、 食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものなのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、 購入までにかなり環境に負担をかけております。


しかし肥料自給率100% なら環境への負担はかなり少なくてすみます。( SDGsに役立つというのはこの点です。)


たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など) は製造時はもちろん、梱包、 輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていま すが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100% ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。


肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、 この栽培により緑肥、 雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。


この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、 失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、 わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、 結果を分析、発信し、 本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100% が達成できるのか? をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。


この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、 もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥 料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、 終了と致します。
                〈以上、前書き〉

 


🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊

これから外部からの持ち込み肥料ほぼゼロ、畑の雑草、微生物、小動物と栽培した穀物、緑肥を使う肥料自給率ほぼ100% によって栽培する作物の実践データを公開します。 年に1度の土壌分析と合わせて、 実際にどのように生育したのか検証します。

 


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↑サンプルデータ6 人参(自家種100%*9月種まき)〈元肥〉赤クローバ+雑草、 追肥なし

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
一部、ミミズをねらったカラスにほじくられましたが、 なんとか他はしのいでおります。 このまま暖かくなると花をさかせるためのトウが出てきます 。花がまともに咲けばなんとか種はとれるはずです。
外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培の検証としては、こうなると人参の根の部分ではなく、花がまともに咲くかどうかの検証となってしまいました。
根部の検証は明らかに失敗です。
(次号で検証)


(1月号に記載)
冬本番の寒波が何度か襲って、葉は縮小してしまいました。 こうなると根の部分はほとんど成長しません。 この人参は種採種用ですので、まともに種が取れるかどうかです。
(次号で検証)


 
(12月号に記載)

 先月からほとんど成長してない感じです。 やはり種のまき直しの時期が遅かったかもしれません。 気温が氷点下の日が続くと葉はほとんど枯れて人参の成長はそれで 終わり、春になるとトウが出てきて花を咲かせますが、 暖冬なので葉はまだ大丈夫。 今年はもしかしたらまだ成長するかもしれません。

 


(11月号に記載)
第一回めの間引きをしました。生育はいま一つというかんじです。 本来の種まき期である8月にまいたものは異常猛暑により全滅した ので、本来なら遅い時期の9月にまき直し。その後は雨不足、 急激な温度低下で確実に生育にブレーキをかける要素が重なってし まいました。


こんな最悪コンディションで立派な人参ができたなら、 それは地力に問題がないどころかその力は完璧以上という証明とな りますか、今の葉の勢いからして、 そのレベルにはまったく及ばないようです。


でも諦めず、望みをつなげたいというような状況です。
(次号で検証します)

 


(以下は10月号に記載)
購入した在来種の金時人参を8月お盆に種まきしましたが、 モーレツ猛暑、モーレツ異常気象のために雑草に覆われてしまい、 9月にまき直し。しかしこれも発芽率が非常に悪く、 再び雑草に覆われて来たので、やむなく耕運して、 別の作物に切り替えました。 なので今年は金時人参の栽培は取り止めです。


人参は種まきから発芽まで、10日から2週間かかります。 まき直しが9月の上司でしたから、 発芽の確認は9月下旬になります。 ここで発芽不慮となって再びまき直しとなると、 もはや人参の種まき期をかなり過ぎてしまい、 撒いても物にならない可能性大なので栽培取り止めにしました。 購入の在来種はときどきこういうことがおきます。 今や在来種自体、 このような種が販売されているだけでも大変貴重なことなので、 このようなトラブルも仕方ありません。


なので今年の検証は、出荷用でなく、 種採種のために栽培する部分の検証をします。 こちらは出荷用ではないので、非常に少量栽培です。
自家種100%なので発芽率は非常に良いです。


しかしこちらも8月お盆に撒いたものは、モーレツ猛暑、 モーレツ異常気象による雑草パワーアップでこれに覆われてしまい 、9月上旬にまき直しをしました。


その後完璧に発芽し、 雑草の勢いも収まったので栽培体制に入りました。
(次号で検証)


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↑サンプルデータ8 ほうれん草(在来種の日本ほうれん草*9月~10月種まき)〈 元肥〉白クローバー+雑草、追肥なし

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
同時に撒いた右側2列の小松菜は収穫、出荷できるようになりましたが、左2列の ほうれん草はまったくひどいままで、片方の列は消えてしまい、もう片方も葉先が黄色くなっています。
このことからほうれん草がいかに肥料食いで栽培効率の低い野菜であると言える?


と結論に達するには実は不十分です。農作物が立派に生育するには、土だけではなく、種の質も大きく関わっているからです。
右側の小松菜は自家採種100%で、20年ほど採種しており、雑草並の生命力を獲得しております。ところがほうれん草は購入種で、これまで何度も自家採種を試みるもほぼ採種できないほど生命力が弱い。生命力の強い作物は種がたくさんとれますが弱いと種はほとんど、あるいはまったくとれません。


生命力が強いと肥料分が少なくてもかなり生育しますが、弱いと生育しないのです。
ほうれん草の品種によっては生命力が強く、種がとれる品種があるかもしれませんが、そのような種にこれまで出会っておりません。
今年の秋には、また違う品種でトライします。
ということで今期のほうれん草の持ち込み肥料ゼロ栽培は失敗で、検証終了です。

 


(1月号に記載)
同時にまいた横の小松菜発展する少し大きくっなったのに、 ほうれん草はほとんど成長してません。 これが3大鬼門に入れている理由です。
でもまだ諦めていません。 暖かくなると成長しますからどの程度成長するか? が次のポイントです。
(次号で検証)

 


(12月号に記載)
外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培の3大鬼門の1つほうれん草。 土に肥料分が少ないと、なかなか成長してくれない、 というのがその原因です。 今年も標準の最適種まき期の10月初旬にまきましたが、 猛暑で雑草がはびこり発芽不良で下旬にまき直し。( ほうれん草は発芽までの時間がかかり、 発芽後の初期生育がゆっくり)その後は、少雨、気温低下で今、 ほとんど成長してません。 でもほうれん草は比較的に低温でも少しづつ成長しますから、 まだまだこれからです。ほうれん草(2条) のすぐ横の2条は小松菜で、生育比較のために、 同じ日に種まきしました。 小松菜は低温ではほとんど成長しません。 でも春先になるとぐんぐん成長しますが、 すぐに花を咲かせてしまいます。
(次号で検証)

 

 

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↑サンプルデータ9 キャベツ(在来種*9月種まき)〈元肥ヘアリーベッチ(緑肥) +雑草

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
雑草がかなり生えてきました。(雑草が活発であることは、土が肥えている証拠です。)春先のキャベツの葉は甘いからか、ヒヨドリにかなりやられます。でももっと暖かくなるとキャベツの甘味も薄れ、成長も活発となり、これまでの経験からだと復活します。
(次号で検証)

 

 


(1月号に記載)
今月も先月と比べ、ほとんど変化なしです。
(次号で検証)

 


(12月号に記載)
先月と比べ、ほとんど変化なしです。
(次号で検証)
  
(11月号に記載)
今年は直播きの1条(右端)と11月上旬に定植の2条、 計3条となります。直播きのほうが生育は早いのですが、 冬もじわじわと雑草がはびこるので、 キャベツよりも大きくならないように管理します。   

 

キャベツは真冬の間はほとんど成長しませんが、日が長くなり、 気温が上がってくる2~3月ころになるとぐんぐん成長します。 こうなれば多少の雑草があっても大丈夫です。
(次号で検証)

 


🍀🌞🌲泉里農園ポリシー


21世紀になって年月がすぎましたが、 農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。 例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、 温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、 農業資材の高騰など年々悪化しております。


国(政府) がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、 食料の全ては外国産ということになってしまいます。 これは大変危険な状況です。 なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自 給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、 日本は食料危機パニックとなるからです。


最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、 長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、 パニックを超えて国が崩壊することです。


現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、 自給率100%とされているお米は、 それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。


また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、 そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになりま す。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。


すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。 これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。


これは国(政府) がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なか った結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。


ここ10年前からの国政選挙において、 国民有権者の約半数は選挙にも行かず、 そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国( 政府)に投票し支持してきたのですから、 我々国民にも責任はあるはずです。


では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょう か? それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしか ないと考えます。


我々農業者としてできることは、自給率を上げ、 できるだけ自然環境を壊さない、 人体に安全な農法を確立することと考えます。


そして自然をどんどん破壊し外国産頼みで成り立っている今の日本 の農業を変えなければなりません。 これは一朝一夕でできることではありませんが、 当園はそういう希望、願いをもとに日々研鑽、 チャレンジ精神で進んでまいります。


                          

泉里農園だより 2024,02,28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町


(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com