泉里農園ブログ21,05,28号、配信致しました!😊よろしくお願いいたします(^.^)

 

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☀泉里農園ブログ🌻21.05.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 


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↑早くも雪がほとんど溶けてしまった5月の富士山


年を越して2月になり、やっと雪化粧の富士山になったと思ったら、約3ヵ月あまりで、また紺色の夏の富士山になりました。


ということは1年の2/ 3以上は雪化粧でない夏の富士山になっている、ということになります。
温暖化は進んでいるようです。
                                          (富士宮農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『5月の畑』


今年は平年より3週間も早い梅雨入りとなりました。 梅雨入りが早ければ、明けるのも早い?・・・ これまでの気象統計では、そうとは限らないようです。
なので最悪2ヵ月以上の梅雨期となることもありうるとのこと。


こうなると気が重くなりますが、やはり
懸念されるのが農作物への影響です。


日照不足による生育不良、長雨による根腐れ、病気、 モーレツ豪雨による作物や土壌流失など困ったことばかりです。

 


温暖化と平行して異常気象、自然災害が年々増えてますから、 その先にある農作物への被害はもはや覚悟してかからなければなら ないことは承知の上ですが、 とはいってもできるだけ被害がないことや、少なくなることを願うばかりです。

 


さて、 5月になって端境期から脱却して収穫作物が少しずつ増えてきまし たが、まだまだ貧弱状況です。 その原因の一つになっているのが5月に収穫期となるグリーンピー ス、そら豆、玉ねぎ(葉玉ねぎ)の不作です。


グリーンピースは11月に種をまきますが、発芽率が半分以下でした。というか発芽したけど、 鳥に発芽したてを食べられたようです。


キジという鳥が畑の周りに住んでいるのか、よく畑をうろうろしてます。キジは発芽したての種(豆類、穀物など)が好物で、 トウモロコシ、落花生を畑に直に種まきすると、 防御対策しないとほとんど土をほじくって食べられてしまいます。 キジだけでなくカラスも狙うようです。


当園ではこれまで、防御対策として長年、 種まきして土を種に被せたらその上に鳥に種の発芽がみつからない ように雑草を置く方法をとってきましたが、 近年はあまり効かなくなってしまいました。 置いた雑草を除いてしまうのです。


鳥の数が増えてきたのか? 山にあるエサが少なくなってきたからか?知恵をつけてきたのか? その理由はわかりません。

 


なので今年からトウモロコシ、落花生は畑に直に種まきせず、 苗を育ててから畑に定植することにしてます。 グリーンピースも直まきはもうこれからしないほうが良さそうです 。

 


そら豆は10月に種をまきますが、発芽は完ぺきでした。 発芽したてのそら豆は好物ではないようで鳥に食べられませんから 、発芽に問題はありません。 原因は冬季の雨不足も考えられますが、 土の肥料分不足が一因かもしれません。 生育がこれまでで史上最悪レベルでした。

 


玉ねぎは明らかに肥料分不足のようです。 玉ねぎは9月に種をまきますが、4年間、 外から持ち込みの肥料を与えていない富士宮の畑での栽培。 土壌分析では、4年前と比べると確かに地力は落ちているものの、 栽培不可のレベルではなく(他の野菜はしっかりできてます)、 なんとかいけるのでは?と考えましたが、 そんなに甘くなく誤算でした。


今の玉ねぎは主力のF1種はもちろん、 市販の在来種ですら種の採種がほとんどできない野菜です。 昔はできたはずですが、改良を重ねたからなのかわかりませんが、 当園は何度も試みましたが種とりできなくて、 もはや自家採種を断念しています。( 改良をしてない在来種があれば、 もしかしたら種取りできるかもしれませんが、 そのような種はまず簡単には購入できないでしょうね)


このような種とりが困難な野菜は、 通常の土の肥料分ではなかなか育たない傾向があります。 すなわち他の野菜と同じレベルの肥料分では育たないということで す。なので過度に肥料分を与えないと育たないのです。


4年間、外から持ち込みの肥料分を与えていない富士宮の畑では、 4年前は大きな玉ねぎがこれでもか!(^_^;)
というほどたくさんできました。 しかし4年後に栽培したら、 うって変わって生育不良となったことから、 4年で玉ねぎの必要する肥料分が最低レベル以下なったということ になります。


畑の肥料分は収穫作物の外への持ち出し(畑の肥料分を吸収した作物を収穫して、販売などで外へ出すこと)、大雨による流失などにより少しずつ減ってゆきます。なので次に再び作物を栽培するなら、畑の肥料分がレベル以下になる前に補給させなければ生育不良の貧弱な作物になってしまいます。

 


当園では肥料を過剰に与えないと育たないような生命力の弱い野菜 は生産しない方針ですが、玉ねぎはよく使われる人気の野菜ですので、 少しは作らなければなりません。

 


過剰に肥料分を与えないと大きく育たない今の玉ねぎですが、外から持ち込みの肥料がまったくなし、畑自体で大自然力( 微生物、小動物、雑草、緑肥)による肥料分の自力生成で、スーパーマーケットに 出ているような立派に育てられたら大自然力農法に敵なし !?の大躍進となります。

 


なので今後、玉ねぎ対策をこれまで以上に強化致します。
大自然力農法まだまだ進化が必要です。

 


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✦✦今、収穫してます!✦✦
            収穫情報


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(2021.05,28現在)

 

 


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↑小麦
当園では3種類の麦(大麦、小麦、ライ麦)を栽培してますが、小麦色といわれるように、1番きれいに色づくのが小麦です。当園地域の平年の収穫期は、大麦が5月下旬、小麦は6月上旬、ライ麦はそのすぐあと6月半ばあたりです。


今年は全部の麦が梅雨期間の収穫になってしまいました。麦の収穫は雨が3日連続で降らず、しかもそのうちの最低2日は晴れでなければなりませんので、今年の場合チャンスはあまりないようです。(大麦は収穫完了)
                                            (南部農場)

 


🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。 なのでご注文に応じられないことがあります。

 


🌿《葉物野菜》


サニーレタス


グリーンリーフ


ロメインレタス


キャベツ


葉大根

 


🥔《根菜、イモ類》


現在ありません。

 


🌽《果菜、その他》


★大豆


ハブ茶


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
ニラ、ニンニク、ヤングコーン、じゃがいも(北あかり、出島、 アンデスレッド)らっきょう、完熟梅、ビワ、プラム

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)


❇️今回のピカイチはレタス系です🌱

 


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↑レタス系(サニーレタス、グリーンリーフ、ロメインレタス) 栽培畑


レタスは温暖化で栽培が大変困難になっています。というのはレタスは温度が高いと発芽しないのです。温度が下がり発芽しても生育時に夏日の温度になるとトウ立ちして花を咲かせます。

かといって寒さに強いか?というと寒いとほとんど生育しません。温度が低くては発芽しませんし(17〜20℃前後が発芽の最適温のようです)、氷点下になると溶けて枯れてしまうこともあります。


レタス系は葉がヒラヒラで柔らかいので叩きつけるような大雨にも弱く、かなりデリケートな野菜です。


以前は初夏と秋の終わりの年2回収穫できましたが、温暖化で年1回になってしまいました。


なので今が旬の貴重な1年に1回の自然露地栽培レタス系です。高温にならず、大雨がなければ6月も収穫できます。(種まきを遅らせて次に定植したのが別の場所に控えてます)


レタス系は生サラダだけでなく、炒め物やスープ、汁物に入れても美味です。
                                      (富士宮農場)


                                       
泉里農園だより 2021,05,28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町


(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com