泉里農園ブログ3.28号🌸配信致しました❗よろしくお願いいたします😊

 

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☀泉里農園ブログ🌻20.03.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)


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↑菜の花満開と共に、春の作付け開始!

富士宮農場)


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱

『新型コロナでも春の作付け始まる❗』

新型コロナが世界各国に広がり、毎日毎日マスコミはこの事ばかりです。報道するのはいいのですが、でもそれが全体の一部分のみを強調する報道になっているとしたら、これは誤解や不安を生み出すことになります。

たとえば、新型コロナに感染した人、お亡くなりになった方々の累積を毎日加算して報道してますが、感染して入院して良くなり、新型コロナの免疫が付いた人々の人数、現時点の入院患者数を報道するマスコミは少ないです。(治った人の数はかなり多い)

どれだけの割合で回復しているのか?この情報もとても意味があるはずと考えますが、それがないので、人々により過剰に不安がかきたてられてしまっている可能性があります。

専門家の一部なのか多数なのかわかりませんが、この新型コロナは、インフルエンザより毒性は低いと言っています。マスコミの報道によっては必要以上に恐れることになり、意味のない混乱、パニックになりかねません。どうか公平で正しい情報、科学的根拠を報道していただきたいものです。

あと、マスコミはなぜこの新型コロナが
おきて、広まったのか?その原因究明にもスポットを当てるべきと考えますが、それに関する報道も少ないようです。

原因を徹底追究して、それから対策を立てなければ、またいつかあるいはすぐにでも別の新型コロナが発生して、痛い経験を何度も何度も繰り返すことになります。それを防ぐこと、今後新たな新型コロナを発生させないことは人類共通の願いのはずです。

それを追究することができるのはマスコミならではのはずです。

これは発生源となった国を責めるのではなく、人類共通の問題として、今後2度と繰り返さないように、原因を追究するような報道をすること。これがマスコミの存在意義であり、やるべきことのはずです。

あるマスコミ報道ではこの新型コロナは自然災害と同じ、なんて言っていた人もいましたが、そもそもこの新型コロナは武漢の生鮮市場で売られていた野生動物から発生したとされるのが有力説です。

過去のSARSや新型鳥インフルエンザも原因は中国の生鮮市場の野生動物からといわれてますが、今回もそうなら人類はまた同じ過ちを繰り返したことになります。もしそうなら、WHOは一体何をしてきたか?という問題になります。

あと、武漢には、生物兵器の研究施設があり、それが謝って外に漏れたと主張している研究者もおりますし、アメリカ軍が意図的に振りまいたとする主張もあります。

ということからしても新型コロナは自然災害などではなく、人間が作りだした、すなわち人災ということになるのです。

それなのにマスコミはそんなことも追究せず、報道せずに片寄ったことばかりを強調しているようで、ただ人々の不安をあおっているだけの結果となっているのではないでしょうか?

おまけに新型コロナの対策では、手洗い、マスクばかりで、免疫力をつけることの奨励はほとんど報道しておりません。新型インフルエンザの時は、免疫力をつけるのがその対策の一つとして報道されてましたが、今回はそれもほとんどない。なんか今のマスコミは一方向に片寄る報道で不十分。これは問題ありかもしれませんね。

以上、最近のマスコミの報道から気付いたことでした。


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↑大根の菜の花(南部農場)

社会はこんな状況でも春の作付けをしなければなりません。春の作付けは、4月後半収穫の野菜から来年冬収穫までの野菜の作付けを行いますので、1年で最大の作付け期です。

本年の作付け計画としては、昨年と比べて大きな変化はありませんが、温暖化の影響もあり、若干の変化はあります。

たとえば、温暖化で寒さに弱いさつまいもの種いも、山芋、ショウガもほぼ100%越冬できましたので、これらは昨年度より多く作付けする予定です。

温暖化の影響は、暑さに弱いアブラナ科の野菜🥬に病害虫被害が及びますので、これまでより減らすことはあっても、昨年以上増やすことはありません。
なので春まきのアブラナ科野菜は、数種類の限定になります。

トウモロコシ🌽も暑くなると実が害虫に食われてしまいますので、暑くなるまでに収穫を終えるように、種まきを例年より早くします。

温暖化の影響で他の野菜も全般的に例年より早い作付けとなっておりますので、今はかなり忙しくなってきている状況といえます。

さあ、今年も野菜づくりがスタートです❗😊2020年作付けの大自然力農法の農産物。昨年より少しバージョンアップかも?ということで、
今年もよろしくです。(^.^)ノ

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✦✦今、収穫してます!✦✦
収穫情報

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌

(2020.03.28現在)


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↑例年より早く穂を出した大麦
( 南部農場)

 

🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。

🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。

🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。なのでご注文に応じられないことがあります。

 

🌿《葉物野菜》

★なばな(少なくなってきました)

★のらぼう菜(まもなく終了)

九条ネギ(まもなく終了)

 

🥔《根菜、イモ類》

★里芋(少)種いもの残りが出ました。


🌽《果菜、その他》

★大豆

🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》

キャベツ、レタス系統、ラディッシュ、サラダ春菊、ニラ、葉大根、小かぶ?

 

😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆

       
(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)

 

❇️ただ今、端境期のどん底となりました!なのでピカイチ作物もお休みです(^_^;)
よろしくお願いいたします。

 



泉里農園だより 2020.03.28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園

(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町

(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com

 

 

泉里農園ブログ(2,27号)配信致しました!よろしくお願いいたします😊

 

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☀泉里農園ブログ🌻20.02,27号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)


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↑菜の花咲いた!第一便

富士宮農場)


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱

『今年もいよいよ端境期に突入です!』

菜の花が咲き始めると、一年間で一番収穫作物が減る時期、端境期(はざかいき)がやって来ます。

これは自然路地栽培には必ずやって来る、宿命です。期間は通常3〜4月後半頃までで、5月から少しずつ増えてくるパターンとなりますが、作物のできばえによっては端境期の期間は少し短くなったり
長くなったりします。

今年は、毎年9月が撒き時で、5月から収穫期になる玉ねぎが苗栽培の段階で野生化した静岡京菜などに飲まれて消えてしまい、同じく11月にが撒き時で、5月から収穫期のグリーンピース、エンドウ豆が、害鳥にやられたか、種不良だったのか、発芽率は10%未満で完全に失敗。(秋撒きで初夏収穫の野菜は撒き直し、やり直しができず、一回勝負です)

こんな状況なので、今年の端境期は長くなりそうです。

端境期の期間は、収穫作物が減るとはいえ、ゼロではなく、葉物野菜が主体ですが、その時期の旬の野菜が収穫できるようにできる限りの作付けをしておりますが、スーパーなどに並ぶ野菜の種類と比較したらかなり貧弱ですね。

でもこれが自然農業というものなので、どうかご了承お願いいたします。

 

 

🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🥜🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
収穫情報

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌

(2020.02.27現在)


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↑静岡京菜の菜の花(左)とキャベツ(右、まだだいぶ小さい)
( 南部農場)

 

🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。

🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。

🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。なのでご注文に応じられないことがあります。

 

🌿《葉物野菜》
★(小松菜の)菜の花

★(なばなの)菜の花

★(静岡京菜の)菜の花

(白菜の)菜の花(少)

★のらぼう菜

パクチー(少)

九条ネギ(少)

根深(少)

ほうれん草(少)


🥔《根菜、イモ類》

★人参(少)

★海老芋(少)

★八つ頭(少)


🌽《果菜、その他》

★大豆

🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》

野沢菜の)菜の花

 

😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆

          


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)

 

 


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↑のらぼう菜
富士宮農場)

今月は江戸時代、天保天明の大飢饉から人々を救い、その後幕府が全国に栽培を奨励したとされる伝統野菜ののらぼう菜です。

とはいってもスーパーなどには、売られていませんよね!なぜなのでしょうか?

市場に出回る野菜は、大量買い付け可能で商品に均一性がある。鮮度保持期間ができるだけ長いこと。などのハードルがありますが、のらぼう菜はどちらも満たしていないので、広まらないと考えられます。このような野菜は伝統野菜に良くある傾向です。

漢字表記は野良坊で、字のごとく野良野山に勝手に生える強い作物の意味合いがあるようです。

自家種100%ですが、約半分は名のごとく野生化した物になります。

名前はユニークですが、これは菜の花の一種です。一般的な菜の花と比べて苦味はほとんどなく、ほのかな甘味さえあり、食味は最高クラスともいわれます。

栄養素は、βカロテン、ビタミンB群、カルシウム、カリウム、鉄、マグネシウムなどが豊富とされる健康野菜です。


❇️利用方法は、軽くさっと湯がいてザルに上げそのままで冷まして、おひたし、ごま和え、汁、スープの具、ラーメン、うどん、パスタ、そばにトッピングしたり、炒め料理などいろいろ使えます。



泉里農園だより 2020.02,27号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園

(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町

(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com

 

 

泉里農園ブログ1.14号❇️配信いたしました!よろしくお願いいたします(^.^)ノ

 

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☀泉里農園ブログ🌻20.01,14号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)


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↑雲1つない快晴の富士山。

富士宮農場)


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱

『2020年スタート❗』
皆様、新年2020明けましておめでとうございます。旧年におきましては大変お世話になり、ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。

2020といえばオリンピックyearということで今年日本は外国からのお客様もこれまで以上に訪れて、ワクワクにぎやかな年になりそうですね(^.^)🎵

オリンピックは平和の祭典と言われます。ただ自分が、自国が勝てばそれでいい、金でなければ意味がない、他人、他国なんて関係ない、というようなエゴの張り合いではなく、ラグビーのような、試合が終わればノーサイド、勝っても負けてもお互いをたたえあうという精神を多くの選手が振り撒いてくれたら、オリンピックもっとより素晴らしい祭典となるのかもしれません。

さて、2020年今年の泉里農園の抱負☘️は、
大自然力農法の施肥技術の向上です。
年々ひどくなる異常気象ですが、とくに懸念されるのが、雨量の増大です。モーレツ豪雨も増えてきました。

雨は作物になくてはならないものですが、降りすぎは逆に作物にマイナスとなります。とくにモーレツ豪雨は土の栄養分を流し、土を固くしますので、大敵なのです。

大自然力農法の施肥方法は、自家製発酵堆肥、雑草や自然放任地帯の活用、緑肥
の活用の3本柱ですが、せっかく発酵堆肥を作って与えてもモーレツ豪雨で流されてしまうのではなんにもならないし、作る意味がなくなります。

しかし、緑肥にはモーレツ豪雨による土の栄養分流失を防ぐ力があるようなのです。ならばこれからは、これまで以上に活用しなければなりません。

緑肥とは土壌微生物と共同で肥料成分を自ら作りだし、おまけに土を健全化できる力をもつ特殊な植物です。

今年はこれまで栽培してこなかった緑肥作物の試作もして最高、最良の組み合わせや1番適する品種の選定を行い、緑肥活用を施肥の断トツの主力にできたら、と模索します。

そのようになれば異常気象に対抗する大自然力農法の施肥の技術も画期的に向上します。

異常気象は雨量の増大だけでなく、気温もどんどん上昇しておりますので、栽培作物もこれまで通りでは異常気象にやられてしまいます。なので、栽培作物の品種を暑さに強いものに変えてゆかなければなりません。

やはり今年も異常気象との戦いとなるでしょうが、基本はやはり、大自然力を最大限活用して異常気象にも負けないパワフルで美味しい作物をできるだけ多く栽培して、できるだけ多くの人々が喜んでくれる農業を追究することにつきます。

ということで重ねまして本年もよろしくお願いいたします。

🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🥜🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
収穫情報

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌

(2020.01.14現在)


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↑ニンニク
今年は雑草に負けないように!除草作業は例年以上にやっております。
( 南部農場)

 

🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。

🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。

🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。なのでご注文に応じられないことがあります。

 

🌿《葉物野菜》
★小松菜

★ケール

パクチー

九条ネギ

根深

★高菜

★静岡京菜

ほうれん草

白菜

野沢菜

★なばな(葉)

🥔《根菜、イモ類》

本紅赤かぶ

新ショウガ

京大根

ゴボウ

★人参

★里芋

★海老芋

★竹の子芋

★八つ頭

★秋の新じゃがいも(出島)

★秋の新じゃがいも(アンデス赤)


🌽《果菜、その他》

★大豆

🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》

大和芋、菜の花、キンカン

 

😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆

          


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)

 

 


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↑なばな
富士宮農場)

今月は今旬ピークのなばな(葉)です。
自家種100%で、自家採種年数は20年ほどです。種を撒かなくとも勝手に自生するパワーを獲得しております。

真冬から早春直前まで若葉を摘み取って利用します。

 

🌳利用方法は、軽くさっと湯がいてザルに上げそのままで冷まして、おひたし、汁、スープの具、ラーメン、うどん、パスタ、そばにトッピングしたり、炒め料理などいろいろ使えます。


2月下旬頃から3月になると、💐菜の花が出てきます。菜の花が出てきたら若葉は美味しくなくなりますので、収穫取り止めとなります。

菜の花が出てきたら、今度は菜の花の収穫となります。なばなの菜の花は、苦みが少なく柔らかくてこれも大変美味です。3月が旬となりますのでまたよろしくね(^.^)ノ

泉里農園ブログ 2020.01.12号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園

(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町

(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com

 

 

泉里農園ブログ12,29号(No.33)配信いたしました!(^-^)よろしくお願いいたします。

 

 


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☀泉里農園ブログ🌻19.12,29号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  No.33


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↑『自然に生えて野生化した選りすぐりの?なばなと大根』

種を撒いたなばなや大根よりなんか強さがあるかんじです。
富士宮農場)

 

         🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱

『2019年を振り返る』
2019年も残すところ3日となりましたが、 今年の泉里農園は畑はどうだったのでしょうか? 振り返ってみましょう!


いろいろありましたが、印象的なのはやはり異常な気象でしたね! 雨が多く、気温が高い日が多く、 やはり農作物への悪影響が出ました。


気温が高いことでの悪影響の1つは、 害虫の発生が多く長引くことです。この害虫、 これまで台風が襲ったあと大発生するバターンが何度かありました 。


今年はあのモーレツ台風19号です。 この台風が去ったあとやはり害虫が異常発生しました。
やられる作物は、アブラナ科作物がほとんどです。


大自然力農法の害虫対策法は、 あえて設置している自然放任部に住みつく、 害虫の攻撃ための農作物の味方である天敵生物部隊たちを育成する こと、そして種と土にこだわり、農作物自体の生命力を高めて、 病害虫の攻撃がきても負けない力を備えることです。


ところが、強い台風が来ると、これはあくまで推測ですが、 外から害虫がやってくると同時に農園内で育成された天敵生物部隊 は、台風に吹き飛ばされてしまい、 害虫は天敵生物部隊が少ないすきに、 我が物で野菜に襲いかかることになります。


そして台風は暴風や豪雨で農作物の葉や茎を傷つけるので、 農作物はこれによって生命力が弱まります。 すると害虫はますます攻撃しやすくなるのです。


また、アブラナ科作物は高温に弱く、苦手です。 台風の巨大化イコール異常高温なので、 台風による傷以外に高温による生命力の低下も加わり害虫にやられ てしまうことになります。


今年被害が多かった作物は、 これを裏付けるようにアブラナ科作物が断トツ1位でした。
アブラナ科作物とは、大根、キャベツ、小松菜、かぶ、水菜、 チンゲン菜、白菜、ラディッシュブロッコリー、カリフラワー、 などです。


今後、温暖化がより進めば、 無農薬でのアブラナ科作物の栽培はより困難となるはずです。


一方、 こんな異常気象でもこれまでで史上最高の収穫となったのが、 カボチャでした。
昨年も史上最高でしたが、今年はそれを更新しました。 株本から20mほどつるを伸ばして、 一株平均大小合わせて10ケ近く実をつけたのです。 これは驚異的?かもしれませんね!(丿 ̄ο ̄)丿


温暖化によって被害となる作物、 逆に恩恵を受ける作物があることを体験いたしました。


次年は、旧年のデータを反映させて、作付け計画を立てますが、 2020年春の種まきではアブラナ科作物は、今年より減らして、 暑さに強い作物を選定することになります。

 


さて本年も当園の農作物をご利用いただき、 誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。


皆様のご多幸をお祈り致します。
それでは良いお年を❗(^.^)ノ

 

 

 

 

 


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✦✦今、収穫してます!✦✦
            収穫情報


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(2019.12.29現在)

 

 


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↑『こちらは人参と自然に生えたのらぼう菜』

野生化できるパワーのある作物こそ、大自然力農法の主力作物です。
富士宮農場)

 


🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。 なのでご注文に応じられないことがあります。

 

 


🌿《葉物野菜》
★小松菜


★ケール


パクチー


九条ネギ


根深


★高菜


★静岡京菜


ほうれん草


白菜

 


🥔《根菜、イモ類》


本紅赤かぶ


ゆるぎ赤かぶ


新ショウガ


京大根


ゴボウ


★人参


★里芋


★海老芋


★竹の子芋


★八つ頭


★秋の新じゃがいも(出島)


★秋の新じゃがいも(アンデス赤)

 


🌽《果菜、その他》


★大豆


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》


大和芋、なばな(葉)、キンカン

 


😯✦大自然力農法って何?✦🌟


           その33

(当園が実践する大自然力農法について解説いたします。)

 


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↑  『生えそろった麦類』

大麦、小麦、ライ麦を撒きました。

(南部農場)                                               

 


(前号からの続き)


さて、
最後に大自然力農法の誕生までのストーリー、 及び同農法実践農場、 泉里農園の生い立ちを振り返って述べさせていただきます。


大自然力農法 泉里農園の
園主なおかつ筆者勝呂は、かれこれ30年近く前のことですが、 その頃は
東京で独身、アパート生活で、 電気通信関連の会社に勤めていました。 仕事は会社製品の新幹線の地震監視システムや気象庁の気象システ ム、東京の森ビル、トヨタ自動車東京本社ビル、 朝日新聞東京本社ビルなどのビル管理システムなどの修理、 メンテナンスでしたが、 そのころ日々の決まりきった仕事や生活に少しストレスもたまり、 何か変化が欲しかったのかもしれません。


そんなある時、 通勤電車内に張られている週刊誌の広告に国際ボランティアNGO のことがでていて、なぜかこれが気になり、 この週刊誌を購入します。


記事にはNGOのボランティア募集とあり、 なんか未知の世界へのチャレンジのような気分ワクワクで、 早速申し込みました。

 


NGOの担当スタッフの方にいろいろ話を聞いて、 より興味が増してその後、会社帰りや土日、 祝日などにボランティアとしてちょくちょく参加するようになりま した。


ボランティアの仕事は、海外で難民キャンプなど戦争、 災害などで生活基盤を失った人々、難民などを救うため、医療、 自動車整備士、井戸掘り技術者、通訳、 農業技術者など生活支援のためのプロジェクトの日本国内の支援の ボランティアの仕事になります。


具体的には、 海外の支援活動の資金集めのために東京で開くイベントの手伝いや 、事務的な仕事などです。


NGOスタッフは現地に行って支援活動をしますが、
ときどき東京本部に帰って来て現地の様子を伝えてくれるので、 それがとても新鮮で興味津々だった気がします。

 


1年ほど通うようになると、 だんだんと国際ボランティアNGOスタッフの仕事に興味が出てき て、電気通信の仕事と比べて自分にとってどうなのか? 天秤にかけるようになってしまいました。


やがて転職を考えるようになり、 ついに電気通信関連の会社を退職してしまいます。そしてすぐに、 NGOのプロジェクトの1つ、 農業スタッフになるための行動を開始します。


農業支援プロジェクトのスタッフをなぜ選んだのか?というと、
他のプロジェクトの医師、自動車整備士、通訳、 井戸掘り技術者は、免許、 一定以上のキャリアが必要で自分はそれがなかったこと、 しかし農業には免許がないので入りやすく、 自分にできそうなことはこれしかない、 キャリアを少し積めばスタッフになれると考えました。


とはいえ実家は農家でないので(両親は教師でした) 農業はまったくのど素人。
とにかく、何はさておき農業の現場体験をしなければと、 長野県の高原野菜の大生産地に住み込みアルバイトで行くことにな ります。


初めての農業体験、初めての長野での仕事。 これまでスーツネクタイで地下鉄の満員電車に揺られて通勤し、 地方への出張もありましたが、 東京山手線内のオフィスビルでの仕事が多かったので、 まったくの異次元の世界に正直、 戸惑わなかったはずがありません。 これで本当によかったのだろうか?と不安がよぎったはずです。


しかし、もう後戻りはできなかったし、背水の陣、 前へ進むしかないし、とにかくチャレンジ!しかなかったのです。


でも、もともと自然が好きだったし、 東京にはない長野の大自然と共に仕事をすることに大きな違和感は なく、というか新しいことにチャレンジするワクワク感、 長野の大自然の素晴らしさ、清々しさ方のが勝り、 すぐに農業の仕事に打ち込めました。

 


ところが、しばらく実際に働いてみると!想定外というか、 考えてもみなかったことが行われていました。


その地域全体は、 先進技術の大量生産農業が行われていたのですが、 黒ビニールを大量に畑全面に覆い被せ、 これは1作から2作ですぐに使えなくなるので畑の角で燃やし、 ダイオキシンなど有害物質を撒き散らし、 それがもたらす自然破壊と、 そこらじゅうの農家が大型トラクターで除草剤、殺虫剤、 殺菌剤などいろんな農薬をばらまき、化学肥料をふんだんに使い、 自分たちは食べようともしない野菜を作り、 お金を得るためには消費者の健康などはほとんど考えず、 収入第一で野菜を栽培していることの不条理さを初めて体感します 。


(これは農家が率先してやっているのではなく、 虫食いの野菜はJA農協のチェックでランクが下げられ、 当然引き取り価格がかなり安くされるからで、 そうならないようにJAの指導の元に薬剤を使うのです。
これは、JAの先には流通業者、 そして末端の消費者も虫食い野菜を求めないという事実からやむ終 えず、そうせざるおえない、というのが根底にあり、 それは後々知ります。)

 


まったくの想定外の現実に直面し、
それがあまりに衝撃的でカルチャーショックで、そのせいか? 現地で大風邪ひいて一週間近く寝込んでしまいます。
(これ以来、 スーパーや飲食店の高原野菜などを買えなくなりました。)


この考えもしなかった日本農業の現実状況を体験したことから、 NGOで海外の貧しい人々を救う仕事はとても大事だけれど、 その前に日本の農業がこんな状況なら、この先、ふるさと日本、 日本人がヤバイかも?と考えるようになりました。


そして、そこから自然や人を壊さない農業、すなわち自然農法、 有機農法への探求が始まりました。

 


3〜4ヶ月の長野での農業の現場体験を終えてから東京に戻り、 すぐに自然農法、有機農法の探求に入りました。 神田の本屋に通い、書籍を読みあさり、 その後全国数ヶ所の有機農法の農園で研修を開始します。( 自然農法は研修したくとも、当時、 研修できる農場はほぼありませんでした。)


自然農法、有機農法の探求、 研修の過程でだんだんと一朝一夕の少しのキャリアでは通用しない 農業の奥深さを知り、有機農法より自然農法への興味が増し、 研修で東京から離れることも多くなりました。


そうなると東京のNGO団体へもだんだん通えなくなり、 自然とNGOからも離れていきました。 そして気が付いたら自然農法の魅力に引かれ、 その探求一筋となっていました。


全国数ヶ所の有機農法の農園で2年近く研修し、最後の研修先、 三重県伊賀市では地元の人との親交から、 農地を借りることができ、 そこで自然農法の農園として独立就農します。


独立当初は、研修したとはいえ栽培技術、 経験はまだまだまったく乏しく、 ろくに売り物になるような農作物ができず、 これでは生計が成り立たないので、 早朝は豆腐屋さんでアルバイト、昼間に農業、 夜はスーパーで夜間アルバイトという兼業パターンでやりくりして おりました。


ここ伊賀で5年以上、兼業農家でやってきましたが、 借りていた地主さんがご高齢(その時たしか93才)で亡くなり、 その息子さんの代となり、借りていた畑を売りたいので、 買わなければ、出ていって欲しいということになり、 資金力があったわけでなく、それを静岡県の実家の親に伝えたら、 実家近くの農地をいろいろ探してくれて、 運良く良い農地がみつかり、それで伊賀を去り、 実家から通える農地で再スタートします。

 


伊賀のときの農園名は、希望!豊かな山、川、海、里、 人農場というながったらしい名前でしたが、
実家で再スタートするときに、泉里やさい園と改名します。


実家から通える農地なので、両親もとても協力してくれて、 農作業もいろいろ手伝ってくれたり、おかげでだんだんと生産量、 売り先も増えて、栽培技術も上がり、 アルバイトしなくても専業で十分やれるようになりました。


このころからは、 自然農法の本に書いてあるとおりにするだけでなく、 自然農法を基盤とする独自の自然農法を本格的に探求、 構築するようになります。


ところが実家に帰り15年ほどたった頃、状況が一変します。 それは、借りていた農地の地主さんの代替わりがあり、 その長男の物となりますが、 これが転機で一変に風向きが変わります。


新しい地主さんは、雑草を大変嫌い、 当園が借りている畑に断り無く入って除草剤を撒くようになり、 育てている作物にもすれすれに撒いて、 撒かないで欲しいというと余計に腹がたったのかよりひどくなって 、ついに
「うちは無農薬の農業なので、 借りている畑にまで除草剤を撒かれたのでは、 無農薬の農業が成り立たなくなる。 これからも借りている畑に除草剤を撒かれるのなら畑を返すしかな くなる」というと、


「返してくれると助かる、 あんたみたいな農業は周りの迷惑で山の奥でやるしかない」
というようなやり取りでしたが、 ここから人生ががらっと変わります。


地主さんに「畑を返してくれると助かる」 なんて言われたらもう他に選択肢はありません。


ただ、この農地は農業委員会という公的期間が間に入っていて、 5年契約を結んでいたので、すぐに返さなくてもよかったのです。 契約終了まであと1年半ほどありましたので、 この間に代わりの農地を探せばよかったのです。


しかし、思い通りにはいきませんでした。 実家から通える近くの農地をさがしていたのですが、 いい農地がみつかりません。


残念だったのが、 無農薬で農業やっているというと雑草の種や虫が飛んでくると思わ れ、敬遠されて借りることが困難になるということです。


地主さんだけでなく、 世間では無農薬の農業に対しての風当たりが、 以外にかなり厳しいということを実感しました。

 


結局、 実家近くの新しい農地がみつからないまま契約期限まであと半年と 迫ってきました。 最終期限でもある次の年の春の種まき期までに新しい畑に種まきで きるようになんとしなければ! と少し焦り気味になってきましたが、 希望の農地がみつかりません。 まさに土壇場の状況となってしまいました。


そしてついに、 これだけ探しても実家から通える農地がみつからないのであれば、 もはや無理、近場に農地は存在しない、という結論に至り、 やむ終えず実家から離れた畑を探すことになります。

 


契約終了の春3月まであと5ヶ月となった頃、 山梨県南部町の農業委員会さんから農地ありますよ。 という返事をいただき、すぐに山梨へ。 そこは希望していたまとまった広い農地で、 荒れていましたが元は柿畑。 ほったらかし状況でも柿は結構成っていました。 果樹もやりたかったので農地的に申し分ありませんでした。

 


他の候補農地はなく、即決でした。
実家から山梨の農地まで高速使って1時間あまりですが、 通いはもはや困難となりました。


そして、その元柿畑だけでは野菜を作るスペースが少なく、 他に新たに南部町と隣接する富士宮市の畑を借りることができ、 全部で1ha(3300坪)を超える栽培面積となりました。 農園名も果樹も栽培するので、 泉里やさい園から泉里農園に改名して新たなスタートとなりました 。

 


新転地では、実家からの通いは無理となり、 富士宮市に姉が経営するアパートに入居することになります。 それからは、山梨、 富士宮で1人で何もかもやらなければならなくなって、 農産物の生産、売り上げは実家にいたときと比べ、 ほぼ半減しました。


荒地の開墾からスタートしましたので、畑ができていないこと、 売り先を新規に開拓しなければならなくなりそれに苦労したことも 大きいでしょう。


こんなとき、ここからまた試練が続きます。 これまで実家近くの返した畑でよく手伝ってくれていた父がまもな く他界し、翌年には母までも。


この世で唯一、 最高の味方だった両親をいっぺんに失くしてしまい、 人生に穴があいてしまったようで、途方にくれてしまいます。 自然農法をやる気もほとんど薄れてしまいました。 しばらくの間はそんな状況でした。


でも、 ここで農業をやめたらきっと応援してくれていた両親は悲しみ、 反対するにちがいない。 そして十数年来の農園のお客様もいらっしゃいます。なので、 今やめることはできない。


両親のためにも、より自然農法に磨きをかけるべきと、 これまで構築してきた独自の自然農法を『大自然力農法』 と命名し、これを皆様に公表させていただいた次第です。

 

 


大自然力農法、泉里農園としては今年(2019年) で5年となりましたが、自然農業は非常に奥が深く、 農業のキャリアは30年近くなってもまだまだ勉強です。


なので、 これからも大自然力農法をできる限り探求してゆくつもりです。
これまで多くの失敗を経て、 大自然力農法はまだまだ不十分とはいえ、 微力ながらも育って参りました。


大自然力農法、その基本、根本的な追究点は、 自然をできるだけ壊さない農業。自然に感謝し、敬い、学び、 自然に人にやさしい農業。人々の健康に大変良く、 しかも美味しく、 人々が喜んでくれる感動的な作物をできる限り多く生産提供できる 永続可能な農業です。


これを追究し、大自然力農法が、より進化、 成長するためにこれからも日々の研鑽を重ねて参ります。
そしてやがて日本や世界の人々のためになり、 NGOの海外援助の農業にも役立つような農法になれたら幸いです 。
                                                           (完)

 

*『大自然力農法とは』の連載は3年前から始まり今回( その33)で完結終了となります。長期間の連載でしたが、
ありがとうございました(^.^)ノ


来年からは新しいコーナーを開設する予定です。

 

 

 

 

 


泉里農園だより 12月29日号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町


(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com

 

 

 


 
 

泉里農園ブログ11,28号(No.32)配信致しました!😊よろしくお願いいたします。

🌰🍉🍅🍎🍆🍈🌽🍏🍓🥕🥒🥔
☀泉里農園ブログ🌻19.11,28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  No.32,

 

 


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↑久々の富士山🗻とネギ。雪化粧始まりました!


                                            (富士宮農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『やっと秋らしく?』
巨大台風、モーレツ豪雨、残暑などでひどかった10月でしたが、 11月になるとやっと秋らしくなり、日本近くの海水温が下がり、 ようやく台風や残暑から、蚊の総攻撃からも解放されました。 やれやれでーす!q(^-^q)


でも、11月も後半になると、晴れの日が2日と続かず、☂️ 梅雨期のように雨が降り続き、さつまいもなどの収穫作業、 種まき作業に支障がでております。

 


温暖化で世界的に海水温が上がると、 海面から出る水蒸気の量が増えて雲ができやすくなる。 雲がたくさんできると雨が多く降るようになる。
今月雨が多い原因は、この可能性が大です。


そもそも、地球温暖化による異常気象は、夏だけでなく、 1年を通して起きて当然なのかもしれません。


今週、UNEP(国連環境計画)は、 昨年の世界の温室効果ガスの排出量は、 過去最悪の553憶トンと発表しました。


1970年からの統計では、年々増え続け、 この約50年で2倍ほどになっております。


まったく対策が進んでいない状況があからさまとなりました。


先日NHKのニュース番組の気象情報でも、 やはり1970年からの統計では、この約50年で日本の冬日( 1日の最低気温が零度未満の日) は約1ヶ月ほど減ったと発表していました。


このまま対策が進まなければ、 やがて日本の冬がなくなることを意味しております。


寒がりの人は喜ぶかもしれませんが、その分、夏がより暑く、 長くなるだけでなく、夏の台風、 豪雨災害がより増えることにつながるので、 喜びより苦しみのが増えてしまうことにつながります。 これでは元も子もないのです。


温室効果ガスを回収また消去させる技術があるようです。 まだまだ本格的に実用化されていませんが、 国をあげてもっと支援してこの技術開発と推進に全力で取り組んで いただきたいです。

 


さて、11月になると野菜の種まきは極端に減り、 上旬までに静岡京菜野沢菜をまき、 後はグリーンピースをまいて本年の野菜の種まきは終了です。


その後は小麦、大麦、オーツ麦、 緑肥作物などを12月上旬までにまいて今年の全作物の種まきはす べて終了です。


時期を同じくして重要な仕事になるのが
さつまいもやショウガ、里芋、などの収穫です。 とくにさつまいも、ショウガは寒さに弱く、10℃以下になると、 品質が落ちます。


あまり遅くなると気温が一桁に下がるので、 できるだけ12月までに収穫して地下貯蔵して品質劣化を防ぎたい のですが、雨ばかりなので遅れています。


ということで今は収穫と地下貯蔵が最優先作業になっております。
この後に小麦、緑肥作物の種まきとなりますが、 こちらもあまり遅くなると発芽が遅れて越冬すると生育不良となり ますので12月上旬までにはなんとか撒きたい
状況です。

 

 

 


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🥜🥒


✦✦今、収穫してます!✦✦
            収穫情報


🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌


(2019.11.28現在)

 


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↑ニンニク、小松菜、ラディッシュ
柿はすっかり葉を落としました。
( 南部農場)

 

 


🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。 なのでご注文に応じられないことがあります。

 

 


🌿《葉物野菜》
★小松菜


★ケール


パクチー


九条ネギ


根深


★高菜

 

 


🥔《根菜、イモ類》


すぐき菜


こかぶ


本紅赤かぶ


ゆるぎ赤かぶ


新ショウガ


ラディッシュ


京大根


里芋


海老芋


竹の子芋


八つ頭


さつまいも(紅はるか)


さつまいも(パープルスイートロード)


秋の新じゃがいも(出島)

 


🌽《果菜、その他》

 


★大豆


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》


人参、ゴボウ、白菜、静岡京菜、秋の新じゃがいも(アンデス赤) 、ほうれん草、大和芋


 

 

 

 

 


😯✦大自然力農法って何?✦🌟


           その32

 


(当園が実践する大自然力農法について解説いたします。)

 

 

 

 


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↑『このパワーこそ大自然力農法の求める野菜!』
こぼれ種で勝手に生えてきた小松菜(自家種)。雑草と共に、 というよりは抑え込んでというかんじです。
富士宮農場の通路で』
                                                 

 


(前号からの続き)


栽培方法なんかより、安くて新鮮ならば何でもいい、 とにかく安いものを求める今主流の社会情勢を満たすために、 低コスト、大量均一、 安値生産での売り上げ追求の流れは今後もより進み、


これから温暖化がどんどん進むにつれて、除草作業の増加、 害虫被害拡大など農薬や化学肥料、 ビニール資材をたくさん使う農法より、 コストがかかるようになるなど、
今後、社会情勢、温暖化、 異常気象で負担がどんどん増してくることから、プロ生産者、 専業農家としての大自然力農法に未来はないと結論づけましたが、


では他の農法ではどうなのでしょうか?

 


日本の農業全体としてとらえると、農家は高齢化と離農、 後継者不足が進み、どんどん農業人口が減少、衰退しております。 これが現実であり、未来のないのは実は、 大自然力農法と同じです。

 


とはいっても農業は、人類にとって絶対に必要な産業ですので、 衰退はしても、人類が存在する限り、無くなることはなく、 ギリギリの状態で存在するはずです。

 


したがって、これからの農業は、減っていく農家に代わり、 流通大企業や他産業の優良企業などの農業参入が加速したり、 あるいは若い農家の有志が共同で立ち上げる農業の企業化、 法人化が進むと予想されます。

 


大企業には資本体力があります。 一部門である農業部門が赤字でも他部門でカバーできます。


イオングループなどがすでに参入していますし、 流通大企業だけでなく、 安定黒字経営の優良企業も参入してきています。 これからの農業は、この傾向が徐々に広がるでしょう。

 


そして、企業が行う農業は、 これまで農家の行ってきた農業とはまったく違うものになるでしょ う。


例えばAlを使い、 隔離されたビルディングの野菜工場でAIロボットが農作物を作り ます。設備投資に費用はかかっても、 人件費などのコストがかからず、 異常気象の災害をあまり受けない(停電以外は)ので、 安定大量生産が可能。すぐに元をとるでしょう。


また、企業が行う農業では、 まず第一に利益追求とコスト削減が経営の柱となります。 したがって、 これまで地方の農家が古くから伝承してきた地場農産物、 伝統野菜、在来種作物などは、 手間がかかり生産性が低いとなると、 企業農業のコスト削減の基準からはずれ、 消えていく可能性が高いです。


よって企業が作る農産物の種類はかなり少なくなり、種はF1種、 ゲノム遺伝子編集作物などの農産物が主体となっていくと考えられ ます。


これから言えることは、企業農業においても、 やはり今と同じように
大自然力農法とは真逆的な栽培方法が主体となっていく可能性が高 いと考えられます。


しかしそれでも、企業農業も今後、 世界的な温暖化阻止の対策が行われないとすると、結局、 科学者のいうとおりになれば、存続できるのは、 あと10年先まで、ということになります。

 


そもそも、企業が行う農法自体、 ほとんどなにも地球温暖化阻止に貢献しておりませんし、 逆に温暖化に加担しているわけですから、 持続可能な農業とは決して言えず、 当然そのような結果となりうるわけです。

 


繰り返しますが、科学者によれば、人類がこれまでのような、 あい変わらず何より経済第一で地球温暖化や自然保護なんて関係な い、として温暖化阻止の対策もしなければ、
10年後に灼熱の世界となり、人類の危機となるというのです。


確かに、科学は100%ではないのも事実です。 だから科学者のいうことも100%とは言えないかもしれません。


しかし、 科学者のおかげで今の人類の発展があったことを忘れてはならない はずです。


これは、科学者が構築した天気予報の技術と同じです。 天気予報の当たる確率も100%ではなく、80〜90%ですが、 誰もが当たりを信じて計画を立てます。 天気予報なんてすべてでたらめ、あてにならない、 なんていう人は少ないはずです。

 


地球温暖化の場合、科学者、 研究者がいい初めてもう30年以上は経過しているでしょうが、 彼らのいうとおり、徐々に夏がだんだん暑くなり、長くなり、 異常気象もだんだん増えています。台風は巨大化し、 雨がよく降るようになり、豪雨災害も増えています。


これは多くの人々も、このことを実感しているはずです。 したがって、 これまでの経過からしても科学者のいうとおりになってしまってい る、と言えるのです。なので、


地球温暖化に関して、 科学者のいうことを否定する理由を探すのが非常に困難なのです。


すなわち科学者のいうことを信じるべき、と考えるのです。

 

 

災害対策とは、災害の最悪の状況を想定し、 それを超えても大丈夫な対策をすることです。


地震なら震度7を最悪の震度としたり、 津波なら30mが最大とか想定し、 それに耐えられるように防ごうとします。 地震は今の科学技術では根本的に発生を防ぐことはできません。
地震が起きたらこう対策すべきと、あくまでも守りの対策です。

 


しかし、地球温暖化は人力で根本的に防ぐことができる、 と科学的が言っているのですから、守りだけでなく、 攻めの対策ができるのです。


地球温暖化は、守りの対策だけでは温暖化が進んでいくと、 そのうちに限界がきます。ということは、 すなわち温暖化の大本に働きかける根本的な対策をしない限り、 防げない災害なのです。

 


逆にいえば地球温暖化は人力によって根本的に防ぐことができる唯 一の災害ということにもなります。


これら先の10年も今のように、ほとんど対策をしなければ、
これはすなわち、すべての農業も人類も大変なことになる、 ということを科学者は指摘しているのです。

 

 

地球温暖化の根本的な阻止は、政治家と大企業(とくに石油、 石炭などの化石燃料を扱う企業)が先導、 協力してくれなければなにも進みません。


それと共に、一般市民の100%は無理でしょうが、 大半が地球温暖化を阻止したい! と本気にならなければ実現しません。

 


では、一体どうすれば、政府、政治家、 大企業を動かせるのでしょうか?


その鍵を握るのはやはり我々市民です。 スウェーデンの高校生グレタさんのような勇気ある真剣な人がもっ とどんどん増えれば、温暖化阻止要求の波が大きくなり、 その結果、政府、大企業は重い腰を上げ、 化石燃料の使用をストップする可能性が高くなります。

 


そのためには、 選挙のときは温暖化阻止を公約する議員に投票すべきです。

 


我々市民が、 地球温暖化阻止のためにできることはそれだけではありません。


温暖化の結末の事実を知り、周りの人々にそれを伝え、 温暖化阻止の運動を広げることがまず第一です。 そして自らもできるだけ脱化石燃料や物をやたらに捨てず、 大切に使う生活を実施します。


たとえば、ビニール、プラスチックはできるだけ使わない。 車はガソリン車をやめて、EV車に乗る。 家を建てるならソーラー発電の屋根にする。 環境に配慮しない企業の製品を買わない。 地球温暖化に取り組む企業の製品や、株を買う。 などいろいろできます。こうなれば国政、 企業経営は変わっていきます。

 


このような人がどんどん増えること願い、自然環境を守りたい、 温暖化を阻止したい、 そして今の子供たちに豊かな自然環境を残したいと願いつつ、 これからも大自然力農法をできる限り続けて参りますが、

 


とはいっても、実際は、なによりも経済成長、発展が第一で、 温暖化対策はその妨げになるかもしれないと、 反対する人々はたくさんいると考えられます。


他にも、
化石燃料取り扱い企業の関係で会社に損害がでるので温暖化対策に 反対する人々。
(このような企業には、損害のないように、 国が支援しなければなりません)

 


また、
今の便利な生活を失いたくないからと、温暖化対策に反対! という人々や、

 


そもそも温暖化対策なんてまったく興味なし、めんどくさいし、 どうでもいいし、 そもそも科学者のいうように灼熱地獄なんて本当かどうかわからな いし、うそかもしれない、という人々もいるでしょう。


あるいは、
温暖化対策なんて、慌てることなんてないよ、
灼熱の世界?なったらなったで考えればいいのさ!
という呑気な人々。


今の生活が大変で、温暖化どころの話でない、という人々。

 


このような温暖化対策に反対、 消極的な人々もたくさんいるでしょうから、 国連が進める世界各国の温暖化対策は進まず、 先行きはまったく不透明なのです。

 


こんな厳しい状況下で、タイムリミットの10年先、 我々人類は一体どうなってしまうのでしょうか?・・・

 


どうなるかは、人類の運命の定められること、なのでしょうか? 結局、


人事をできる限り尽くして、後は天命を待つしか他に道はない、 ということなのかもしれません。

 

 


さて、科学者が主張する灼熱地獄の
最悪事態までのタイムリミット10年、という状況下、
産業として、プロとして、 専業農家として大自然力農法の未来はない、と述べましたが、


ただ、大自然力農法の場合、唯一望みがあるとすれば、それは、 プロ、専業でやるのではなく、


副業、兼業でやる農業、また趣味、自給自足でやる農業です。


このような農業が大自然力農法のような自然環境にやさしい農業に なれば、10年のタイムリミットが、 もしかしたら少し伸びる可能性がありますし、


もしかして温暖化対策が進み、温暖化が止まれば、 この農法は永続可能な未来ある農業となり得ます。


どうか、1人でも多く、世界各国のできるだけ多くの人々が兼業、 副業で、趣味で、あるいは自給自足で農業をするなら、化石燃料、 農薬、化学肥料をたくさん使う農業でなく、 大自然力農法のような自然保護に配慮した農法でやっていただきた い、と願っています。

 

 

 


(次号につづく)

 

 

 


泉里農園だより 11月28日号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町


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泉里農園ブログ10,29号(No.31)配信致しました!よろしくお願いいたします😊

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☀泉里農園ブログ🌻19.10.29号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  No.31

 


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↑秋〜冬野菜(左からミニトマト、秋じゃがいも、パクチー、 こかぶ、すぐき菜


                                            (富士宮農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『雨、雨、雨、異常気象の10月』
10月は、本来、例年ならカラッとした秋晴れが続き、 1年で最も過ごしやすい月のはずですが・・・ それがやって来ません!雨が非常に多いのです。


年々ひどくなる様子の異常気象ですが、こんな調子だと、これから先、例年、平年並みの気候なんてあり得ないことになるのでしょうか?

 


そして、またまたやってきました地球温暖化巨大化台風。 先月の15号は電信柱をバタバタなぎ倒し、 千葉県を長期停電に追い込み、 多くの家の屋根をぶっ飛ばした瞬間風速57, 5mのモーレツ台風でしたが、 それをしのぐモーレツ豪雨の大型台風19号が12日に伊豆半島に 上陸して関東から東北地方を縦断し、 そのルート周辺では多数の河川の氾濫や土砂崩れなど多くの甚大な 被害をもたらし、 亡くなったかたが80人以上という大変悲惨な状況となりました。


お悔やみ、ご冥福お祈りさせていただきます。 と共にご無事でも被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。


どうか、お体あっての復興、復旧です。 なにより皆様のお体を大切にされますように、 ご無理をされないようお祈りいたします。


国がやらねばならぬこと、それは
被害に遭われた方々への支援で、これがまず優先です。


でもそれだけでは、不十分です。


ここ数年、毎年モーレツ豪雨、 モーレツ台風で多くの方々が被害にあい悲惨なことになってしまっ ています。


もうこれ以上、 被災者を生み出さないような根源的な対策も含めてやらなければな らない、と考えます。

 


温暖化によってモーレツ豪雨、 台風がおきやすくなることは科学者たちが警告してきたことです。


科学者たちは主張しています。対策をしないと、地球温暖化は、 どんどん進み、これによって海水温がどんどん上昇。 この結果海水面から水蒸気がどんどん発生し、 雨雲がたくさんできる。 それで豪雨が降りやすくなるとのことです。一方台風は、 海水温が高いと巨大化しモーレツになるとのことです。


最近のNHKの番組で環境科学者がこのままのペースで温暖化阻止 対策をしなければ、10年後、地球温暖化は、 何を施しても後戻りできないドミノ現象になり、 灼熱の世界になると言っておりました。
イムリミットは10年ということです。

 

石油、石炭など化石燃料を多く使う企業にとっては大損害なので、損害のないように慎重にやらなければなりませんが、

科学者のいうことを聞き入れないで大失態をするより、 聞き入れて失敗するほうが一般市民にとってはまだましです。


科学者のいうことを聞き入れて対策をして成功する可能性は充分あ りますが、聞き入れないでなにもせずに成功、 すなわち温暖化がおさまることはほとんどない
といえます。


国すなわち政治家、国の官僚、そして企業も、 もうこれ以上異常気象による災害被害を起こさせない❗ という強い決意で対策を練るべきではないでしょうか?


地震災害の場合は備えはできますが、防ぎようがありません。
しかし、異常気象による災害は、 科学者のいうとおりに温室効果ガスの排出を止めれば、 防げる可能性があるのです。


可能性があるのなら、すぐにでもやるべきです。 やらねばなりません!


温暖化を止め、異常気象を起こさせない! もうこれ以上の災害を起こさせない!
かつてのような異常気象のない世界を築く! という決意が必要です。

 


今の日本政府や環境省は、 本気で温暖化阻止の対策に取り組んでおられるのでしょうか?


もしもいまだに、
経済発展だ! 経済成長が優先の一辺倒で温暖化対策をほとんどしていないのなら 、温暖化を止められる可能性を放棄している、ということになります。


異常気象大災害は、国民の命、 国家の存続に関わる一大事なのです。


国民、 国家のために働くのが公務員の使命である以上可能性を放棄するこ とは怠慢に等しいのです。 我々が働いて納めている税金給与の盗人です。 そのような方は公務員を辞めていただきたい。


しかし、温暖化なんてうそだ!温暖化阻止対策など無意味。と、 なにより経済優先を主張する政治家さんもかなりいるようです( トランプ大統領など)が・・・


それならば、もし科学者のいうとおり、 10年後後戻りできないドミノ倒しの灼熱地獄になったらどうしま すか?
そうなったら経済成長どころの話でないですよね。


しかも温暖化なんてうそだ! と言ってなにも対策しななかったことを大変なことになってしまっ てからとても悔やむことになるはずです。

 


そうなると、
経済、 すなわち金儲け優先で貯めてきた財産もなんの価値もなくなってし まうかもしれませんし、 それどころか生命の危機となるのではないですか?


あの時対策しておけばこんな悲惨なことにならなかったかもしれな い・・・
なんてことだ!!! 科学者のいうとおり後戻りできない状況になってしまった・・・ 灼熱地獄だ!スーパーモーレツ台風、 超モーレツ豪雨で住めるところがなくなってしまった。電気、水、 ライフラインも全てストップ。スマホもまったく使えない! なんてこった❗
m(。≧Д≦。)m


このようにならないようにしなければなりませんよね!

 


とにかく、まず専門の科学者のいうことを聞き入れて、 対策すれば温暖化が防げる可能性があるというのだからやってみよ う❗いや、やらなければなりません。


数年間でもいいからとにかく本格的な対策をしてみるべきです。 それでもまったく変化ないのなら、 もはやどうしようもないとはっきり結論がでるので、 あきらめがつきます。 そうなったら経済発展でもなんでもこれまでどおり好き勝手にすれ ばいいのです。


逆に、対策によって温暖化がおさまって、 異常気象の災害が減ってきたら、これは本当にバンバンザイです。


モーレツ猛暑、モーレツ豪雨、モーレツ台風、 などの異常気象のない、 これまでよりずっと安全な住み良い世界がやってくるのです。 そして、これを基盤に新しい世界を作っていくのです。

 


しかし、 これは日本だけがやっても効果はほとんどありませんので、 できるだけ多くの国々と連携しなければなりません。
なので、これにはかなり時間がかかるかもしれませんが・・・


でも少しづつでも、できる限り早く、前に進むべき!と考えます。

 


先日、NHKの討論番組で、 台風19号の被害対策をテーマに各党の代表が議論しました。 司会者が、今後、台風は巨大化し
、そうなると今回のような大災害が多くなっていくと言われるが、 その対策として取り組むべきことはありますか? というような質問に対して、


国連でスピーチしたスウェーデンの高校生グレタさんを引き合いに だして温暖化阻止の対策の緊急性をを訴えたのは、共産党でした。


他の党はそれにまったく反応せず、守りの対策、設備、施設、 情報の強化や、援助に関するお金のことばかり。
災害の元を絶つ、 という根源の対策への議論にはなりませんでした。


共産党は、この国は、なんと、また新しく( 温室効果ガスをばらまく)石炭火力発電所を作ろうとしているし、 日本は温暖化阻止対策において先進国では最低レベルで本当に恥ず かしい!と政府を批判していました。


本当にそのとおりだと思いました。 最初はどこの党も根源の議論である温暖化阻止対策の事なんて言わ ないのかもしれない。と思ってましたが、共産党さん! よくぞいってくれました❗


共産党というと、共産党国家の中国や北朝鮮のように、 市民から自由を奪い、奴隷のように縛り付け、 党の幹部たちや軍部がぬくぬくと既得権益の為、 この人たちのエゴで運営する国家にしてしまう政党。


というイメージですが、今回のことに関しては称賛いたします。


でも共産党は、国会議員の数は大変少ないので、 国政を動かすほどの力はありません。


何より、政府与党が温暖化阻止の対策に本気で舵を取らなければ、 まったく前に進まない、根源を絶つ、 という根本的対策ができないのです。


今の政府、与党は、それでも経済成長を何より優先して、 日本が災害で沈没寸前になるまで、 あるいは後戻りができなくなるタイムリミット10年を過ぎるまで なにもしない気でしょうか?
もしそうだとしたら、これは愚か者! としか言いようがありません。


とにかく、 ドミノ倒しの灼熱の世界になるまでのタイムリミットは10年。 こう主張する科学者のいうことを聞き入れて、できるだけ早く、 対策を行えば温暖化を阻止できる可能性のあるというなら、 全力でやってみるべきです❗


そして世界と連携して、 世界をリードするほどの温暖化阻止の先進国となってほしい! と願っております。

 

 


さて、雨の10月、畑の状況ですが、やはり、葉物、 根菜類を主体に台風19号のモーレツ豪雨と暴風の被害額を受け、 その後も雨や曇り日ばかりで、日照不足もあり、 生育かんばしくありません。 でも浸水被害はないので全滅というレベルではありません。 天気がよくなれば回復しそうな感じです。
ただ気になるのは、台風のあとに害虫被害が増えることです。 かなりやられてます。


暴風、モーレツ豪雨で作物は葉が痛め付けられて傷だらけになり、 生命力が落ちます。そこをねらって、
台風で外部から飛んできた害虫も含めてやられると考えられます。


そして、暴風は畑の生態系を乱す可能性があります。
でも作物も害虫にやられないようにがんばっているようです。 天気の後押しがほしいところです。


今後の天気の回復、秋晴れが訪れてくれることを願うばかりです。

 

 


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🥜🥒


✦✦今、収穫してます!✦✦
            収穫情報


🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌


(2019.10.29現在)

 


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↑里芋、なばな
里芋は収穫期になりました。なばなは来年早春(2〜3月) が収穫期です。


富士宮農場)

 

 


🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。 なのでご注文に応じられないことがあります。

 

 


🌿《葉物野菜》
★小松菜


★おろぬき若菜(すぐき菜


パクチー


九条ネギ

 


🥔《根菜、イモ類》


こかぶ


新ショウガ


ラディッシュ


★里芋


★海老芋


★竹の子芋


★八つ頭


さつまいも(鳴門金時)


さつまいも(パープルスイートロード)


🌽《果菜、その他》


★ミディトマト、ミニトマト
(まもなく終了)


★大豆


次郎柿(まもなく終了)


渋柿(まもなく終了)


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》


大根、人参、赤カブ、大和芋、根深

 

 


😯✦大自然力農法って何?✦🌟


           その31

 


(当園が実践する大自然力農法について解説いたします。)

 

 


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↑『緑肥、クロタラリア開花』


土壌に肥料成分NとPを供給してくれる作物。種取り初トライ!
                                                 (南部農場)

 


(前号からの続き)


あとがき


これまで、30ヶ月にわたり大自然力農法とはどんな農法なのか、 その理論、テクニックなど解説させていただきましたが、 大自然力農法とはどんな農法なのか?最後にぶっちゃけ簡単、 簡潔に言ってしまえば、

 


大自然力農法とは、大自然の力(太陽、雨、風、土を基盤に、 雑草、微生物、野生生物、動物) を尊重しそれらを最大限にフル活用させていただき、 自然保護や人間の健康を第一とする農作物を生産することを追究す る農法です。

 


さて、この大自然力農法ですが、この農法は今後、発展するのか? どうなのか?これから先の未来展望について 述べさせていただきます。

 


今、巷で主流となっている農法は、ビニールで太陽、雨、 風を遮断(LEDの光で育てる野菜工場も増えてきました)し、 土を使わない水耕栽培や、殺菌剤、除草剤、 殺虫剤などの農薬をたくさん使い、雑草、微生物、野生生物、 動物を遮断、抹殺させ、人工操作した種を用い、収量、 収益第一とする農法です。


この農法の特徴は、化石燃料の石油をふんだんに使う(ビニール、 プラスチック類、大型農業機械の燃料)ということ。


また、種は遺伝子操作技術を使い、形が均一、 虫食いのなく表面的にきれい、 遺伝子組み換えで除草剤をまいても枯れないようにして大量生産を 可能にしたという点です。 この農法はバブル高度経済成長とともに伸びてきました。
今、このような農法が農業のほとんどの部分を占めているのです。


これは、 まさに大自然力農法とは真逆なことを実施して栽培する農法です。

 


どちらがいいのか、悪いのか? これは人それぞれの価値観によって分かれますので、 成否の判定はつけられません。

 


しかし今後、価値観を変えなければならないようなことで、 世界の状況が大きく変わる可能性がでてきたのです。

 


これまで、世界各国は産業革命以後、石炭、石油、 などの化石燃料をふんだんに使い始め、 温室効果ガスのCO2を年々多量にばらまいてきました。


日本でも多数の企業の儲け第一主義の行い、 これを後押しする政治家と彼らを支持する有権者のなにより経済発 展、経済第一という政策、考え方や、 一般市民の日常的な行いにより、限りある資源である石炭、石油、 天然ガスなどの化石燃料を湯水のようにふんだんに使い、燃やし、 ゴミを増やし、 それによってできる温室効果ガスCO2を大量にどんどんばらまい てきました。


しかし、 CO2ばらまきの増加と共に地球温暖化が年々どんどん進み、
もはや今、 科学者の指摘している10年以内に完全な対策を打たなければ後戻 りのできない大変な、人類は危機的な状況になってしまう、 というレベルになってしまったというのがその要因です。

 


その根拠は、科学者の指摘どおりの状況、すなわち、
近年、世界のあちらこちらで温暖化が原因でおこるモーレツ豪雨、 モーレツ猛暑、 パワーアップする巨大化台風の被害などの異常気象がどんどんひど くなり、頻繁になってきていることからも明らかです。


また、北極、南極、世界各地の氷河、 シベリアの永久凍土も実際にどんどん溶けだしており、 それによって海面が上がり、 太平洋の小さな島国が大変困っている状況で、 この状況は温暖化が進めば氷はどんどん溶けて、 やがて日本など世界各国にも水没などの被害を与えると指摘されて います。


それだけではありません。ビニール、 プラスチックゴミの海洋汚染がどんどん進み、 海水温の上昇と共に海の生態系が危機に直面しているのと並行して 、この状況からして、
まさに今、災害、食料危機、 灼熱地獄などで人類に危機がだんだんと迫ってきているのです。

 


科学者は、この先10年以内に石油、石炭、 天然ガスなどの化石燃料の使用をやめるなどの対策をしなければ、 シベリアの永久凍土が溶けだして、 そうなると地下に眠っていた温室効果力が非常に強い( CO2の25倍とも言われる)メタンが放出するようになり、 こうなったらもう大変、この地球は、 後戻りのできないドミノ倒しのように温暖化が進み、 灼熱の世界になり、 そうなってしまったらもう何をしても温暖化を防ぐことはできない だろうとまで言っているのです。

 


これは何を意味しているのでしょうか?
そうです、まさにこれは人類存続の危機を示すのです。 これから先の10年(2029年まで) の人類の行い次第によって、 人類がその後存続できるかどうかが決まるのです。

 


スウェーデンの高校生グレタさんが泣きながら国連で世界の指導者 はお金儲けのことばかりで争って、いい加減にしてほしい、 もううんざり、この状況もうなんとかして!と訴えました。
次の時代を担う若者たちが危機意識を共有して悲鳴をあげてきたの です。


今まさに、人類が存在できるか否か(絶滅するか否か) の瀬戸際に迫ろうとしているのです。 それがあと10年のタイムリミットなのです。 そんなに長くはないです。のんびり遊びながら対策すればいい、 なんて言っていたらあっという間に10年たってしまいます。

 


このように、 これからの世界の状況は大きく変わりつつあるのです。

 


このような状況下、
できるだけ早く、 なんとかして皆で協力して温暖化を阻止しなければならない状況下 、
化石燃料をふんだんに使って温暖化に加担している今主流の農法は 、これから先どうなるのでしょうか?

 


今の日本の状況から言えることは、
まだまだ、10年後に迫る人類の危機を真摯にとらえている風潮、 雰囲気がないことからして、
少なくともしばらくはこの農法は主流の農業として存在し続けると 考えます。

 


一方、こんな状況下なら、自然環境にできる限り配慮する、 大自然力農法のような自然保護の農法がこれからもっと伸びてきて も良さそうなのですが、 でも実際はその気配はまったくありません。

 


なせなのでしょうか?
それは地球温暖化を阻止しよう!自然を守ろう! と本気で真剣な人が2019年時点ではまだまだ圧倒的に少ないと いうこと。また、なにより経済が大事と考え、 温暖化や温暖化対策を真っ向から否定し、 これまでやってきたことは変えない、変えたくない、経済発展、 経済第一という多数の企業、マスコミ、政治家、官僚、 一般市民がたくさんいることがその理由としてまず言えます。

 


そして、 プロ生産農家としての大自然力農法のような自然環境の保全型農業 は、生産量が低く儲からない、コストがかかり非効率、また、 虫食いの農作物はいやだ、 値段がスーパーのより高いのでまったく興味ないと考える消費者、 農業関係者が圧倒的に多いからです。


なので当面は、 日本ではあい変わらず化石燃料をたくさん使う現在主流の農法が外 国からの圧力や、 よほどのことが起きない限り続いていく可能性はかなり高いと考え られます。
(2019年時点で温暖化対策において先進国では、 日本は最低レベルの国です。)

 


確かに、 大自然力農法のような自然環境にできる限りやさしい農法は、 今主流の農法と比べれば、コストがかかる、儲からない、 その分は農業経営を続けるために値上げせざるおえない事もありま す。
農薬を使わないので、 作物によっては虫食いのものもでてきてしまいます。

 


でもそれで、コスト第一、儲け第一、みてくれ、 値段で切り捨ててしまうというのはとても残念です。

 


大自然力農法のような自然保護と健康第一とする農法を少しでも多 くの人が認識し協賛し、自然保護の重要性、 温暖化阻止の考えを共有してくれたら、と願いつつ、 この農法を追究して30年近くになりますが、 多くの人々の考え方は以前とほとんど変わっていないどころか、


この約30年の間に生活不安定な非正規雇用者は増え、 正規雇用者でも一部の大企業を除いたら大部分の人々の給与は上が らないのに、消費税は上がり、年金は減らされ、 支給年齢は上がり、介護保険料は増えるなど、将来、 老後の生活費の不安がますような社会になってしまった( 政治の責任でもあります)ので、


安ければそれで良い、という風潮が増してきて、 ますます自然環境にやさしい有機農法大自然力農法のような農法 にもあまり興味を示さなくなってしまったと実感します。

 


経済、すなわちお金ももちろん大切ですが、 それ以上にたいせつなのことの1つが人間の生活の基盤である健全 で豊かな自然環境、地球環境のはずであり、 それによって日々の生活が確保されるわけでありますから、 これがなければそもそも生活はできない、成り立たないのですし、 豊かな自然環境、地球環境がなければ経済活動、 すなわち経済発展、お金儲け自体もできなくなるのです。

 


すなわち、経済、経済発展のことは自然環境、 地球環境保護のあとにくるべきものだったのです。


今、人々は自然環境保護、自らももちろん若者、 今の子供たちの未来のために行動をおこす段階に入ったのです。


これからの10年、
モーレツ猛暑、モーレツ豪雨災害、 モーレツ台風災害などの異常気象の状態がこれ以上加速しない対策 、行動を実行し、自然環境、地球環境を保全、確保してこそ、 すなわち化石燃料をたくさん燃やし始めた約100年以前の自然環 境レベルに戻してこそ、あるいは使用をほぼ止めて、 生活が安全にできる自然環境を守ってこそ、その上で、 次に経済の問題を進めるべきなのです。

 


しかし、残念なことにこの考え方は多くの場合、 否定されてきたのです。これからも否定される可能性は高いです。


今の多数を占める温暖化阻止対策をしようとしない、 あるいは否定する社会的な傾向が、これから先も変わらず、 タイムリミット10年以内にほとんど対策を打たない、 ということになれば、
これはすなわち、 灼熱地獄から人類の危機に続くことになる可能性は高く、 そうなればこれはとても本当に残念で悲しいことです。

 

 


過去の100年以前。 あるいは産業革命以前は人間は自然を破壊して来ませんでした。 よって自然環境が健全だったので経済発展第一でも良かったのです 。でも今はもう自然環境が限界に近くなっているのです。 もはや100年〜200年前の考え方は、 これからは通用しなくなりつつあるのです。

 


このことに気付き始めている人が、 しだいに多くなってきていると推測していますが、 でもあい変わらずまだまだ少ないのです。
(だから多くしなければなりません。)


経済発展よりもまず自然環境を守ること、 安全な農作物のたいせつさを共有する人が少しでも増えて欲しい! と願ってこれまで30年近く農園を経営させていただいてきました が、


しかし、やはり値段が安ければ良し、みため良ければそれで良し、 経済、お金が第一、 自然環境を守るなんて他人事であまり関係ない。めんどくさい、 という人がかなり多いですから、 そうでない人が増えているとはいえ、まだまだ少数派なのです。

 


よってこの状況下では、この先も、 プロ生産者としての大自然力農法のような農法に未來はまったくな いと言えます。


温暖化は大自然力農法のような農法にとってはとくにマイナス面も 多く、
たとえば、除草剤、殺虫剤、殺菌剤を使わない農法なので、 猛暑で雑草が年々ひどくなって草取りの仕事が多くなってくるし、 病害虫も暑さによって増えるので作物への被害は増し、この上に、 初夏から秋、一年の半分近くは異常に暑くなり、 したがって外で仕事するのも辛くなり、
これにモーレツ台風、モーレツ豪雨、 モーレツ猛暑で農作物の被害は増すばかりで生活は苦しく大変にな る一方なのです。これでは未来など、あるわけがないのです。

 

(次号につづく)

 

 

 


泉里農園だより 10月29日号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町


(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com

 

 

 

これまでのYahooブログが閉鎖されましたので、そのままHatenaブログに移行致しました。泉里農園ブログNo.30(9,28号)配信致します!(^-^)/!

🌰🍉🍅🍎🍆🍈🌽🍏🍓🥕🥒🥔
☀泉里農園ブログ🌻19.09.28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行) No.30


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↑今月種まきの秋〜冬野菜(大根、小松菜、赤カブ)まもなく間引き期間になります。

富士宮農場)


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱

『秋の種まきシーズン、ピーク越え』

種まき期は、春、夏、秋までの3シーズンですが、(ビニールハウス栽培はこれにあてはまりません。なお、自然露地栽培では冬は温度が低く種を蒔いても発芽しません)

特に種まきの種類が多いのが、3〜5月の春、9〜11月の秋になります。9〜11月で一番多いのが9月で、秋まき作物全体のおよそ8割ほどになります。

大根、カブ、ブロッコリー、なばな、のらぼう菜、白菜、小松菜、ほうれん草、ケール、高菜、パクチー、ビーツ、春菊、玉ねぎ、山東菜ラディッシュ、キャベツなどなど。とにかく9月は種類が多いのです。(今年は秋〜冬レタスを蒔く余裕ができませんでした)

種を蒔くには、畑の準備が必要です。
カボチャ、スイカ、キュウリなど夏野菜の収穫が終わった畑に秋〜冬野菜の種まきをするのですが、近年の猛暑で、スイカ、カボチャ、キュウリ畑などは収穫が終わる前から雑草が勢いを増し、たちまち草ボーボーになります。

こんな状況ではもちろん種まきなどできませんから、秋の種まきはまず雑草刈りからスタートです。猛暑となるとこの作業はかなりきつくなりますので、なかなかはかどりません。

しかし、もたもたしていたら、秋の種まき期になってしまいますので、ここはがんばりどころです。しかしその暑さ、やはり限界です。

これをなんとかするには、どうすべきか?人力で限界となれば、文明の力を活用するしかないのでは?ということでやむなく、草刈り専用機を導入しました。

ガソリンで動くので温暖化に加担することになります。これもつらいです。温暖化に被害を受けつつ、その対策によってまた温暖化を進めているのですから、

太陽光発電で動く農業機械があればどんなにいいだろう!

つくづく思います。農業機械の開発者の皆さま、どうか温暖化に加担しない農業機械をできるだけ早く作ってください。お願いいたします❗

そして自動車メーカーの皆さま、ガソリン車をやめて、太陽光発電で動くEV軽トラもできるだけ早く開発いただきたいのです。猶予期間はそんなに長くないようです。

科学者はこのままだと期限は10年以内が限界とのことです。この間に完全なる対策を打たなければもう何をしても阻止できなくなる状況となるようです。

ただ暑いだけではありません。巨大台風、モーレツ豪雨、海面上昇など災害がどんどんひどくなる
とのことです。

温暖化を阻止して安全に暮らせる社会を築きませんか❓❗


そして車に乗る皆様、温暖化を阻止し、今の子供たちのために、EV車に乗るようにいたしましょう!
どうかよろしくお願いいたします❗



話が飛びましたが、この草刈り専用機のおかげで、短時間に草が刈られてしかも刈った草はこなごなに切られますので、
ほとんど刈った草の後始末は要らず、草刈り専用機で草刈りしたら、すぐに畑を耕すことができます。

この機械のおかげで猛暑でも種まき準備をすることができるようになって助かっております。(雨の日や雨の直後は使用できませんが、)

草刈り専用機のあと耕すと、こなごなの草が土にすきこまれることになりますので、雑草の栄養素、ミネラルなどが土に供給され、土はふかふかとなり、一石二鳥なのです。(ただ問題は、ガソリンで動くこと)


畑はまず、荒おこし(当園は一番耕とつけてます)といって、軽く荒く耕します。この一番耕で、雑草などがすきこまれ土の微生物(主に好気性菌)たちに分解されると土が活性化されますので、一定期間(10日以上)寝かせます。

寝かせ期間を過ぎたら、2番耕です。2番耕の時に土がふかふかになっていればオーケーです。

2番耕のあとは、(あるいは直前)必要によって元肥肥料を施し、3番耕にあたる仕上げの畝立て整形です。

これでやっと種まきができます。

春の種まき期は、数ヶ月の冬の間にこの準備作業ができますが、秋の種まき期は、夏野菜と雑草の片付けから始まり、しかも短期間で9月に間に合わせなければならないので、まさにシッチャカメッチャカなのです。

このシッチャカメッチャカの種まき期もピークを過ぎました。まもなく10月、10月以降は、蒔くことができる作物(まき旬といいます)が限定されてきますので、種まきのシッチャカメッチャカから解放されます。

やれやれ☺️!ですが、10月は収穫の秋となりますので、こんどは収穫作業が多くなります。(さつまいも、里芋、落花生、ショウガ、柿、オカボなど)

一年で一番収穫作物が多く、充実するのが、自然露地栽培では11月〜12月ですので、まだまだ収穫の秋のピークはこれからです。





🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🥜🥒

✦✦今、収穫してます!✦✦
収穫情報

🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌

(2019.9.28現在)


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↑左から自然生え(昨年の堀損じ)の里芋、ネギ、ミニトマトです。

富士宮農場)



🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、ビニールマルチを一切使わない、自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。

🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種)伝統種の野菜です。

🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、あるいは少なくなってきた場合です。なのでご注文に応じられないことがあります。



🌿《葉物野菜》
★ニラ

おろぬき若菜

エンサイ(まもなく終了)


🥔《根菜、イモ類》

★ニンニク



🌽《果菜、その他》

★カボチャ

★キュウリ

★ミディトマト、ミニトマト
(大雨が降ると破裂します)

★大豆


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》

ラディッシュ葉大根、小松菜、コカブ、ビーツ、山東菜パクチー、枝豆、落花生、ショウガ、さつまいも、里芋、富有柿、次郎柿、渋柿





😯✦大自然力農法って何?✦🌟

           その30


(当園が実践する大自然力農法について解説いたします。)






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↑『大豆』

かなり雑草に侵入されてますが、なんとか大豆が優勢です。
(南部農場)


(前号からの続き)

b)ユリ科野菜(ニンニク、玉ねぎ?)
ニンニクの採種は食用普通栽培で収穫した物がそのまま種になりますので、あえて種取り専用畑で栽培する必要はありません。
大きなニンニクを増やしかったら、できるだけ大きなニンニクを種にします。

ニンニクの収穫は温暖地では6月です。
種の植え付けは10月なので、収穫後の4ヶ月の間、カビにやられないように風通しの良い日陰に、玉ねぎを吊るしておくように、茎ごと束ねて吊るします。

種植え付け期の10月になったら吊るしてあったニンニクを取り外し、一粒一粒バラバラに分解して植え付けます。




玉ねぎの自家採種はかなり困難です。
当園では何度か試みましたが、次の作付けに必要な分量が収穫できたことがありません。

種のできが悪いのはなぜなのか?可能性としていえることは、

1,日本の温暖地の気候風土が、玉ねぎ本来の特質に合っていない。

2,今の玉ねぎは、長年人工的な品種改良を重ねた結果、原種から離れてゆき、本来の野生本能を失い、子孫継続の力を失ってしまった。

3,種を蒔くタイミングが悪い。

この3つのうちのどれか1つ、またはは2つ、あるいは3つ全てが原因かもしれません。

ちなみに、玉ねぎと同じように採種が困難な野菜は、キャベツ、レタスで、
当園では、玉ねぎを加え、この3つは今、自家採種を断念しております。(でも、またいつか時間に余裕ができればチャレンジしたいと考えます。)




c)アカザ科野菜(ほうれん草、ふだん草)
ほうれん草は、前述の玉ねぎに次ぐ採種が困難な野菜の1つです。

ただ、長年とある地方で代々作られてきた原種に近い品種なら容易に自家採種ができます。そのような品種は、なかなか手に入りませんが、インターネットなどでも探せば今なら手にいれることはできます。(農家は年々減っていますので何年今の体制を維持できるか?わからないからです。)

ふだん草はあまり品種改良していないせいか(あまりポピュラーな野菜ではないからでしょう)たくさんの種の収穫が可能です。


種取りのほうれん草は、9月後半に種をまき、種の収穫は翌年の6月になります。
食用普通栽培の収穫が終わってから、3〜4ヶ月後ですので、畑の効率的な運用からすると、種取り専用畑で栽培した方が良いでしょう。

種の収穫は、アブラナ科野菜と同じ頃で、茶色く8割以上枯れてきたら、大きなゴミ箱に逆さにして押し込みます。ゴミ箱でそのままカラカラに乾燥させるので、ある程度の隙間を確保させます。

天日に干してもいいのですが、なるべく風通しの良い場所に保管して自然乾燥させます。

カラカラに乾いたら、ゴミ箱内で厚手の手袋でほうれん草本体どおしを擦り合わせたり、もんだりして種をゴミ箱の底に落とします。(日本ほうれん草の種はトゲがあるので気を付けてください)

フルイにかけてゴミを除外して大方、種だけにします。

高温多湿避けて保管します。

なお、ふだん草の種の取り方はほうれん草とほぼ同じです。ふだん草はトゲがないのでその分やりやすいといえます。


d)豆科作物(グリーンピース、絹さや、そら豆)

10月下旬から11月がまき時のそら豆、グリーンピース、絹さやですが、これら全て、食用普通栽培の収穫が終わってから1ヶ月弱ほどで種ができます。

なので種取り専用畑で栽培するかどうか微妙です。当園では、そら豆は種取り専用畑、グリーンピース、絹さやは作った支柱を次作のゴーヤ、キュウリに再び活用させるので、作業効率の向上にもなりますので、食用普通畑で栽培しております。

グリーンピース、絹さやは食用収穫期は5月。この時、勢いの良い株にマーキングしておきます。種は6月上旬頃、鞘が茶色くなってカラカラになったらマーキング株から収穫します。

そら豆の収穫期も5月で、その時たくさん実をならす勢いの良い株にマーキングしておきます。
6月の中旬頃に実が真っ黒くなってカラカラになったら収穫します。

そら豆の種まき期は10月下旬、グリーンピース、絹さやは11月中旬頃なので、種の収穫から約4〜5ヶ月が保管期間です。

豆類の種はコクゾウムシなどの虫によくやられますので、密封性が強い入れ物に入れておくか、冷蔵庫で保管します。

以上




(次号につづく)




泉里農園だより 9月28日号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園

(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町

(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com