泉里農園ブログ2024.01.28号配信致しました🙂!よろしくお願い致します(⁠(⁠^⁠-⁠^⁠ ⁠)


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☀泉里農園ブログ🌻24.01.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

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↑筍白菜
普通の白菜が猛暑により、 害虫と雑草に半分ほどやられて消えてしまったので、 その場所にだいぶ遅れてまき直し、定植しました。


やはり種まきが3週間ほど遅れたのがひびいてます。 半分以上は結球できてません。


普通の白菜よりも緑が濃く、水分は少なく、甘味がない強く、 シャキシャキしていて、コンパクトサイズです。
今年はもう少し早くまいて成功させ、 皆様により多くご提供したいです。


             (富士宮農場)

 

 

🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『1月の畑』~今年の抱負~
2024. 新年は初日の出も拝めたおだやかな年明けだったのもつかの間、 その日、元旦の夕方に北陸、能登阪神淡路大震災熊本地震を上回るマグニチュードの大地震が発生しました。 これは正月の浮かれ気分を吹き飛ばすような出来事となりました。 そして津波も襲って家族や家をを失った方々が日に日に増え続けま した。


被災された皆様には深くお見舞いとお悔やみを申し上げますと共に 、亡くなられた方々のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

 

とにかく、 まずは避難所などでご不便な生活を強いられている皆様のご安全、 ご健勝をお祈りすると共に、 一刻でも早い復旧と復興を願っております。


TV報道などでは避難所の過酷な状況が伝えられてきました。 近年、立て続けに起きている地震災害。 阪神淡路大震災から始まり、東日本大震災新潟地震熊本地震と立て続けに大地震が起きてますが、 そのたびにプライバシーもなく、冬は寒く、夏は暑く、 水や食料の備蓄、燃料エネルギー、通信設備、 感染症対策やトイレなどの衛生環境、医療体制も、 入浴設備がないなどすべてが不十分というのが表面化されています 。


家を失った被災者は、 あまりに過酷で酷い環境の避難所生活を強いられて、 これが地震の直接被害を上回る二次災害(災害関連死) を生み出してきたのに、 また今回も同じ残状を繰り返していますが、 日本の与党政府はこれまで4回も大地震被害を体験してきたのに、 一体何を学習してきたのでしょうか?


政治家の皆様だって、被災者の皆様と同じ立場だったら、 もし自分が被災して家が全壊し住むところがなくなり、 この酷い避難所に行かねばならないことになったとしたら、 この酷い避難所環境を嫌だと思わないのでしょうか?


なぜ?国家の政治家なのに国民の立場にたって考え、 行動できないのでしょうか? なぜこんな国民のためにならないことをする政治家を国民は選挙で 投票するのでしょうか?

 

以前、日本は災害大国なのだから、 災害対策を専門とする国が直轄の防災機関を作り、 ここが先導して防災対策を完全に統括し、防災環境の充実、 対策など推進すべき、と主張する国会議員もいたのですが、 政府はまったく取り入れませんでした。

 

政府は国民の生命と財産を守るのが第一と言っておきながら、 というかそれがそもそも政治家の皆様の仕事なのに、 それで高いお給料もらっているのに大災害のたびに何度も何度も同 じこと繰り返し、家を失った避難国民を苦しめているのです。
もういい加減にしてほしいです。


本当に国民の生命、財産が第一というならば、 これまでのようなあわてふためいた場当たりの対処行動ではなく、 まずは国の防災専門機関を作り、この機関が統括して、 いつ大災害が来てもいいという準備体制を作り、 発災したらマニュアルどおりの冷静に速やかに、 手厚い充分な援助ができる体制を作ることが必要ではないですか?


そして国の防災専門機関を作ったら、 まずやらなければならないことは、 災害関連死を生み出す劣悪な酷い避難所を全面的に廃止させ、 人々が喜び、希望を持てるような避難所に作り変えること。 そして地震で家を失ってしまった国民には、一世帯、 できれば1人最低でも100万円以上は給付すること。 最低でもこれくらいしなければ国民の生命、財産など守れません。


たとえば、10万世帯、 あるいは10万人の国民が被災で家を失った場合ですと、 被災者1人あたり、 あるいは一世帯あたり100万円を給付するならば、 100万円×10万人(世帯)=1000億円必要となります。


これは日本国民が1人1000円寄付すれば日本の人口が1億2千 万人なので、計算上1200億円集まるのでなんとかなりますが、 でも基本は国の予算100兆円あまりからその千分の1の、 1000億.2000億とねん出すれば、 合わせて被災者に200万、300万円と給付されるのです。 これで家を失った被災者は当面、生活、 命をつなげることができるのではないでしょうか?


それでも予算がないというなら常時、 国民1人あたり毎月百円でも災害用積立金として徴収すれば1年間 で1200億円貯金できるのです。 大災害があったらここから出して被災者に配れば良いのです。


これを管理するのが新設すべき国の防災専門機関で、 この機関は大災害があればすぐに被災状況を集約、整理して、 被災者の皆さんに迅速に給付するのです。 なぜ与党政府はいつも被災者を苦しめるような同じことを繰り返す だけで新たなことをしないのか?
なぜ国の防災専門機関を作ろうとしないのでしょうか?


これからいつ起きてもおかしくないとされる、東南海地震、 首都直下地震は人口が多い地域なので、 これまでの大地震とは別次元の未曾有の状況になることは明らかで す。そしてこれは人間が作りだした人災ですが、 夏に起こる温暖化の異常気象の洪水災害も年々増えて酷くなってお りますから、これまでのようであってはならない、 ではありませんか?

 

国民の命、財産を守る避難所とは、いわゆる耐震、 耐水で自家発電設備、 雨水貯蔵設備などを備えた完全自立型の大型広域シェルターのよう な快適で安全な避難所であり、これを全国の自治体に作り、 災害が起きたらここで復旧までしばらく、 ストレスフリーでくつろいで休んでいただくのです。


よく学校の教室や体育館を避難所にしていますが、 これらは人々がゆっくり休まる場ではなく、 ただ雨風を防ぐだけでしかない。 新しい大型避難所を作るのに費用がかかりすぎるというなら、 この学校、 体育館を改良して新型の避難設備を整えた完全防災型のシェルター 完備の学校、体育館に改良する。


それも無理というならせめて今指定されている自治区の避難所をも っと完璧なものに充実させるとか、 とにかく大幅に進んだ対策をするべきではないでしょうか?

 

国の防災専門機関の新設も温暖化防止対策と同じで政府と関連企業 、マスメディアが先導、旗をふらなければ動かず、 達成しないことです。我々国民は一人一人、 少人数ではなにも動かせませんが、 拡大結集すれば政府を変えることができるはずです。


とにかく良い方向に進んでくれることを祈りつつ、一国民として、 募金などできることはやってまいります。


さて、元旦早々から大自然災害に襲われた日本ですが、 今年はこれに続いてもっと災害が多発するのでしょうか? まずその確率が高いのは、 人災である温暖化による異常気象の災害です。


モーレツ豪雨やモーレツ台風、モーレツ酷暑などて、 今年の夏が昨年よりももっと暑くなり、異常気象がより酷くなり、 それでも政府、関連企業、マスコミなどがこれまでと同じで、 温暖化阻止に超本気にならなければ、もはや人類の明るい未来、 望みはほぼなくなる可能性がかなり高くなります。 


科学者によれば、産業革命以前の平均気温より2℃を上回ると、 もはやどのような対策をしても元に戻らず制御不能となる、 と言われているからです。
だから一刻でも早く本気になれば望みがつながるのです。 そのターニングポイントがもしかしたら今年なのかもしれません。


どうなるのか?わかりませんが、ただ言えることは、 今も24時間、 日本でも世界でも温暖化要因のCO2はどんどん排出されており、 対策はいまだに不十分状態ということ。 だから確実に温暖化は毎日進んでいるということです。 できるだけ早く政府などが超本気になってもらいたいのです。

 

参考まで、自民党公明党立憲民主党共産党はラインで国民の要望を受け付けておりますので、 昨年12月に一国民として投稿しましたので公表させていただきま す。

 


『 いつも国民、国家のためのご尽力誠にありがとうございます。
さて、今月COP28が行われましたが、 日本は環境NGOからこれで4回連続となる地球温暖化対策におい て非協力的で温暖化を加速させている国のレッテルてある化石賞を またまた受賞してしまいました。


これは日本人としてとても情けないことです。
まさに日本は温暖化対策において世界のお荷物的な存在となってい ます。これでいいのでしょうか?

 

今の我々大人によって、 子供たちが住めないような地球にしてはなりません。 若者や子や孫たちの命を守り、 最低限でも暴れない平常的な地球環境を残してあげるように、 今まで以上の温暖化(地球沸騰化) を止める行動に本気で取り組んでいただきたいのです。 これは今の大人たち、日本の責任ではないでしょうか?


それを大きく進めることができるのは日本政府、 政治家の皆様しかおりません。


この問題は場当たりでは被害が収まらなくなり、間に合いません。 内向きの考え方では世界からも取り残されます。 これから先の未来社会や世界を持続させる、 そしてその上に明るい社会、 世界を築くために実行していただくように強く願っております。
よろしくお願い致します。』


以上がその記載文章です。 
また何かのタイミングで要望を出しますが、
1人でも多くの国会議員の皆様が温暖化防止にこれまで以上真剣に 本気で取り組んでいただけることを願い、祈っております。


農業は温暖化の影響をすぐに受けますので、 今年の夏から秋冬作物のでき具合から、 もう本当に人類ヤバイのか? まだ大丈夫なのか判定できるかもしれませんので、 引き続きチェックとデータ配信をしてまいります。


こんな酷い環境下で、農園としての今年の抱負といえば、 やはり自然環境に最大限配慮した農法の完成、 すなわち外部からの持ち込み肥料ゼロの栽培方法の完成に前進する ことです。

 

外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培なら、 温暖化原因のCO2削減に役立つだけでなく、 国の食料自給率の向上、 農家の負担軽減など良いことがいろいろと起きてきます。


昨年は土壌診断結果も一昨年より向上し、緑肥+ 雑草の元肥だけで大根、白菜、 カブはこれまでにない収穫量となりました。
あと問題は、三大鬼門のトウモロコシ、ほうれん草、 玉ねぎが大収穫を得て成功判定となるかどうかです。 今年は新たな緑肥を導入するので、 これがどのような結果を生み出すのか?期待したいです。


遅くなりましたが、本年も当園は自然環境にやさしく、 生命力が強く、美味しく、 健康的な農作物をできるだけ多く生産できるよう最大限の追求、 努力を積み重ねますのでよろしくお願い致します。


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✦✦今、収穫してます!✦✦
             収穫情報

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌

(2024.01,28現在)


🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。

 


🌿《葉物野菜》
★わさび菜
★高菜
白菜
タケノコ白菜


🥔《根菜、イモ類》
★泉里大根
★冬の新じゃがいも(アンデスレッド)
★冬の新じゃがいも(出島)


🍀その他
ハブ茶

 


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
サンチュ?サニーレタス、ほうれん草?小松菜

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)

 


🌞今月のピカイチは、冬の新じゃがいもです。
自家種100%。夏と冬、年に2回収穫できる、
生命力の強いじゃがいもです。春になると芽が出てきて、また夏( 6~7月)に収穫するので、出荷予定期間が2ヶ月ほどで、 とても短いです。


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↑収穫した冬の新じゃがいも(アンデスレッド、出島)
外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培(元肥は緑肥大豆、追肥なし)


《利用法》

アンデスレッドはホクホク系なので、 煮物料理は煮崩れしやすいので適しません。ボテトサラダ、 コロッケ、マッシュポテトなどが適します。出島は、 ほとんど煮崩れしないので、煮物料理に適します。

 


🌞新コーナー❗🌱
『肥料自給率100%へのチャレンジ!』
その21


〈前書き〉
当園では、2019年頃から外部からの持ち込み肥料、 肥料材料の使用がほぼゼロの栽培に順次切り替えております。


でも、 ただ使用をゼロにするだけというような単純なことではありません 。これでは畑の土が疲弊してしまうからです。


外部からの持ち込み肥料、材料の使用ゼロ栽培では、 栽培する畑が以前に人畜糞尿、化学肥料、 有機肥料を長年投入していた(肥料貯蓄のある)畑では、 昔からの投入量や栽培していた作物によっても変わりますが、 何も肥料をやらなくても数年から10年以上、 作物は問題なく育ちます。


しかし、 やがて何年か経って畑の肥料分の貯蓄を使いはたしてしまうと、 たちまち作物は貧弱に育ち、やがてほとんど育たなくなります。
これは30年以上の農業経験からはっきりと言えます。


なのでもともとあった畑の肥料分の貯蓄を使い果たすのではなく、 逆に貯蓄を増やすテクニックが必要となるのです。


農業を始めた頃は、いろいろな農業関係の本を読みあさりますが、 他の本と全く違う、でもなんとなくもっともらしいような著書に、 「肥料はなくても作物は育つ」。その証拠は、 森林の木々は何にも肥料やらなくてもあんなに立派に育っているで はないか。と書いてありました。


その通りかも!確かに誰も森林に肥料なんてやってない! 肥料は不要なんだ。肥料がいらないなんてすごい画期的! 重い肥料を施さなくてすむならとても楽だし、おまけに経費削減! こんないいことないかも?これだ!やってみよう! と素人は思ってしまいます。


実際やってみたら、肥料貯蓄の少ない畑に当たり、 生育不良の洗礼を何度も受けました。


その後材料にこだわった自家製発酵ボカシ肥を使うようになりまし たが、長年自然を尊重し、 自然と共に農業をやっているとその著書に大変大きな間違い、 勘違いがあることに気づきました。


それは、 そもそも森林の木々は無肥料でなんて育ってなんていない!
実はかなりの肥料が木々に施されているのです。


森林は野生動物の住家です。イノシン、シカ、タヌキ、ウサギ、 クマ、ネズミ、モグラ、ヘビ、トカゲ、鳥類、昆虫、 ミミズなどの小動物、微生物がいて毎日、糞尿や死骸、 脱け殻などの有機物肥料を土に施し、 落ち葉なども木々に肥料として提供されています。


とくに鳥類などは種類や数も多く、渡り鳥なども来て、 森林の夜はいろいろな鳥たちが木々に泊まり、 毎日多量の糞尿を森林に落としています。


だから明らかに森林の木々は無肥料でなんて育っていません。 なのでその著書はそもそも根本的に間違っている、 という結論になりました。


おまけに森林の木々は毎年引っこ抜いて外へ持ち出すことなんてし ません。杉、 檜など植林の森林でも50年ごととかに伐採し外へ持ち出す程度な ので、年に1〜3回収穫し外へ持ち出す農作物と比べると
格段に土の肥料分の減少率が少ないことがいえます。 だからどんどん森林の土は肥えていくのです。


エジプトのナイル川など川が氾濫すると下流に山からの栄養分が流 れてきて土が肥えて農作物がたくさんできるようになり、 それで文明が栄えたと確か小学校あたりの教科書にもでてましたね 。

 


あと、森林から始まる河川は、 雨が降ると雨水と共に森林から流れ出た有機物を海へ運び、 これが海のプランクトンを増やし、 それをねらう魚の漁場になるので
近年、 持続可能な漁業のために森林を守る活動をする漁師さんたちもでて きております。


ということからしても森林は無肥料どころか有機肥料の生産工場と なっていることは明らかとなりました。 だからたくさんの立派な木々が育っていたのです。


大自然に、森林に学べば、 当園が試みる持ち込みの肥料の使用をゼロへ、 というのは肥料を全く与えないということではないのです。


ではどうするか?というと、 肥料は大自然の力を活用して当園の畑で自ら生み出すしかありませ ん。すなわち森林のように畑を肥料の生産工場にするのです。 だから肥料自給率ほぼ100%なのです。


耕作する畑を肥料の生産工場にする大自然の力とは、お日様、雨、 風、土の力を基盤に、自家種の緑肥、当園の畑の雑草、昆虫、 ミミズなどの多数の小動物、畑の微生物の生み出す力であり、 畑の果樹の落ち葉、栽培穀物、作物のワラ、 グズなども最大限に活用させていただき、 彼らが生み出してくれた肥料分を元に土を肥やし、 より良い作物を栽培するという農法になります。


この農法のテクニックは、いかに彼らの力(大自然力) を最大限に引き出すか、ということになります。


この農法の基本は農園設立の当初から変わっていませんが、 外部からの持ち込み肥料分、材料の使用をほぼゼロにして、 100%自家生育、自家種の材料で、肥料自給率をほぼ100% にさせるというのは新しい初めての試みです。成功すれば、 SDGs推進にも役立つはずです。(ほぼ100%というのは、 もし土が酸性にどんどんなっていった場合(PH値5以下)には、 アルカリにするために外部からの石灰分の投入が必要となる可能性 もあるからで、他に野菜の苗を苗箱で一時期栽培する場合、 苗箱内に雑草を生えさせないようにして幼い苗を守り、 生育効率を上げるために、 苗箱に入れる土の表面の部分に市販の土を少量使うことがあるから です。)


肥料自給率100%は、食料自給率とも密接な関係です。 例えば日本のお米の自給率はほぼ100%ですが、 お米を作るにも肥料が必要です。 この肥料が外国産なら食料自給率100%ではありません。


トウモロコシなどの畜産の飼料の9割は外国産です。 なので畜糞堆肥ももとは外国産。油かす、 大豆かすなどの肥料もほとんど外国産。 すなわち有機肥料の大部分は外国産なのです。


化学肥料は日本で作られていても、 作るのに石油などの化石燃料が使われますので、 結局これもほとんど外国産です。


なので日本のお米の自給率は100%などと言えません。


ということから、 食料自給率と肥料自給率は表裏一体のものなのです。
おまけに外国産が由来の有機肥料や化学肥料は製造から製品化、 購入までにかなり環境に負担をかけております。


しかし肥料自給率100% なら環境への負担はかなり少なくてすみます。( SDGsに役立つというのはこの点です。)


たとえば、外部からの持ち込みの肥料(化学肥料、有機肥料など) は製造時はもちろん、梱包、 輸送で多量のCO2を排出して環境に負荷をかけ温暖化させていま すが、外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100% ならこの部分のCO2の排出はゼロとなります。


肥料の自給生産の主体は、緑肥、雑草を栽培することですが、 この栽培により緑肥、 雑草が温暖化の原因のCO2を吸収してくれます。


この栽培法は、未知の領域への挑戦なので当然、 失敗もあり得るますから、正直どのような結果となるか、 わかりませんが、成功を願い、生育のデータ、状況、経過、 結果を分析、発信し、 本当に外部からの持ち込み肥料ゼロの肥料自給率100% が達成できるのか? をリアルタイムで検証するのがこのコーナーです。


この試みは5〜10年のプロジェクトとなりますが、 もしある時点でまったくどうしようもなく作物が育たなくなって肥 料自給率100%は無理となれば、そこでゲームオーバー、 終了と致します。
                〈以上、前書き〉

 


🌞🌲🔆🔵〈データ編〉☘️㊗️🌱😊

これから肥料自給率ほぼ100% によって栽培する作物の実践データを公開します。 年に1度の土壌分析と合わせて、 実際にどのように生育したのか検証します。


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↑サンプルデータ6 人参(自家種100%*9月種まき)〈元肥〉赤クローバ+雑草、 追肥なし

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
冬本番の寒波が何度か襲って、葉は縮小してしまいました。 こうなると根の部分はほとんど成長しません。 この人参は種採種用ですので、まともに種が取れるかどうかです。
(次号で検証)


 
(12月号に記載)

 先月からほとんど成長してない感じです。 やはり種のまき直しの時期が遅かったかもしれません。 気温が氷点下の日が続くと葉はほとんど枯れて人参の成長はそれで 終わり、春になるとトウが出てきて花を咲かせますが、 暖冬なので葉はまだ大丈夫。 今年はもしかしたらまだ成長するかもしれません。

 


(11月号に記載)
第一回めの間引きをしました。生育はいま一つというかんじです。 本来の種まき期である8月にまいたものは異常猛暑により全滅した ので、本来なら遅い時期の9月にまき直し。その後は雨不足、 急激な温度低下で確実に生育にブレーキをかける要素が重なってし まいました。


こんな最悪コンディションで立派な人参ができたなら、 それは地力に問題がないどころかその力は完璧以上という証明とな りますか、今の葉の勢いからして、 そのレベルにはまったく及ばないようです。


でも諦めず、望みをつなげたいというような状況です。
(次号で検証します)

 


(以下は10月号に記載)
購入した在来種の金時人参を8月お盆に種まきしましたが、 モーレツ猛暑、モーレツ異常気象のために雑草に覆われてしまい、 9月にまき直し。しかしこれも発芽率が非常に悪く、 再び雑草に覆われて来たので、やむなく耕運して、 別の作物に切り替えました。 なので今年は金時人参の栽培は取り止めです。


人参は種まきから発芽まで、10日から2週間かかります。 まき直しが9月の上司でしたから、 発芽の確認は9月下旬になります。 ここで発芽不慮となって再びまき直しとなると、 もはや人参の種まき期をかなり過ぎてしまい、 撒いても物にならない可能性大なので栽培取り止めにしました。 購入の在来種はときどきこういうことがおきます。 今や在来種自体、 このような種が販売されているだけでも大変貴重なことなので、 このようなトラブルも仕方ありません。


なので今年の検証は、出荷用でなく、 種採種のために栽培する部分の検証をします。 こちらは出荷用ではないので、非常に少量栽培です。
自家種100%なので発芽率は非常に良いです。


しかしこちらも8月お盆に撒いたものは、モーレツ猛暑、 モーレツ異常気象による雑草パワーアップでこれに覆われてしまい 、9月上旬にまき直しをしました。


その後完璧に発芽し、 雑草の勢いも収まったので栽培体制に入りました。
(次号で検証)


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↑サンプルデータ8 ほうれん草(在来種の日本ほうれん草*9月~10月種まき)〈 元肥〉白クローバー+雑草、追肥なし

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
同時にまいた横の小松菜発展する少し大きくっなったのに、 ほうれん草はほとんど成長してません。 これが3大鬼門に入れている理由です。
でもまだ諦めていません。 暖かくなると成長しますからどの程度成長するか? が次のポイントです。
(次号で検証)

 


(12月号に記載)
外部からの持ち込み肥料ゼロ栽培の3大鬼門の1つほうれん草。 土に肥料分が少ないと、なかなか成長してくれない、 というのがその原因です。 今年も標準の最適種まき期の10月初旬にまきましたが、 猛暑で雑草がはびこり発芽不良で下旬にまき直し。( ほうれん草は発芽までの時間がかかり、 発芽後の初期生育がゆっくり)その後は、少雨、気温低下で今、 ほとんど成長してません。 でもほうれん草は比較的に低温でも少しづつ成長しますから、 まだまだこれからです。ほうれん草(2条) のすぐ横の2条は小松菜で、生育比較のために、 同じ日に種まきしました。 小松菜は低温ではほとんど成長しません。 でも春先になるとぐんぐん成長しますが、 すぐに花を咲かせてしまいます。
(次号で検証)
  

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↑サンプルデータ9 キャベツ(在来種*9月種まき)〈元肥ヘアリーベッチ(緑肥) +雑草

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
今月も先月と比べ、ほとんど変化なしです。
(次号で検証)

 


(12月号に記載)
先月と比べ、ほとんど変化なしです。
(次号で検証)
  
(11月号に記載)
今年は直播きの1条(右端)と11月上旬に定植の2条、 計3条となります。直播きのほうが生育は早いのですが、 冬もじわじわと雑草がはびこるので、 キャベツよりも大きくならないように管理します。   

 

キャベツは真冬の間はほとんど成長しませんが、日が長くなり、 気温が上がってくる2~3月ころになるとぐんぐん成長します。 こうなれば多少の雑草があっても大丈夫です。
(次号で検証)

 


🍀🌞🌲泉里農園ポリシー


21世紀になって年月がすぎましたが、 農業を取り巻く状況はますます厳しくなる一方です。 例えば農家の高齢化や後継者不足による農業者人口の減少、 温暖化と異常気象による農作物の被害や設備の損失、 農業資材の高騰など年々悪化しております。


国(政府) がこの状況をこのまま放置し続ければ日本の農業は必ず崩壊し、 食料の全ては外国産ということになってしまいます。 これは大変危険な状況です。 なぜなら日本へ輸出している外国で異常気象や戦争などで自国の自 給分で精一杯になり、輸出できなくなった場合、 日本は食料危機パニックとなるからです。


最悪のシナリオは一時的なパニックで終わらず、 長期に渡って日本への輸出ストップが続いたら、 パニックを超えて国が崩壊することです。


現在、日本の食料自給率は30〜40%と言われます。しかし、 自給率100%とされているお米は、 それを作るのに必要な肥料のほとんどは外国産です。


また、畜産の飼料のほとんども外国産なので、 そこから出た畜糞堆肥などの有機肥料も外国産ということになりま す。もちろん野菜作りに必要な肥料のほとんども外国産です。


すなわち、日本の本当の食料自給率はもっともっと低いのです。 これでもし何かあった場合、非常に危ない状況です。


これは国(政府) がこれまで食料自給率の向上に対して効果的な対策をやって来なか った結果です。しかし国(政府)ばかりの責任ではありません。


ここ10年前からの国政選挙において、 国民有権者の約半数は選挙にも行かず、 そして選挙に行く人の過半数は、効果的な対策をしない今の国( 政府)に投票し支持してきたのですから、 我々国民にも責任はあるはずです。


では一体どうすればこの日本の危ない状況を打開できるのでしょう か? それは我々国民一人一人がそれぞれの立場でできることをやるしか ないと考えます。


我々農業者としてできることは、自給率を上げ、 できるだけ自然環境を壊さない、 人体に安全な農法を確立することと考えます。


そして自然をどんどん破壊し外国産頼みで成り立っている今の日本 の農業を変えなければなりません。 これは一朝一夕でできることではありませんが、 当園はそういう希望、願いをもとに日々研鑽、 チャレンジ精神で進んでまいります。


                          

泉里農園だより 2024,01,28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町


(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com