泉里農園ブログ11,28号(No.32)配信致しました!😊よろしくお願いいたします。

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☀泉里農園ブログ🌻19.11,28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  No.32,

 

 


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↑久々の富士山🗻とネギ。雪化粧始まりました!


                                            (富士宮農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『やっと秋らしく?』
巨大台風、モーレツ豪雨、残暑などでひどかった10月でしたが、 11月になるとやっと秋らしくなり、日本近くの海水温が下がり、 ようやく台風や残暑から、蚊の総攻撃からも解放されました。 やれやれでーす!q(^-^q)


でも、11月も後半になると、晴れの日が2日と続かず、☂️ 梅雨期のように雨が降り続き、さつまいもなどの収穫作業、 種まき作業に支障がでております。

 


温暖化で世界的に海水温が上がると、 海面から出る水蒸気の量が増えて雲ができやすくなる。 雲がたくさんできると雨が多く降るようになる。
今月雨が多い原因は、この可能性が大です。


そもそも、地球温暖化による異常気象は、夏だけでなく、 1年を通して起きて当然なのかもしれません。


今週、UNEP(国連環境計画)は、 昨年の世界の温室効果ガスの排出量は、 過去最悪の553憶トンと発表しました。


1970年からの統計では、年々増え続け、 この約50年で2倍ほどになっております。


まったく対策が進んでいない状況があからさまとなりました。


先日NHKのニュース番組の気象情報でも、 やはり1970年からの統計では、この約50年で日本の冬日( 1日の最低気温が零度未満の日) は約1ヶ月ほど減ったと発表していました。


このまま対策が進まなければ、 やがて日本の冬がなくなることを意味しております。


寒がりの人は喜ぶかもしれませんが、その分、夏がより暑く、 長くなるだけでなく、夏の台風、 豪雨災害がより増えることにつながるので、 喜びより苦しみのが増えてしまうことにつながります。 これでは元も子もないのです。


温室効果ガスを回収また消去させる技術があるようです。 まだまだ本格的に実用化されていませんが、 国をあげてもっと支援してこの技術開発と推進に全力で取り組んで いただきたいです。

 


さて、11月になると野菜の種まきは極端に減り、 上旬までに静岡京菜野沢菜をまき、 後はグリーンピースをまいて本年の野菜の種まきは終了です。


その後は小麦、大麦、オーツ麦、 緑肥作物などを12月上旬までにまいて今年の全作物の種まきはす べて終了です。


時期を同じくして重要な仕事になるのが
さつまいもやショウガ、里芋、などの収穫です。 とくにさつまいも、ショウガは寒さに弱く、10℃以下になると、 品質が落ちます。


あまり遅くなると気温が一桁に下がるので、 できるだけ12月までに収穫して地下貯蔵して品質劣化を防ぎたい のですが、雨ばかりなので遅れています。


ということで今は収穫と地下貯蔵が最優先作業になっております。
この後に小麦、緑肥作物の種まきとなりますが、 こちらもあまり遅くなると発芽が遅れて越冬すると生育不良となり ますので12月上旬までにはなんとか撒きたい
状況です。

 

 

 


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✦✦今、収穫してます!✦✦
            収穫情報


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(2019.11.28現在)

 


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↑ニンニク、小松菜、ラディッシュ
柿はすっかり葉を落としました。
( 南部農場)

 

 


🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。 なのでご注文に応じられないことがあります。

 

 


🌿《葉物野菜》
★小松菜


★ケール


パクチー


九条ネギ


根深


★高菜

 

 


🥔《根菜、イモ類》


すぐき菜


こかぶ


本紅赤かぶ


ゆるぎ赤かぶ


新ショウガ


ラディッシュ


京大根


里芋


海老芋


竹の子芋


八つ頭


さつまいも(紅はるか)


さつまいも(パープルスイートロード)


秋の新じゃがいも(出島)

 


🌽《果菜、その他》

 


★大豆


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》


人参、ゴボウ、白菜、静岡京菜、秋の新じゃがいも(アンデス赤) 、ほうれん草、大和芋


 

 

 

 

 


😯✦大自然力農法って何?✦🌟


           その32

 


(当園が実践する大自然力農法について解説いたします。)

 

 

 

 


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↑『このパワーこそ大自然力農法の求める野菜!』
こぼれ種で勝手に生えてきた小松菜(自家種)。雑草と共に、 というよりは抑え込んでというかんじです。
富士宮農場の通路で』
                                                 

 


(前号からの続き)


栽培方法なんかより、安くて新鮮ならば何でもいい、 とにかく安いものを求める今主流の社会情勢を満たすために、 低コスト、大量均一、 安値生産での売り上げ追求の流れは今後もより進み、


これから温暖化がどんどん進むにつれて、除草作業の増加、 害虫被害拡大など農薬や化学肥料、 ビニール資材をたくさん使う農法より、 コストがかかるようになるなど、
今後、社会情勢、温暖化、 異常気象で負担がどんどん増してくることから、プロ生産者、 専業農家としての大自然力農法に未来はないと結論づけましたが、


では他の農法ではどうなのでしょうか?

 


日本の農業全体としてとらえると、農家は高齢化と離農、 後継者不足が進み、どんどん農業人口が減少、衰退しております。 これが現実であり、未来のないのは実は、 大自然力農法と同じです。

 


とはいっても農業は、人類にとって絶対に必要な産業ですので、 衰退はしても、人類が存在する限り、無くなることはなく、 ギリギリの状態で存在するはずです。

 


したがって、これからの農業は、減っていく農家に代わり、 流通大企業や他産業の優良企業などの農業参入が加速したり、 あるいは若い農家の有志が共同で立ち上げる農業の企業化、 法人化が進むと予想されます。

 


大企業には資本体力があります。 一部門である農業部門が赤字でも他部門でカバーできます。


イオングループなどがすでに参入していますし、 流通大企業だけでなく、 安定黒字経営の優良企業も参入してきています。 これからの農業は、この傾向が徐々に広がるでしょう。

 


そして、企業が行う農業は、 これまで農家の行ってきた農業とはまったく違うものになるでしょ う。


例えばAlを使い、 隔離されたビルディングの野菜工場でAIロボットが農作物を作り ます。設備投資に費用はかかっても、 人件費などのコストがかからず、 異常気象の災害をあまり受けない(停電以外は)ので、 安定大量生産が可能。すぐに元をとるでしょう。


また、企業が行う農業では、 まず第一に利益追求とコスト削減が経営の柱となります。 したがって、 これまで地方の農家が古くから伝承してきた地場農産物、 伝統野菜、在来種作物などは、 手間がかかり生産性が低いとなると、 企業農業のコスト削減の基準からはずれ、 消えていく可能性が高いです。


よって企業が作る農産物の種類はかなり少なくなり、種はF1種、 ゲノム遺伝子編集作物などの農産物が主体となっていくと考えられ ます。


これから言えることは、企業農業においても、 やはり今と同じように
大自然力農法とは真逆的な栽培方法が主体となっていく可能性が高 いと考えられます。


しかしそれでも、企業農業も今後、 世界的な温暖化阻止の対策が行われないとすると、結局、 科学者のいうとおりになれば、存続できるのは、 あと10年先まで、ということになります。

 


そもそも、企業が行う農法自体、 ほとんどなにも地球温暖化阻止に貢献しておりませんし、 逆に温暖化に加担しているわけですから、 持続可能な農業とは決して言えず、 当然そのような結果となりうるわけです。

 


繰り返しますが、科学者によれば、人類がこれまでのような、 あい変わらず何より経済第一で地球温暖化や自然保護なんて関係な い、として温暖化阻止の対策もしなければ、
10年後に灼熱の世界となり、人類の危機となるというのです。


確かに、科学は100%ではないのも事実です。 だから科学者のいうことも100%とは言えないかもしれません。


しかし、 科学者のおかげで今の人類の発展があったことを忘れてはならない はずです。


これは、科学者が構築した天気予報の技術と同じです。 天気予報の当たる確率も100%ではなく、80〜90%ですが、 誰もが当たりを信じて計画を立てます。 天気予報なんてすべてでたらめ、あてにならない、 なんていう人は少ないはずです。

 


地球温暖化の場合、科学者、 研究者がいい初めてもう30年以上は経過しているでしょうが、 彼らのいうとおり、徐々に夏がだんだん暑くなり、長くなり、 異常気象もだんだん増えています。台風は巨大化し、 雨がよく降るようになり、豪雨災害も増えています。


これは多くの人々も、このことを実感しているはずです。 したがって、 これまでの経過からしても科学者のいうとおりになってしまってい る、と言えるのです。なので、


地球温暖化に関して、 科学者のいうことを否定する理由を探すのが非常に困難なのです。


すなわち科学者のいうことを信じるべき、と考えるのです。

 

 

災害対策とは、災害の最悪の状況を想定し、 それを超えても大丈夫な対策をすることです。


地震なら震度7を最悪の震度としたり、 津波なら30mが最大とか想定し、 それに耐えられるように防ごうとします。 地震は今の科学技術では根本的に発生を防ぐことはできません。
地震が起きたらこう対策すべきと、あくまでも守りの対策です。

 


しかし、地球温暖化は人力で根本的に防ぐことができる、 と科学的が言っているのですから、守りだけでなく、 攻めの対策ができるのです。


地球温暖化は、守りの対策だけでは温暖化が進んでいくと、 そのうちに限界がきます。ということは、 すなわち温暖化の大本に働きかける根本的な対策をしない限り、 防げない災害なのです。

 


逆にいえば地球温暖化は人力によって根本的に防ぐことができる唯 一の災害ということにもなります。


これら先の10年も今のように、ほとんど対策をしなければ、
これはすなわち、すべての農業も人類も大変なことになる、 ということを科学者は指摘しているのです。

 

 

地球温暖化の根本的な阻止は、政治家と大企業(とくに石油、 石炭などの化石燃料を扱う企業)が先導、 協力してくれなければなにも進みません。


それと共に、一般市民の100%は無理でしょうが、 大半が地球温暖化を阻止したい! と本気にならなければ実現しません。

 


では、一体どうすれば、政府、政治家、 大企業を動かせるのでしょうか?


その鍵を握るのはやはり我々市民です。 スウェーデンの高校生グレタさんのような勇気ある真剣な人がもっ とどんどん増えれば、温暖化阻止要求の波が大きくなり、 その結果、政府、大企業は重い腰を上げ、 化石燃料の使用をストップする可能性が高くなります。

 


そのためには、 選挙のときは温暖化阻止を公約する議員に投票すべきです。

 


我々市民が、 地球温暖化阻止のためにできることはそれだけではありません。


温暖化の結末の事実を知り、周りの人々にそれを伝え、 温暖化阻止の運動を広げることがまず第一です。 そして自らもできるだけ脱化石燃料や物をやたらに捨てず、 大切に使う生活を実施します。


たとえば、ビニール、プラスチックはできるだけ使わない。 車はガソリン車をやめて、EV車に乗る。 家を建てるならソーラー発電の屋根にする。 環境に配慮しない企業の製品を買わない。 地球温暖化に取り組む企業の製品や、株を買う。 などいろいろできます。こうなれば国政、 企業経営は変わっていきます。

 


このような人がどんどん増えること願い、自然環境を守りたい、 温暖化を阻止したい、 そして今の子供たちに豊かな自然環境を残したいと願いつつ、 これからも大自然力農法をできる限り続けて参りますが、

 


とはいっても、実際は、なによりも経済成長、発展が第一で、 温暖化対策はその妨げになるかもしれないと、 反対する人々はたくさんいると考えられます。


他にも、
化石燃料取り扱い企業の関係で会社に損害がでるので温暖化対策に 反対する人々。
(このような企業には、損害のないように、 国が支援しなければなりません)

 


また、
今の便利な生活を失いたくないからと、温暖化対策に反対! という人々や、

 


そもそも温暖化対策なんてまったく興味なし、めんどくさいし、 どうでもいいし、 そもそも科学者のいうように灼熱地獄なんて本当かどうかわからな いし、うそかもしれない、という人々もいるでしょう。


あるいは、
温暖化対策なんて、慌てることなんてないよ、
灼熱の世界?なったらなったで考えればいいのさ!
という呑気な人々。


今の生活が大変で、温暖化どころの話でない、という人々。

 


このような温暖化対策に反対、 消極的な人々もたくさんいるでしょうから、 国連が進める世界各国の温暖化対策は進まず、 先行きはまったく不透明なのです。

 


こんな厳しい状況下で、タイムリミットの10年先、 我々人類は一体どうなってしまうのでしょうか?・・・

 


どうなるかは、人類の運命の定められること、なのでしょうか? 結局、


人事をできる限り尽くして、後は天命を待つしか他に道はない、 ということなのかもしれません。

 

 


さて、科学者が主張する灼熱地獄の
最悪事態までのタイムリミット10年、という状況下、
産業として、プロとして、 専業農家として大自然力農法の未来はない、と述べましたが、


ただ、大自然力農法の場合、唯一望みがあるとすれば、それは、 プロ、専業でやるのではなく、


副業、兼業でやる農業、また趣味、自給自足でやる農業です。


このような農業が大自然力農法のような自然環境にやさしい農業に なれば、10年のタイムリミットが、 もしかしたら少し伸びる可能性がありますし、


もしかして温暖化対策が進み、温暖化が止まれば、 この農法は永続可能な未来ある農業となり得ます。


どうか、1人でも多く、世界各国のできるだけ多くの人々が兼業、 副業で、趣味で、あるいは自給自足で農業をするなら、化石燃料、 農薬、化学肥料をたくさん使う農業でなく、 大自然力農法のような自然保護に配慮した農法でやっていただきた い、と願っています。

 

 

 


(次号につづく)

 

 

 


泉里農園だより 11月28日号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町


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