泉里農園ブログ10,29号(No.31)配信致しました!よろしくお願いいたします😊

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☀泉里農園ブログ🌻19.10.29号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  No.31

 


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↑秋〜冬野菜(左からミニトマト、秋じゃがいも、パクチー、 こかぶ、すぐき菜


                                            (富士宮農場)

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『雨、雨、雨、異常気象の10月』
10月は、本来、例年ならカラッとした秋晴れが続き、 1年で最も過ごしやすい月のはずですが・・・ それがやって来ません!雨が非常に多いのです。


年々ひどくなる様子の異常気象ですが、こんな調子だと、これから先、例年、平年並みの気候なんてあり得ないことになるのでしょうか?

 


そして、またまたやってきました地球温暖化巨大化台風。 先月の15号は電信柱をバタバタなぎ倒し、 千葉県を長期停電に追い込み、 多くの家の屋根をぶっ飛ばした瞬間風速57, 5mのモーレツ台風でしたが、 それをしのぐモーレツ豪雨の大型台風19号が12日に伊豆半島に 上陸して関東から東北地方を縦断し、 そのルート周辺では多数の河川の氾濫や土砂崩れなど多くの甚大な 被害をもたらし、 亡くなったかたが80人以上という大変悲惨な状況となりました。


お悔やみ、ご冥福お祈りさせていただきます。 と共にご無事でも被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。


どうか、お体あっての復興、復旧です。 なにより皆様のお体を大切にされますように、 ご無理をされないようお祈りいたします。


国がやらねばならぬこと、それは
被害に遭われた方々への支援で、これがまず優先です。


でもそれだけでは、不十分です。


ここ数年、毎年モーレツ豪雨、 モーレツ台風で多くの方々が被害にあい悲惨なことになってしまっ ています。


もうこれ以上、 被災者を生み出さないような根源的な対策も含めてやらなければな らない、と考えます。

 


温暖化によってモーレツ豪雨、 台風がおきやすくなることは科学者たちが警告してきたことです。


科学者たちは主張しています。対策をしないと、地球温暖化は、 どんどん進み、これによって海水温がどんどん上昇。 この結果海水面から水蒸気がどんどん発生し、 雨雲がたくさんできる。 それで豪雨が降りやすくなるとのことです。一方台風は、 海水温が高いと巨大化しモーレツになるとのことです。


最近のNHKの番組で環境科学者がこのままのペースで温暖化阻止 対策をしなければ、10年後、地球温暖化は、 何を施しても後戻りできないドミノ現象になり、 灼熱の世界になると言っておりました。
イムリミットは10年ということです。

 

石油、石炭など化石燃料を多く使う企業にとっては大損害なので、損害のないように慎重にやらなければなりませんが、

科学者のいうことを聞き入れないで大失態をするより、 聞き入れて失敗するほうが一般市民にとってはまだましです。


科学者のいうことを聞き入れて対策をして成功する可能性は充分あ りますが、聞き入れないでなにもせずに成功、 すなわち温暖化がおさまることはほとんどない
といえます。


国すなわち政治家、国の官僚、そして企業も、 もうこれ以上異常気象による災害被害を起こさせない❗ という強い決意で対策を練るべきではないでしょうか?


地震災害の場合は備えはできますが、防ぎようがありません。
しかし、異常気象による災害は、 科学者のいうとおりに温室効果ガスの排出を止めれば、 防げる可能性があるのです。


可能性があるのなら、すぐにでもやるべきです。 やらねばなりません!


温暖化を止め、異常気象を起こさせない! もうこれ以上の災害を起こさせない!
かつてのような異常気象のない世界を築く! という決意が必要です。

 


今の日本政府や環境省は、 本気で温暖化阻止の対策に取り組んでおられるのでしょうか?


もしもいまだに、
経済発展だ! 経済成長が優先の一辺倒で温暖化対策をほとんどしていないのなら 、温暖化を止められる可能性を放棄している、ということになります。


異常気象大災害は、国民の命、 国家の存続に関わる一大事なのです。


国民、 国家のために働くのが公務員の使命である以上可能性を放棄するこ とは怠慢に等しいのです。 我々が働いて納めている税金給与の盗人です。 そのような方は公務員を辞めていただきたい。


しかし、温暖化なんてうそだ!温暖化阻止対策など無意味。と、 なにより経済優先を主張する政治家さんもかなりいるようです( トランプ大統領など)が・・・


それならば、もし科学者のいうとおり、 10年後後戻りできないドミノ倒しの灼熱地獄になったらどうしま すか?
そうなったら経済成長どころの話でないですよね。


しかも温暖化なんてうそだ! と言ってなにも対策しななかったことを大変なことになってしまっ てからとても悔やむことになるはずです。

 


そうなると、
経済、 すなわち金儲け優先で貯めてきた財産もなんの価値もなくなってし まうかもしれませんし、 それどころか生命の危機となるのではないですか?


あの時対策しておけばこんな悲惨なことにならなかったかもしれな い・・・
なんてことだ!!! 科学者のいうとおり後戻りできない状況になってしまった・・・ 灼熱地獄だ!スーパーモーレツ台風、 超モーレツ豪雨で住めるところがなくなってしまった。電気、水、 ライフラインも全てストップ。スマホもまったく使えない! なんてこった❗
m(。≧Д≦。)m


このようにならないようにしなければなりませんよね!

 


とにかく、まず専門の科学者のいうことを聞き入れて、 対策すれば温暖化が防げる可能性があるというのだからやってみよ う❗いや、やらなければなりません。


数年間でもいいからとにかく本格的な対策をしてみるべきです。 それでもまったく変化ないのなら、 もはやどうしようもないとはっきり結論がでるので、 あきらめがつきます。 そうなったら経済発展でもなんでもこれまでどおり好き勝手にすれ ばいいのです。


逆に、対策によって温暖化がおさまって、 異常気象の災害が減ってきたら、これは本当にバンバンザイです。


モーレツ猛暑、モーレツ豪雨、モーレツ台風、 などの異常気象のない、 これまでよりずっと安全な住み良い世界がやってくるのです。 そして、これを基盤に新しい世界を作っていくのです。

 


しかし、 これは日本だけがやっても効果はほとんどありませんので、 できるだけ多くの国々と連携しなければなりません。
なので、これにはかなり時間がかかるかもしれませんが・・・


でも少しづつでも、できる限り早く、前に進むべき!と考えます。

 


先日、NHKの討論番組で、 台風19号の被害対策をテーマに各党の代表が議論しました。 司会者が、今後、台風は巨大化し
、そうなると今回のような大災害が多くなっていくと言われるが、 その対策として取り組むべきことはありますか? というような質問に対して、


国連でスピーチしたスウェーデンの高校生グレタさんを引き合いに だして温暖化阻止の対策の緊急性をを訴えたのは、共産党でした。


他の党はそれにまったく反応せず、守りの対策、設備、施設、 情報の強化や、援助に関するお金のことばかり。
災害の元を絶つ、 という根源の対策への議論にはなりませんでした。


共産党は、この国は、なんと、また新しく( 温室効果ガスをばらまく)石炭火力発電所を作ろうとしているし、 日本は温暖化阻止対策において先進国では最低レベルで本当に恥ず かしい!と政府を批判していました。


本当にそのとおりだと思いました。 最初はどこの党も根源の議論である温暖化阻止対策の事なんて言わ ないのかもしれない。と思ってましたが、共産党さん! よくぞいってくれました❗


共産党というと、共産党国家の中国や北朝鮮のように、 市民から自由を奪い、奴隷のように縛り付け、 党の幹部たちや軍部がぬくぬくと既得権益の為、 この人たちのエゴで運営する国家にしてしまう政党。


というイメージですが、今回のことに関しては称賛いたします。


でも共産党は、国会議員の数は大変少ないので、 国政を動かすほどの力はありません。


何より、政府与党が温暖化阻止の対策に本気で舵を取らなければ、 まったく前に進まない、根源を絶つ、 という根本的対策ができないのです。


今の政府、与党は、それでも経済成長を何より優先して、 日本が災害で沈没寸前になるまで、 あるいは後戻りができなくなるタイムリミット10年を過ぎるまで なにもしない気でしょうか?
もしそうだとしたら、これは愚か者! としか言いようがありません。


とにかく、 ドミノ倒しの灼熱の世界になるまでのタイムリミットは10年。 こう主張する科学者のいうことを聞き入れて、できるだけ早く、 対策を行えば温暖化を阻止できる可能性のあるというなら、 全力でやってみるべきです❗


そして世界と連携して、 世界をリードするほどの温暖化阻止の先進国となってほしい! と願っております。

 

 


さて、雨の10月、畑の状況ですが、やはり、葉物、 根菜類を主体に台風19号のモーレツ豪雨と暴風の被害額を受け、 その後も雨や曇り日ばかりで、日照不足もあり、 生育かんばしくありません。 でも浸水被害はないので全滅というレベルではありません。 天気がよくなれば回復しそうな感じです。
ただ気になるのは、台風のあとに害虫被害が増えることです。 かなりやられてます。


暴風、モーレツ豪雨で作物は葉が痛め付けられて傷だらけになり、 生命力が落ちます。そこをねらって、
台風で外部から飛んできた害虫も含めてやられると考えられます。


そして、暴風は畑の生態系を乱す可能性があります。
でも作物も害虫にやられないようにがんばっているようです。 天気の後押しがほしいところです。


今後の天気の回復、秋晴れが訪れてくれることを願うばかりです。

 

 


🍉🌿🍐☘🥕🌾🥔🍆🍈🥜🥒


✦✦今、収穫してます!✦✦
            収穫情報


🌰🍀🍅🍍🌶🌲💐🌽🍎🍏🍌


(2019.10.29現在)

 


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↑里芋、なばな
里芋は収穫期になりました。なばなは来年早春(2〜3月) が収穫期です。


富士宮農場)

 

 


🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、人畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。 なのでご注文に応じられないことがあります。

 

 


🌿《葉物野菜》
★小松菜


★おろぬき若菜(すぐき菜


パクチー


九条ネギ

 


🥔《根菜、イモ類》


こかぶ


新ショウガ


ラディッシュ


★里芋


★海老芋


★竹の子芋


★八つ頭


さつまいも(鳴門金時)


さつまいも(パープルスイートロード)


🌽《果菜、その他》


★ミディトマト、ミニトマト
(まもなく終了)


★大豆


次郎柿(まもなく終了)


渋柿(まもなく終了)


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》


大根、人参、赤カブ、大和芋、根深

 

 


😯✦大自然力農法って何?✦🌟


           その31

 


(当園が実践する大自然力農法について解説いたします。)

 

 


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↑『緑肥、クロタラリア開花』


土壌に肥料成分NとPを供給してくれる作物。種取り初トライ!
                                                 (南部農場)

 


(前号からの続き)


あとがき


これまで、30ヶ月にわたり大自然力農法とはどんな農法なのか、 その理論、テクニックなど解説させていただきましたが、 大自然力農法とはどんな農法なのか?最後にぶっちゃけ簡単、 簡潔に言ってしまえば、

 


大自然力農法とは、大自然の力(太陽、雨、風、土を基盤に、 雑草、微生物、野生生物、動物) を尊重しそれらを最大限にフル活用させていただき、 自然保護や人間の健康を第一とする農作物を生産することを追究す る農法です。

 


さて、この大自然力農法ですが、この農法は今後、発展するのか? どうなのか?これから先の未来展望について 述べさせていただきます。

 


今、巷で主流となっている農法は、ビニールで太陽、雨、 風を遮断(LEDの光で育てる野菜工場も増えてきました)し、 土を使わない水耕栽培や、殺菌剤、除草剤、 殺虫剤などの農薬をたくさん使い、雑草、微生物、野生生物、 動物を遮断、抹殺させ、人工操作した種を用い、収量、 収益第一とする農法です。


この農法の特徴は、化石燃料の石油をふんだんに使う(ビニール、 プラスチック類、大型農業機械の燃料)ということ。


また、種は遺伝子操作技術を使い、形が均一、 虫食いのなく表面的にきれい、 遺伝子組み換えで除草剤をまいても枯れないようにして大量生産を 可能にしたという点です。 この農法はバブル高度経済成長とともに伸びてきました。
今、このような農法が農業のほとんどの部分を占めているのです。


これは、 まさに大自然力農法とは真逆なことを実施して栽培する農法です。

 


どちらがいいのか、悪いのか? これは人それぞれの価値観によって分かれますので、 成否の判定はつけられません。

 


しかし今後、価値観を変えなければならないようなことで、 世界の状況が大きく変わる可能性がでてきたのです。

 


これまで、世界各国は産業革命以後、石炭、石油、 などの化石燃料をふんだんに使い始め、 温室効果ガスのCO2を年々多量にばらまいてきました。


日本でも多数の企業の儲け第一主義の行い、 これを後押しする政治家と彼らを支持する有権者のなにより経済発 展、経済第一という政策、考え方や、 一般市民の日常的な行いにより、限りある資源である石炭、石油、 天然ガスなどの化石燃料を湯水のようにふんだんに使い、燃やし、 ゴミを増やし、 それによってできる温室効果ガスCO2を大量にどんどんばらまい てきました。


しかし、 CO2ばらまきの増加と共に地球温暖化が年々どんどん進み、
もはや今、 科学者の指摘している10年以内に完全な対策を打たなければ後戻 りのできない大変な、人類は危機的な状況になってしまう、 というレベルになってしまったというのがその要因です。

 


その根拠は、科学者の指摘どおりの状況、すなわち、
近年、世界のあちらこちらで温暖化が原因でおこるモーレツ豪雨、 モーレツ猛暑、 パワーアップする巨大化台風の被害などの異常気象がどんどんひど くなり、頻繁になってきていることからも明らかです。


また、北極、南極、世界各地の氷河、 シベリアの永久凍土も実際にどんどん溶けだしており、 それによって海面が上がり、 太平洋の小さな島国が大変困っている状況で、 この状況は温暖化が進めば氷はどんどん溶けて、 やがて日本など世界各国にも水没などの被害を与えると指摘されて います。


それだけではありません。ビニール、 プラスチックゴミの海洋汚染がどんどん進み、 海水温の上昇と共に海の生態系が危機に直面しているのと並行して 、この状況からして、
まさに今、災害、食料危機、 灼熱地獄などで人類に危機がだんだんと迫ってきているのです。

 


科学者は、この先10年以内に石油、石炭、 天然ガスなどの化石燃料の使用をやめるなどの対策をしなければ、 シベリアの永久凍土が溶けだして、 そうなると地下に眠っていた温室効果力が非常に強い( CO2の25倍とも言われる)メタンが放出するようになり、 こうなったらもう大変、この地球は、 後戻りのできないドミノ倒しのように温暖化が進み、 灼熱の世界になり、 そうなってしまったらもう何をしても温暖化を防ぐことはできない だろうとまで言っているのです。

 


これは何を意味しているのでしょうか?
そうです、まさにこれは人類存続の危機を示すのです。 これから先の10年(2029年まで) の人類の行い次第によって、 人類がその後存続できるかどうかが決まるのです。

 


スウェーデンの高校生グレタさんが泣きながら国連で世界の指導者 はお金儲けのことばかりで争って、いい加減にしてほしい、 もううんざり、この状況もうなんとかして!と訴えました。
次の時代を担う若者たちが危機意識を共有して悲鳴をあげてきたの です。


今まさに、人類が存在できるか否か(絶滅するか否か) の瀬戸際に迫ろうとしているのです。 それがあと10年のタイムリミットなのです。 そんなに長くはないです。のんびり遊びながら対策すればいい、 なんて言っていたらあっという間に10年たってしまいます。

 


このように、 これからの世界の状況は大きく変わりつつあるのです。

 


このような状況下、
できるだけ早く、 なんとかして皆で協力して温暖化を阻止しなければならない状況下 、
化石燃料をふんだんに使って温暖化に加担している今主流の農法は 、これから先どうなるのでしょうか?

 


今の日本の状況から言えることは、
まだまだ、10年後に迫る人類の危機を真摯にとらえている風潮、 雰囲気がないことからして、
少なくともしばらくはこの農法は主流の農業として存在し続けると 考えます。

 


一方、こんな状況下なら、自然環境にできる限り配慮する、 大自然力農法のような自然保護の農法がこれからもっと伸びてきて も良さそうなのですが、 でも実際はその気配はまったくありません。

 


なせなのでしょうか?
それは地球温暖化を阻止しよう!自然を守ろう! と本気で真剣な人が2019年時点ではまだまだ圧倒的に少ないと いうこと。また、なにより経済が大事と考え、 温暖化や温暖化対策を真っ向から否定し、 これまでやってきたことは変えない、変えたくない、経済発展、 経済第一という多数の企業、マスコミ、政治家、官僚、 一般市民がたくさんいることがその理由としてまず言えます。

 


そして、 プロ生産農家としての大自然力農法のような自然環境の保全型農業 は、生産量が低く儲からない、コストがかかり非効率、また、 虫食いの農作物はいやだ、 値段がスーパーのより高いのでまったく興味ないと考える消費者、 農業関係者が圧倒的に多いからです。


なので当面は、 日本ではあい変わらず化石燃料をたくさん使う現在主流の農法が外 国からの圧力や、 よほどのことが起きない限り続いていく可能性はかなり高いと考え られます。
(2019年時点で温暖化対策において先進国では、 日本は最低レベルの国です。)

 


確かに、 大自然力農法のような自然環境にできる限りやさしい農法は、 今主流の農法と比べれば、コストがかかる、儲からない、 その分は農業経営を続けるために値上げせざるおえない事もありま す。
農薬を使わないので、 作物によっては虫食いのものもでてきてしまいます。

 


でもそれで、コスト第一、儲け第一、みてくれ、 値段で切り捨ててしまうというのはとても残念です。

 


大自然力農法のような自然保護と健康第一とする農法を少しでも多 くの人が認識し協賛し、自然保護の重要性、 温暖化阻止の考えを共有してくれたら、と願いつつ、 この農法を追究して30年近くになりますが、 多くの人々の考え方は以前とほとんど変わっていないどころか、


この約30年の間に生活不安定な非正規雇用者は増え、 正規雇用者でも一部の大企業を除いたら大部分の人々の給与は上が らないのに、消費税は上がり、年金は減らされ、 支給年齢は上がり、介護保険料は増えるなど、将来、 老後の生活費の不安がますような社会になってしまった( 政治の責任でもあります)ので、


安ければそれで良い、という風潮が増してきて、 ますます自然環境にやさしい有機農法大自然力農法のような農法 にもあまり興味を示さなくなってしまったと実感します。

 


経済、すなわちお金ももちろん大切ですが、 それ以上にたいせつなのことの1つが人間の生活の基盤である健全 で豊かな自然環境、地球環境のはずであり、 それによって日々の生活が確保されるわけでありますから、 これがなければそもそも生活はできない、成り立たないのですし、 豊かな自然環境、地球環境がなければ経済活動、 すなわち経済発展、お金儲け自体もできなくなるのです。

 


すなわち、経済、経済発展のことは自然環境、 地球環境保護のあとにくるべきものだったのです。


今、人々は自然環境保護、自らももちろん若者、 今の子供たちの未来のために行動をおこす段階に入ったのです。


これからの10年、
モーレツ猛暑、モーレツ豪雨災害、 モーレツ台風災害などの異常気象の状態がこれ以上加速しない対策 、行動を実行し、自然環境、地球環境を保全、確保してこそ、 すなわち化石燃料をたくさん燃やし始めた約100年以前の自然環 境レベルに戻してこそ、あるいは使用をほぼ止めて、 生活が安全にできる自然環境を守ってこそ、その上で、 次に経済の問題を進めるべきなのです。

 


しかし、残念なことにこの考え方は多くの場合、 否定されてきたのです。これからも否定される可能性は高いです。


今の多数を占める温暖化阻止対策をしようとしない、 あるいは否定する社会的な傾向が、これから先も変わらず、 タイムリミット10年以内にほとんど対策を打たない、 ということになれば、
これはすなわち、 灼熱地獄から人類の危機に続くことになる可能性は高く、 そうなればこれはとても本当に残念で悲しいことです。

 

 


過去の100年以前。 あるいは産業革命以前は人間は自然を破壊して来ませんでした。 よって自然環境が健全だったので経済発展第一でも良かったのです 。でも今はもう自然環境が限界に近くなっているのです。 もはや100年〜200年前の考え方は、 これからは通用しなくなりつつあるのです。

 


このことに気付き始めている人が、 しだいに多くなってきていると推測していますが、 でもあい変わらずまだまだ少ないのです。
(だから多くしなければなりません。)


経済発展よりもまず自然環境を守ること、 安全な農作物のたいせつさを共有する人が少しでも増えて欲しい! と願ってこれまで30年近く農園を経営させていただいてきました が、


しかし、やはり値段が安ければ良し、みため良ければそれで良し、 経済、お金が第一、 自然環境を守るなんて他人事であまり関係ない。めんどくさい、 という人がかなり多いですから、 そうでない人が増えているとはいえ、まだまだ少数派なのです。

 


よってこの状況下では、この先も、 プロ生産者としての大自然力農法のような農法に未來はまったくな いと言えます。


温暖化は大自然力農法のような農法にとってはとくにマイナス面も 多く、
たとえば、除草剤、殺虫剤、殺菌剤を使わない農法なので、 猛暑で雑草が年々ひどくなって草取りの仕事が多くなってくるし、 病害虫も暑さによって増えるので作物への被害は増し、この上に、 初夏から秋、一年の半分近くは異常に暑くなり、 したがって外で仕事するのも辛くなり、
これにモーレツ台風、モーレツ豪雨、 モーレツ猛暑で農作物の被害は増すばかりで生活は苦しく大変にな る一方なのです。これでは未来など、あるわけがないのです。

 

(次号につづく)

 

 

 


泉里農園だより 10月29日号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町


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