泉里農園ブログ21,11,28号配信致しました!☺️よろしくお願いいたします(^.^)

 

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☀泉里農園ブログ🌻21.11,28号🍓
🍏🌽🍅🍉🍈🌰🌿🌾🌳🥜(毎月、最低1回発行)  

 


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↑10月に種まきした冬野菜
小松菜、白菜、ホウレン草、水菜、赤かぶ、コカブ、 大きくなりました。
                                          (富士宮農場)

 

 


🍅🌾🌳☀農園便り🌱🍎🌽🌱


『11月の畑』
11月も後半となり、まもなく師走の年末。新年、 2022年スタート!まであと1ヶ月あまりとなりました。 今は2021年は第4コーナー、ラストスパート
といった状況ででしょうか?


ところで最近は暖かいより、寒〜いの割合が多くなってきました。 冬の使者が次々とやって来て、 秋の住人がどんどん引っ越ししているというような状況でしょうか ね。


温暖化が進み、いずれは冬が消える可能性がありますが、 それは100年先か?50年先か?それとも数年先なのか? さだかではありません。


それは今の人類の意識、行動次第なのでしょうが、 先日閉幕したCOP26では、とりわけ大きな進展、変化はなく、 まだまだ世界各国の危機感が共有化されていない、 温度差があるという感じでした。 ということは冬が消える時期は早くなる可能性のが大きいというこ となのか?


日本はまたまた前回と同様に化石賞を受賞。 世界で温暖化対策の意識が低い国トップクラスの位置をキープしま した。


さて、これから冬になりますと、適度な低温(凍らない程度) では葉物野菜は身がしまり、甘味か増して美味しくなりますが、 適度を超え凍結するようになると成長は止まってしまい、 より低温の氷点下、 マイナス温度になると葉の柔らかい野菜は葉が凍結枯れとなります 。


例えば白菜、ネギ(白い部分は大丈夫)、春菊、小松菜( 大きくなれば大丈夫)、レタス、かぶ、青首大根など。


一方、氷点下でも枯れない野菜は、ケール、キャベツ( 小さいと枯れる)、なばな、ホウレン草、ブロッコリー、 白首大根(地上に出ない大根)、高菜、水菜(昔の品種) などです。


氷点下で枯れないといっても、―20℃ 以下となると上記の野菜はほとんど枯れるかもしれません。


氷点下で枯れる、枯れないとデジタル的に2つに分けましたが、 実は枯れない限界点の温度は、野菜の種類よって多少違うのです。


氷点下で枯れる、 枯れないの間のグレーゾーンに位置する野菜もありますし、 同じ品種の野菜でも栽培している土壌や種の質(F1、在来種、 自家採種、ゲノム編集種、遺伝子組み換え種) の違いによっても大きく変わります。


あと、 数日単位の温度変化の大小によっても野菜の状況は大きく変わりま す。人間も暖かい、 寒いの急激な変化で体調をくずすことが多いですが、 野菜も同じなのです。


比較的寒さに強い野菜でも、暖かい日がずっと続いていて、 ある日急に氷点下になると一気に枯れてしまったことが過去にあり ます。

 


野菜は温度に大変に敏感なんですね。 それはイコール野菜の品質にも大きく影響を受けることになります 。


また、地上部と地下の状況はかなり違います。 地表に近い部分の温度は地上とほぼいっしょですが、 地下深く入るほど、 温度や温度変化は地上と大きく変わってきます。


地上だけでなく、 地下にできる芋類や根物野菜も温度に対してとても敏感なんです。 芋類、根菜で寒さにとくに弱い作物は、さつまいもで、 次にショウガ、里芋と続き、そのあと山芋、じゃがいも、 人参は氷点下でも腐らず保管できます。


さつまいもの保管温度は13〜15℃です。( 逆に温度が高いと芽をだします)
さつまいもは地表すれすれの地下数センチから30センチ以内にで きますので、( 栽培部分を山状にする高畝栽培では地表面の平均高低レベルより当 然高くなりますから地上なのかもしれませんが)


地上が氷点下になると、 土を被った地下のさつまいもの周囲は地上より若干高い温度でしょ うが、保存適温の13〜15℃ よりはるかに低い状況下となりますし、 地表に近い部分の芋の一部は凍結します。

 


こうなるとさつまいもは、なすすべなく
腐りだします。 里芋もショウガも地上が氷点下になると腐りだします。
こうなると、 もはやまずくて出荷などはできませんから仕方なく廃棄することに なります。


なので芋を腐らないようにするには、 地上が氷点下になる前に全部収穫して暖かい場所で保管しなければ なりません。


今、正にその時期に入りました。氷点下が迫っております。 さつまいもは地下約1,5m以上の穴を掘り、 そこに容器に入れたさつまいもを置いてその上に保温材、 その上に枯れ草、生草、ワラ、土を被せます。草を刈り、 これらを準備しなければなりません。


ショウガ、里芋は地下1,2mほどの穴で枯れ草、 生草を敷いてその上に芋、ショウガを置いてその上に枯れ草、 生草を被せ
その上に土を被せます。


これはかなりの重労働になります。でも
気合いで気温が氷点下になるまでにさつまいも、ショウガ、 里芋は全部収穫して地下に保管させるしかありません!(^_^; )

 

保管温度を自動で13〜15℃ の最適温度に保つ貯蔵機器も販売されてますが、高額ですし、 それより温暖化の影響からか、さつまいも、 里芋の芋本体を地下で食い荒らす害虫が増えているので、 温暖化がより進むと何年後かさだかではありませんが、 虫食いだらけの芋ばかりとなるかもしれません。( 10年ほど前まではこんな害虫にやられるなんてことありませんで したよ)


害虫にひどくやられると出荷はできなくなり、 廃棄するのにまた一苦労することになります。 ということで無農薬でのさつまいもの栽培は先々不可能になる可能 性がかなりあります。


逆に言ったら、農薬を使う一般的な慣行農法では、 温暖化が進むほど農薬を多くあるいは強烈な農薬を使うことになる ので、土はますます疲弊し、 それをなんとかしようと温暖化の原因の一つとなっている化学肥料 を多く投入するというますます温暖化を後押しする行為に走ること となるので、まったくどおしようもない状況となるのです。


今後、 虫害がよりひどくなれば当園はさつまいもの出荷栽培は取り止めに しますので、機器を買ってもムダになることになります。
なので昔ながらの穴掘り貯蔵でいくしかありません。

 

 

という具合で、氷点下になるのが早く来ないこと願いつつ、 できるだけ早く芋、ショウガを全部掘り、 貯蔵を完了させるべく、とにかく今、かなり忙しい状況です。

 

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✦✦今、収穫してます!✦✦
            収穫情報


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(2021.11,28現在)

 

 


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↑ニンニク
ビニールマルチを使わないので、雑草がたくさん生えます。でも雑草を完ぺきに
取る必要はありません。ニンニクと共生できれば良い。雑草は土や土の肥料分の流失を抑えてくれるので、良いこともしてくれます。


ビニールマルチすることで、雑草取りの作業が減り、楽になります。また保温効果で生育が進みます。なので多くの農家さん、家庭菜園でこれが使われます。
でもビニールマルチは温暖化を進め、海洋汚染にも関わり、また土壌の肥沃化に何もプラスにならない物です。

できる限り作物を栽培することで環境があまり壊されない農法、いわゆる持続可能な農業の追究はまだまだマイナーすぎるかもしれませんが、これが当園の農業です。


                                             (南部農場)

 

 

 

🌟以下の農作物は農薬、化学肥料、家畜糞尿、 ビニールマルチを一切使わない、 自然露地栽培の大自然力農法により栽培されています。


🌟★印は自家種100%です。★50は自家種50%です。 表示ないものは全て在来種(子孫継承がほぼ100%できる種) 伝統種の野菜です。


🌟(少)の表示は、収穫量が少ない、 あるいは少なくなってきた場合です。

 


🌿《葉物野菜》


★小松菜


★高菜


九条ネギ


パクチー


わさび菜

 

ホウレン草


水菜


チンゲン菜

 

 


🥔《根菜、イモ類》

 


★ショウガ(金時)


コカブ


赤かぶ


首大


★人参


金時人参


★竹の子芋


★エビ芋


★里芋


★八つ頭


★さつまいも(なると金時


★さつまいも(紫)


🌽《果菜、その他》

 


★大豆


ハブ茶

 


🌱《この先1ヶ月以内に新しくでてきそうな作物》
山芋(大和芋)、新大豆、白菜?(虫害で遅れる)さつまいも( 紅はるか)?(生育不良)

 

 


😯✦今月のピカ🌟イチ❗◆


(今月旬となった収穫作物で特に元気な作物を1つを紹介します)


❇️今回のピカイチは、青首大根です。

 


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↑大根畑
富士宮農場)

 

 


料理法の定番は😊
大根ステーキ
( 大根をステーキほど厚く切りステーキのようにフライパンでフタを してそのまま焼き、最後にお好みのタレをかけていただきます)


おでん、汁物、おろし、ぶり大根、イカ大根、 などにお使いいただけます。

 

          
                            
泉里農園だより 2021,11,28号(毎月最低1回発行)
(編集、発行)泉里農園


(農園所在地)静岡県富士宮市山梨県南巨摩郡南部町


(メールアドレス)
izumisatoyasaien@gmail.com